券外務員に合格したあとの手続き|外務員登録の流れと更新研修の受け方

証券外務員試験に合格したあと、自分で出す書類があるのかどうかは、調べてもなかなか出てきません。検索すると5年ごとの更新研修といった先の話が並び、いま何をするのかが書かれていないためです。この分かりにくさは、手続きの主語が本人ではないところから来ています。

この記事では、合格から外務員登録、登録後の更新研修で当日に何をするのかまでを、本人が動く場面と会社が動く場面に分けて並べます。根拠は金融商品取引法の条文と、日本証券業協会および試験会社が公表している記述に限りました。

なお、本記事は「証券外務員ナビ」の一部です。仕事の内容やキャリアの全体像から確認したい方は、まず証券外務員ナビをご覧ください。

もくじ

合格した日に、本人が出す書類はない

登録を受けなければならないのは、あなたではなく会社

試験に合格しても、その日に本人が出す書類はありません。

外務員登録の義務を負っているのが、合格した本人ではなく、その人を外務員として使う会社の側だからです。金融商品取引法第64条第1項は、登録を受けなければならない者を金融商品取引業者等と定めています。

同項は、勧誘員・販売員・外交員その他いかなる名称を有する者であるかを問わず、その役員または使用人のうち外務員の職務を行う者について、氏名・生年月日その他内閣府令で定める事項を外務員登録原簿に登録を受けなければならない、としています。

登録原簿に載るのは個人の氏名や生年月日です。それでも、登録を受けなければならないと書かれている主語は会社のほうです。合格した本人が自分の名前で登録を申請する経路は、条文に置かれていません。

ですから、合格の翌日に本人が動く場面は、制度の側に用意されていません。

合格から外務員登録までの経路を本人・会社・監督官庁と協会の3つのレーンに分け、本人のレーンから書類が出ていかないことを示した図

申請書の提出先は内閣総理大臣

会社が出す登録申請書の宛先は、監督官庁です。同条第3項は、登録を受けようとする金融商品取引業者等は登録申請書を内閣総理大臣に提出しなければならない、と定めています。

実際の登録に関する事務は、内閣総理大臣からの委任を受けて日本証券業協会が行っています。更新研修の案内が協会から所属先を通じて届くのも、同じ経路の上の話です。

本人、会社、監督官庁と協会という三者のうち、書類が動くのは後ろの二者のあいだだけです。

登録が済むまでは、外務員の職務を行えない

逆にいえば、登録が済むまで外務員としての職務は始まりません。

同条第2項が「金融商品取引業者等は、前項の規定により当該金融商品取引業者等が登録を受けた者以外の者に外務員の職務(同項各号に掲げる行為をいう。以下同じ。)を行わせてはならない。」としているためです。

合格していても、登録が済んでいなければ職務は行えません。この一点が、合格した状態と登録された状態の差です。

合格は職務を行うための条件の一つであって、それだけで職務が始まるわけではありません。

参考:e-Gov法令検索「金融商品取引法」

合格したあと、手元に残るもの|合格証は発行されない

紙の合格証は発行されない

合格しても、合格証にあたる書類は届きません。日本証券業協会は保有資格や処分状況の確認方法を別に案内しており、合格の事実は協会側の記録として管理されています。

本人の手元に残るのは、受験後に試験会社から提供されるスコアレポートです。一般受験(プロメトリックに直接申し込んだ場合)であれば、試験終了後の翌営業日中に案内のメールが登録したアドレスへ届き、参照用のポータルからPDFで保存できます。勤務先を通じて受験した場合は、結果の受け取り方が所属先の運用によって変わります。

合格証が届かないので何か手続きを忘れているのではないか、と考える必要はありません。届かないのが通常の状態です。

参考:日本証券業協会「保有資格・処分状況の確認方法」

参考:プロメトリック「スコアレポート」

合格の事実は、協会の名簿に残る

本人の手元に紙が残らない代わりに、記録は協会の側にあります。日本証券業協会の外務員等資格試験に関する規則には、協会が試験の合格者の名簿を作成する旨の定めが置かれています。

あとから所属先が登録の手続きを進めるときに前提になるのは、この協会側の記録です。本人が合格証を提出して証明する、という形にはなっていません。

スコアレポートはPDFで保存しておく

手元にすぐ出せる記録はスコアレポートなので、案内のメールが来たらPDFを保存しておくと確実です。

就職や転職の場面で、合格の時期や種別を書く機会はあります。記憶をたどって書くより、手元の記録を見て書けるほうが早く済みます。

見つからなくなった場合でも、確認する手段はあります。協会は、勤務先や転職先の人事部門を通じて確認する方法とあわせて、個人情報開示請求の手続に従って文書で確認する方法も案内しています(申請書の到着から回答書の発送まで、原則として7営業日程度とされています)。

試験当日から結果を受け取るまでの流れは試験の日程と申込みの手順にまとめています。

合格から登録までに、期限は置かれていない

資格の側に有効期限はない

合格して得た資格が、時間の経過だけで失われることはありません。

日本証券業協会が「外務員資格は、法令違反等による資格の取消し等がない限り、取り消されることはありません。」としているためです。

何年か置いてから金融機関に入る、という順序でも資格は残ります。

早く登録しないと合格が無効になる、という仕組みではありません。

登録の申請期限は、本人に課されていない

合格から登録までのあいだに、本人が守るべき期限もありません。

登録の義務を負うのが会社の側である以上、期限も会社と監督官庁のあいだの話になります。

所属先が決まっていない状態で合格した場合、登録の話はそもそも始まりません。始まるのは、外務員の職務を行う立場になったときです。

合格したまま登録を受けていない状態は、制度の上でおかしな状態ではありません。

登録を受けていないあいだは、更新研修の対象にもならない

登録がない状態では、研修の義務も生じません。

協会が「現在、協会員に所属していない方は、受講対象者ではありません(外務員資格が取り消されることはありません)。」としているためです。

合格しただけで5年ごとに研修が必要になる、という説明を見かけることがありますが、対象は登録を受けている人です。

登録していない期間は、資格を持ったまま何も起きない期間だと考えて差し支えありません。

注意

ここで「期限がない」と言えるのは、合格から登録までのあいだの話です。登録を受けたあとは、あとで見るとおり期限が動き出します。

資格が失効する条件そのものは資格の有効期限と失効の条件で扱っています。転職で所属先が変わるときに登録がどう動くかは制度で決まる進路の分かれ道にまとめました。

時計が動き出すのは「登録を受けた日」から

周期を数え始める点は、登録を受けた日にある

更新研修の周期は、合格した日ではなく登録を受けた日から数えます。

協会が「外務員登録を受けている方は、原則として、外務員の登録を受けた日から5年毎に受講しなければなりません。また、新たに外務員の登録を受けた方及び再び外務員の登録を受けた方は、原則として、180日以内に受講しなければなりません。」としているからです。

合格から何年か置いて入社した場合でも、周期が数え始められるのは入社後に登録を受けた日からです。合格した日そのものが期限になることはありません。

合格日の軸には周期の目盛りがなく、登録日の軸にだけ180日と5年ごとの目盛りが並ぶこと、および合格から2年の特例の窓を示した図

1回目は原則180日以内。ただし合格して間もない人には特例がある

登録された直後に1回目が来て、そのあとが5年ごとの周期になります。5年ごとという言葉だけを見ていると、この最初の1回を見落とします。

ただし、協会の記述には「原則として」が付いています。

注意

協会員の外務員の資格、登録等に関する規則は、受講義務を定めたうえで、細則に定める者についてはこの限りでない、という但し書きを置いています。その細則が資格更新研修の特例として、受講義務期間の初日前2年以内に外務員資格試験に合格した人と、受講義務期間内に合格した人を受講義務の対象外としています。

合格してから間をあけずに登録を受けた場合は、この特例に当たることがあります。実際に対象外になるかどうかは所属先と協会の側で判断されるので、案内が来ないときも自分で結論を出さず、所属先に確認してください。

つまり、合格した日は周期の起算点にはなりませんが、この特例に当たるかどうかの判定には効いてきます。一度離れて再び登録を受けた場合も、同じ枠組みで扱われます。

重要ポイント

周期を数え始めるのは、登録を受けた日から。1回目は原則として登録から180日以内、以降は5年ごと。ただし合格から間もない時期に登録を受けた場合は、細則の特例により1回目の受講義務が生じないことがあります。

更新研修で本人がすること|案内に応じて期限内に修了する

申し込むのは本人ではない

受講の案内も日程も修了の確認も登録を通じて動くので、更新研修を本人が協会へ直接申し込む形にはなっていません。オンラインでの受講案内でも、申し込みは所属企業の申込担当者へ問い合わせるよう示されています。

本人がするのは、所属先から届く案内に応じて、期限内に受講し修了することです。受講の予約も日程の指定も会社側で進むので、本人の側の動作はここに集約されます。当日に何をするのかは、次の章で順に見ていきます。

参考:プロメトリック「資格更新研修(オンライン)のご案内」

受けなかった場合は、停止と取消しの順に進む

受講しなかったからといって、その場で資格が消えるわけではありません。

協会が「本協会の規則に定められた一定の期間内に研修を受講・修了しない場合、外務員資格が停止されます。さらに、資格停止期間中に研修を受講・修了しない場合、外務員資格はすべて取り消されます。」としているからです。

まず停止が置かれ、その停止期間中にも受講・修了しなかった場合に取り消されます。段階を飛ばして、受けないと資格が消える、と説明されることがありますが、あいだに停止が入ります。

順序を知っておくと、案内が届いたときに何が起きているのかを把握できます。

そもそも資格の側に有効期限があるのかという結論は証券外務員資格に有効期限はあるのかで扱っています。

参考:日本証券業協会「外務員」

更新研修の中身|オンラインで動画を見て、理解度を確認するテストに答える

2025年1月に、受講の方法がオンラインへ一本化された

更新研修は現在、勤務先や自宅のパソコンから受けます。

日本証券業協会の事業報告書によれば、2023年12月に指定会場での受講に加えてオンラインでの受講ができるようになり、2025年1月にオンラインでの受講へ一本化されました。会場に出向く形は、いまは残っていません。

注意

会場のパソコンで受ける、私物はすべてロッカーに預ける、メモ用のホワイトボードを借りる——といった説明が、いまも検索結果に残っています。これらは一本化される前の会場受講の運用で、現在の受け方とは違います。更新研修について調べるときは、その情報が2025年1月より前のものかどうかを先に見てください。

受講にはWindowsのパソコンが要ります。試験会社の案内では、スマートフォン・タブレット・macOS搭載のパソコンでは受講できないとされています。研修中は音声が流れますが、内容は字幕でも表示されるため、ヘッドホンがなくても受講は可能です。

参考:日本証券業協会「事業報告書等」

当日の流れ|案内のメールから結果の通知まで

受講日の2営業日前に、予約時に登録されたメールアドレスへ案内のメールが届きます。予約番号とキーコードが書かれていて、この2つがないと受講を始められません。

案内のメールを受け取る(受講日の2営業日前)

予約番号(半角数字8桁)とキーコード(半角英数字8桁)が記載されています。前営業日になっても届かない場合は、試験会社のカスタマーサービスに問い合わせます。

受講を開始する(予約した日付の9時〜18時)

開始できるのはこの時間帯だけです。制限時間は120分で、画面に残り時間が表示されます。

研修の動画を見る

研修には動画の視聴が含まれます。早送りや巻き戻しはできません。

理解度を確認するテストに答える

動画を見たあと、内容の理解度を測るテストを受けます。設問の下のボタンから参考資料のPDFを画面に呼び出し、見ながら解答できます。

結果の通知を待つ(受講日の2営業日後以降)

結果は所属企業の申込担当者から通知されます。本人が試験会社に問い合わせても、内容や得点は答えてもらえません。

残り時間が尽きると受講は終わりますが、尽きるのを待たずに自分で終えることもできます。

参考:プロメトリック「資格更新研修(オンライン)のご案内」

中断もやり直しもきかない

受講の途中で中断することはできません。手洗いなどで席を離れる場合は画面をロックするよう案内されていますが、離れているあいだも時間は進みます。

時間内に終わらなかったときも、やり直しはできません。中断した時点の解答内容で採点され、結果の通知もその分だけ遅れます。

手元の資料を見ながら受ける形でもありません。画面に表示される参考資料以外の資料や情報を閲覧・参照することは、受講規定で不正行為と定められています。不正行為があった場合、その日の研修が未修了になるだけでなく、所属する会社や組織を通じて本人に対する調査が行われます。

重要ポイント

動画を見て、参考資料を見ながらテストに答える。これを120分のうちに終える。中断もやり直しもきかないので、当日は席を立たずに済む時間帯を選んでおくことのほうが、事前の勉強より効きます。

参考:プロメトリック「資格更新研修(オンライン)受講規定」

講義の本数・設問数・合格基準・受講料は公表されていない

研修がいくつの講義で構成されるのか、テストが何問なのか、どの水準で修了になるのかは、協会からも試験会社からも公表されていません。

受講規定には「合格基準」という語が出てくるので基準そのものは置かれていますが、その水準は示されていません。受講料も同じです。公表されているのは、ここまでに挙げた受講の手順までで、残りは所属先から届く案内で確認することになります。

事前に読み込んでおく教材も、指定されていません。協会が作成している「外務員必携」は外務員の職務に必要な法令・諸規則や商品業務をまとめた資料で、現在は電子書籍で販売されていますが、更新研修の教材として案内されているものではありません。テストのときに参照できる資料は、研修の画面のほうに用意されています。

参考:日本証券業協会「外務員必携」

受講した人のほとんどが修了している

日本証券業協会が公表している2025年度の数字では、受講者75,691名に対し、修了者は75,197名です。

日本証券業協会の事業報告書に、年度ごとの受講者数と修了者数が載っています。ただし協会は修了率という形では公表しておらず、割合で語られている数字はこの2つから計算されたものです。さかのぼれる年度を見ても、受講した人のほとんどが修了しているという傾向は変わりません。

身構える種類の研修ではない、ということです。案内が届いた日程で受けきることのほうが、中身の心配より重要になります。

参考:日本証券業協会「事業報告書等」

所属の形が違う場合|金融商品仲介業者の外務員

提出の経路に、所属協会員が一つ挟まる

金融商品仲介業者の外務員の場合も、本人が直接手続きをする形ではありません。日本証券業協会の金融商品仲介業者に関する規則は、金融商品仲介業者の外務員の登録申請書や登録事項の変更等の届出書について、所属協会員を通じて協会へ提出させる経路を定めています。

証券会社の外務員であれば会社が直接、金融商品仲介業者の外務員であれば所属協会員を通じて、という違いになります。どちらの場合も、本人の側は変わりません。

更新研修の枠組みも同じ

受講義務の枠組みも、同じ形で置かれています。

同じ規則が、金融商品仲介業者の外務員についても、外務員登録を受けた日後180日以内と、外務員登録を受けた日から5年目ごとの受講義務を定めているためです。

所属の形が変わっても、起算点が登録の日であることは変わりません。

独立して働く場合の登録の構造、契約の形、検討するときに確認する点は独立系の金融アドバイザーという働き方で扱っています。

いま確認しておけること

本人が動く場面と、会社が動く場面

合格から登録までのあいだで、本人が動く場面は限られています。

申請も提出も案内も、会社と協会の側で動きます。

本人の側でできるのは、スコアレポートを保管しておくこと、所属先が決まったら合格の時期と種別を伝えること、案内が届いたら期限内に受講し修了することです。会社の側は、登録申請書を提出し、研修の案内を取り次ぎ、期限を管理します。

二列に分けて置いておくと、自分の手元で止まっているものがないかを確認できます。

合格から所属・登録・更新研修までの時系列に沿って、本人がすることと会社がすることを2列で対照した図

種別によって、登録後に行える職務の範囲が変わる

職務の範囲は資格の種別に対応しているので、一種と二種では登録後に行える職務の範囲が変わります。

どちらを取るかは、所属先の要件によって決まることもあります。合格した種別は、登録の前に確認しておく項目にあたります。

種別ごとの違いは証券外務員とは何かで、どちらを取るかの考え方は一種と二種のどちらを取るかで扱っています。

証券外務員講座 伊藤亮太 講師
講師コメント

合格したあとに何もしなくてよい、というのは拍子抜けするかもしれませんが、制度としてはそれが通常です。手続きの主語がご自身でないぶん、できるのは記録を残しておくことに尽きます。スコアレポートと、あとで外務員登録を受けた日を控えておくと、更新研修の時期を人に聞かなくても分かるようになります。

証券外務員講座 伊藤亮太 講師

この記事のまとめ

合格したあとの手続きを、本人が動く場面と会社が動く場面に分けて整理しました。

合格した日に本人が出す書類はない。金融商品取引法第64条第1項が登録を受けなければならない者と定めているのは金融商品取引業者等で、同条第3項の提出先は内閣総理大臣
同条第2項により、登録を受けた者以外の者に外務員の職務を行わせることはできない。合格した状態と登録された状態の差はここにある
合格証は発行されない。一般受験(プロメトリックに直接申し込んだ場合)なら、手元に残る記録は受験後に試験会社から提供されるスコアレポートで、協会の側には合格者の名簿が作成される。見つからない場合は、協会の個人情報開示請求の手続で文書による確認ができる
合格から登録までに本人が守るべき期限はない。協会は「外務員資格は、法令違反等による資格の取消し等がない限り、取り消されることはありません。」としている
登録を受けていないあいだは更新研修の対象にもならない。協会は「現在、協会員に所属していない方は、受講対象者ではありません(外務員資格が取り消されることはありません)。」としている
180日と5年を数え始めるのは、合格した日ではなく外務員登録を受けた日。1回目は原則として登録から180日以内で、以降は5年ごと。ただし受講義務期間の初日前2年以内に合格していれば、細則の特例で1回目の受講義務が生じない場合がある
更新研修で本人がするのは、所属先から届く案内に応じて期限内に受講し修了すること。規則に定められた期間内に修了しないと資格が停止され、停止期間中にも修了しないとすべて取り消される
更新研修は2025年1月にオンライン受講へ一本化された。勤務先や自宅のWindows PCから、予約した日の9時〜18時のあいだに開始し、制限時間120分のうちに動画の視聴と理解度を確認するテストを終える
講義の本数・設問数・合格基準の水準・受講料は公表されていない。日本証券業協会の事業報告書で公表されているのは受講者数と修了者数で、2025年度は受講者75,691名に対し修了者75,197名

この記事のまとめ

この記事のまとめ

よくある質問

合格したら、自分で何か申請する必要はありますか?

ありません。金融商品取引法第64条第1項が登録を受けなければならない者と定めているのは金融商品取引業者等で、同条第3項により登録申請書の提出先も内閣総理大臣です。合格した本人が自分の名前で登録を申請する経路は、条文に置かれていません。

合格証は届きますか?

発行されません。手元に残る記録は、受験後に試験会社から提供されるスコアレポートです。一般受験(プロメトリックに直接申し込んだ場合)であれば、試験終了後の翌営業日中に案内のメールが届き、参照用のポータルからPDFで保存できます。勤務先を通じて受験した場合は、結果の受け取り方が所属先の運用によります。

スコアレポートが見つからない場合も、日本証券業協会が保有資格や処分状況の確認方法を案内しています。勤務先や転職先の人事部門を通じて確認するほか、個人情報開示請求の手続に従って文書で確認することもできます。

合格してから登録まで、期限はありますか?

本人に課された期限はありません。協会は「外務員資格は、法令違反等による資格の取消し等がない限り、取り消されることはありません。」としており、時間の経過だけで資格が失われることもありません。

就職していない状態で合格しました。5年ごとの研修は必要ですか?

必要ありません。協会は「現在、協会員に所属していない方は、受講対象者ではありません(外務員資格が取り消されることはありません)。」としています。対象は外務員登録を受けている人です。

更新研修の1回目はいつ来ますか?

協会は「新たに外務員の登録を受けた方及び再び外務員の登録を受けた方は、原則として、180日以内に受講しなければなりません。」としています。周期を数え始めるのは合格した日ではなく、外務員登録を受けた日です。以降は登録を受けた日から5年ごとになります。

ただし、この記述には「原則として」が付いています。協会員の外務員の資格、登録等に関する規則の細則が資格更新研修の特例を定めており、受講義務期間の初日前2年以内に外務員資格試験に合格した人と、受講義務期間内に合格した人は受講義務の対象外とされています。合格して間もない時期に登録を受けた方はこれに当たることがあるので、実際の扱いは所属先にご確認ください。

更新研修を受けないとどうなりますか?

協会は「本協会の規則に定められた一定の期間内に研修を受講・修了しない場合、外務員資格が停止されます。さらに、資格停止期間中に研修を受講・修了しない場合、外務員資格はすべて取り消されます。」としています。まず停止が置かれ、その停止期間中にも修了しなかった場合に取り消される順序です。条件のまとめは資格の有効期限と失効の条件で扱っています。

更新研修では何をするのですか?

勤務先や自宅のパソコンから受けるオンラインの研修で、研修の動画を見たあと、内容の理解度を確認するテストに答えます。制限時間は120分、開始できるのは予約した日付の9時から18時のあいだです。

2025年1月にオンライン受講へ一本化されました。会場に集まって受ける形を説明している情報は、それより前のものです。

更新研修のために、事前に勉強しておく必要はありますか?

指定された教材は案内されていません。テストのときは、設問の下のボタンから参考資料のPDFを画面に表示して、見ながら解答できます。

ただし、画面に表示される参考資料以外の資料や情報を見ることは、受講規定で不正行為と定められています。手元に本を広げて受ける形ではない、という点だけ押さえておいてください。

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