証券外務員試験の日程・申込方法・会場を完全網羅!CBT方式の注意点も解説

「証券外務員 試験日」で調べても年度別の日程表が見つからないのは、探し方の問題ではありません。この試験はCBT方式で、土日・祝日・年末年始を除き通年で実施され、出願は随時受付だからです。試験日は公表を待つものではなく、自分で決めるもの。この記事では、全国のテストセンターでの受験、受験手数料13,860円(税込)、予約できる期間、そして試験終了時に画面で分かる試験結果(正解率)まで、申し込みから当日までの流れを順に整理します。
なお、本記事は「証券外務員の試験ガイド」の一部です。試験や資格の基本情報から確認したい方は、まずこちらのページをご覧ください。
年度別の試験日程表は存在しない|CBT方式で通年実施
決まった試験日はなく、通年で受験できる
証券外務員試験に、年に数回の決まった試験日はありません。CBT方式で、土日・祝日・年末年始を除き、通年で実施され、出願期間は「随時受付」です。
受験者がテストセンターの空き枠を予約して受ける方式のため、一斉試験のような試験日・年度単位の申込締切・合格発表日という区切りが、制度として存在しないからです。
そのため「次の試験はいつか」を待つ必要がありません。逆に言えば、年度単位の締切がないので、自分で受験日を決めないかぎり、受験しないまま時間が過ぎることもあります。ただし「思い立った日にすぐ受けられる」わけでもありません。受験日ごとに予約の受付期間があり、この点は後半で扱います。
この試験の最初の一手は「申し込む」ではなく「受験日を決める」ことです。
CBT方式とは何か
CBTは Computer Based Testing の略で、コンピュータを利用して実施する試験方式を指します。
会場に用意されたコンピュータで解答するため、採点がその場で完了し、結果を試験終了時に受け取れる仕組みになっています。
紙の答案を回収して後日発表する方式との違いが出るのは、この「結果がすぐ出る」点です。結果の伝わり方は、この記事の後半で詳しく扱います。
日程の自由度と、結果の速さ。この2つがCBT方式の特徴です。

試験会場|全国のテストセンターから選ぶ
全国に設置されたテストセンターで受験する
試験は、全国のテストセンターで受験します。
CBT方式では、コンピュータと試験監督の体制が整った会場であれば、日を限らず試験を実施できるためです。
ただし、会場数や空き枠の状況は都道府県ごとに異なります。希望する日付と会場の組み合わせは、予約の時点で確認することになります。
勤務先や自宅から通いやすい会場を選べるのも、この方式の利点です。会場の所在地や空き枠の状況は、予約の窓口であるプロメトリック株式会社の案内でご確認ください。
受験手数料と申込の窓口
受験手数料は13,860円(税込)
受験手数料は13,860円(税込)です。二種・一種のいずれについても、この金額が示されています。
試験制度として定められた手数料で、受験の申し込み時に支払います。学習費用とは別に必要になる金額なので、講座の受講料と合わせて見ておくと予算を立てやすくなります。
窓口は「手続き」と「制度」で分かれている
一般の方の受験申込みは、日本証券業協会の委託先であるプロメトリック株式会社へ行います。試験の予約・受験料金の支払い・試験当日の手続きの窓口が、同社です。一方、試験制度そのものに関する問い合わせ先は、日本証券業協会になります。
手続きはプロメトリック、制度は日本証券業協会。窓口が2つに分かれていることを押さえておくと、疑問が出たときにどちらへ確認すればよいかで迷いません。
支払方法や領収書の扱いといった支払いまわりの細部は、予約の窓口であるプロメトリック株式会社の案内でご確認ください。

申し込みから受験日までの流れ
流れの骨格は4ステップ
受験までの流れは、次の順序になります。
二種を受けるか、一種を受けるかを先に決めます。求められている資格が勤務先で決まっている場合は、それに合わせます。
必要な学習期間を確保できる日付を選びます。日付が決まらないと、予約も学習計画も動きません。
プロメトリック株式会社が窓口です。予約には受付期間があるので、次の項で確認してください。
合格基準は70%以上。基準に届いてから受けるほうが、結果的に早く終わります。
一斉試験と違い、申し込みが先に締め切られることはありません。だからこそ日程は、待っていて決まるものではなく、自分で置くものになります。逆算の起点として、フォーサイトが示す標準学習期間の目安は、二種が1〜2ヵ月(学習時間の目安50〜80時間)、一種が1〜3ヵ月(同80〜100時間)です。入社日や配属日が決まっている場合は、その手前に受験日を置き、さらにその手前から学習を始める形になります。
そもそも証券外務員がどういう資格なのかから確認したい方は証券外務員とは、二種と一種のどちらを受けるかで迷っている方は一種と二種の選び方をご覧ください。

予約できるのは60日前から5営業日前まで
一斉試験のような年度単位の申込締切は存在しませんが、受験日ごとに予約の受付期間があります。日本証券業協会によれば、予約できるのは受験日から起算して60日前から受験日の5営業日前までです。
テストセンターの座席を先に押さえる方式なので、直前の駆け込み申し込みも、遠い先の予約もできません。
つまり「今日思い立って明日受ける」ことはできませんし、半年先の日付を今から押さえておくこともできません。スケジュールを引くときは、受験日そのものだけでなく「その5営業日前までに予約を済ませる」という締切も、あわせてカレンダーに置いておくと確実です。
締切がないのは年度単位の一斉締切の話であって、受験日ごとの予約の期限は存在します。「随時受付だからいつでも受けられる」と読み替えないでください。予約の具体的な操作手順は、プロメトリック株式会社の案内でご確認ください。
試験当日と結果|合否は試験終了時に分かる
試験時間と問題数
試験時間は二種が2時間、一種が2時間40分です。問題数は二種が全70問(300点満点)、一種が全100問(440点満点)です。
出題形式ごとの内訳は、二種が〇✕方式50問(各2点=100点)と五肢選択方式20問(各10点=200点)、一種が〇✕方式70問(各2点=140点)と五肢選択方式30問(各10点=300点)です。
合格基準は二種・一種とも70%以上。二種は300点満点のうち210点以上、一種は440点満点のうち308点以上です。
時間配分を考えるうえでは、配点の重い五肢選択方式にどれだけ時間を残せるかが鍵になります。

科目ごとの内訳と配点の重みは証券外務員試験の試験科目と配点、合格点の考え方は証券外務員試験の合格点で詳しく分解しています。
結果は試験終了時に画面で分かる
合格発表の日を待つ必要はありません。試験終了時の画面に試験結果(正解率)が表示され、正解率70%以上が合格の基準です。
CBT方式では、解答の送信と同時に採点が終わるためです。
画面で見た結果は、あとからメールでも受け取れます。試験終了後、予約時に登録したEメールアドレス宛に、試験結果(正解率)を記載した「受験結果通知」が送付されます。
ただし、勤務先(協会員)を通して申し込んだ場合は、所属先へ通知されます。会社経由で受験するときは、結果が自分の手元に届くタイミングが一般受験とは異なる点を見込んでおいてください。
結果がその場で確定するからこそ、「受けてみて様子を見る」より「基準に届く状態を作ってから受ける」ほうが、結果的に早い試験です。
当日の受付時間、本人確認書類、持ち物や持ち込みの可否、遅刻・欠席の扱いは、この記事では扱っていません。日本証券業協会自身が「受験に際しての詳細や注意事項等につきましては、プロメトリック(株)のウェブサイトをご確認ください」と案内しているとおり、当日の運用については同社の案内が正本になります。
不合格だった場合|30日ルールと次の受験日
受験回数に制限はないが、30日の待機期間がある
受験回数そのものに制限はありません。ただし不合格だった場合(欠席の場合は含みません)、当該受験日の翌日から起算して30日を経過する日までは、日本証券業協会主催のすべての試験を受けることはできません。
制度として、この間隔が定められているためです。
つまり、期限が決まっている状況では「不合格だった場合、次に受けられるのは30日の待機期間をおいた後になる」ことを前提に、最初の受験日を設定しておく必要があります。入社日の直前に受験日を置くと、やり直す余地がなくなります。
期限まで余裕がないほど、1回目で基準点を超える準備の価値が高くなります。不合格だった場合の立て直し方は証券外務員試験に落ちたらで扱っています。
受験日をいつに設定するか|逆算の考え方
必要な学習量から受験日を決める
受験日を先に決め、そこから学習量を逆算する。これが、この試験のいちばん素直な進め方です。
フォーサイトが示す標準学習期間と学習時間の目安は、二種が1〜2ヵ月・50〜80時間、一種が1〜3ヵ月・80〜100時間です。通年で受験できるため、必要な期間を確保できる日付を自分で選べます。
入社日が決まっている場合は、その手前に「不合格でも1回やり直せる余裕」を見て受験日を置く考え方もあります。不合格の場合は30日ルールがあるため、余裕を見るなら1ヵ月以上手前です。
締切のない試験では、締切を自分で置くところまでが逆算です。

1日あたりどれくらい確保すればよいか、社会人がどう時間を作るかは証券外務員の勉強時間で具体的に扱っています。独学と通信講座のどちらで進めるかを迷っている場合は、独学と通信講座の比較が判断材料になります。
講座の内容や受講料から検討したい方は、フォーサイト証券外務員講座と証券外務員講座の受講料をご覧ください。
この記事のまとめ
証券外務員試験の日程・申込・当日の流れについて、この記事で確認したポイントを整理します。
よくある質問
決まった試験日はありません。CBT方式で、土日・祝日・年末年始を除き、通年で実施され、出願は随時受付です。全国のテストセンターの空き枠を予約して受験します。ただし予約できるのは、受験日から起算して60日前から受験日の5営業日前までです。
全国のテストセンターです。ただし会場数や空き枠の状況は都道府県ごとに異なります。会場の所在地や空き枠は、予約の窓口であるプロメトリック株式会社の案内でご確認ください。
受験手数料は13,860円(税込)です。二種・一種のいずれについても、この金額が示されています。試験の予約と受験料金の支払いは、プロメトリック株式会社が窓口になります。
一般の方の受験申込みは、日本証券業協会の委託先であるプロメトリック株式会社へ行います。試験の予約・受験料金の支払い・試験当日の手続きは同社が窓口で、試験制度そのものに関する問い合わせは日本証券業協会になります。予約できるのは受験日から起算して60日前から受験日の5営業日前まで。予約の具体的な操作手順や当日の注意事項は、同社の案内をご確認ください。
試験終了時です。試験終了時の画面に試験結果(正解率)が表示され、正解率70%以上が合格の基準です。試験終了後には、予約時に登録したEメールアドレス宛に、試験結果(正解率)を記載した「受験結果通知」が送付されます。勤務先(協会員)を通して申し込んだ場合は、所属先へ通知されます。
受験回数そのものに制限はありませんが、不合格の場合は次の受験まで30日の待機期間があります。立て直し方は証券外務員試験に落ちたらをご覧ください。
二種は2時間・全70問(300点満点)、一種は2時間40分・全100問(440点満点)です。合格基準はいずれも70%以上で、二種は210点以上、一種は308点以上が必要です。科目ごとの内訳は証券外務員試験の試験科目と配点で分解しています。

証券外務員試験は、受験日を自分で決められる試験です。これは自由でもあり、難しさでもあります。私がおすすめしているのは、学習を始めるより先に受験日を仮置きしてしまうことです。日付が決まると、1日にどれだけ進めればよいかが自動的に決まります。逆算さえできれば、二種の標準学習期間として示されている1〜2ヵ月も、無理のない計画になります。