履歴書・資格欄の書き方

履歴書の右側にある「資格欄」。
この部分の正しい書き方はご存じでしょうか。一般的に、履歴書の右側には「免許・資格欄」があります。この欄は「自分のスキルや能力などをアピールできる」場所です。

そして、採用者側は、出身学校や学歴だけではわかりづらい、応募者の「即戦力」をこの欄から読み取ります。自分を売り込むためにも、履歴書の資格欄は、わかりやすく正しい方法で書きましょう。

この記事では、転職や就職の際、ライバルに差を付けるためにも大切な「正しい履歴書・資格欄」の書き方をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

履歴書は資格をアピールできる種類を選ぶ

実は、履歴書は1種類だけではなく、種類があるのはご存じでしょうか。そこで、「資格をアピールしたい!」という自分のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。履歴書の種類を簡単にご紹介しましょう。

JIS規格の履歴書

JIS規格(日本産業規格)の履歴書とは、国が定めている標準規格の履歴書です。学歴・職歴欄が多く、自己PR欄は少なめとなっています。

一般用の履歴書

一般用の履歴書は、趣味・特技・免許・資格など、自分をアピールできる欄が多めです。

転職用の履歴書

転職用履歴書の多くは、職務経歴書がセットになっています。さらに、退職理由欄を設けているものもあるのです。

パート・アルバイト用の履歴書

パートやアルバイト用の履歴書は、希望する勤務日や時間帯を記入できるタイプがあります。自分をアピールできる欄は少なめです。

自分の武器になる「免許や資格」をアピールしたい場合は、一般用が向いています。
転職歴で過去の実務経験をアピールしたい場合は、職務経歴書付きの履歴書もいいでしょう。何れにしても、購入前には必ず書式を確認してからにしてください。

履歴書・資格欄の書き方

一般用履歴書の場合、学歴欄の次に「免許・資格欄」があります。どのように書けばいいのでしょうか。

先に「免許」を記入

記入の順番に決まりはありませんが、「免許・資格欄」には、先に運転免許を書くのが一般的です。取得した順番に時系列で記入しましょう。
免許名の後には、必ず一文字分のスペースを空けてから「取得」と記入してください。履歴書のルールなので絶対に忘れないようにしましょう。

免許の正しい記入例

免許・資格
平成20年 8 普通自動車第一種免許 取得
平成23年 7 普通自動二輪車免許 取得
     

運転免許は正式名称で記入

また、運転免許は正式名称で書きましょう。略してはいけません。正式名称は以下を参考にしてください。(このほかの免許は、免許を扱っている機関の公式ホームページでご確認ください)

運転免許証の通称と正式名称

通称 正式名称
大型免許 大型自動車免許
中型免許 中型自動車免許
準中型免許 準中型自動車免許
普通免許 普通自動車免許
大型バイク免許 大型自動二輪車免許
バイク免許 普通自動二輪車免許

免許の次に「資格」を記入

免許の次は「資格」です。資格は取得した時系列順で記入します。書き方で大切なポイントは以下をごらんください。

POINT1 応募先に歓迎されそうな資格から書く

応募先の企業や職種に「歓迎されそうな資格」から優先的に書く。
例:不動産業界であれば、宅建士・マンション管理士・管理業務主任者など
応募先の企業に歓迎されそうな資格であれば、まだ取得していなくても「取得・合格に向けて勉強中」と記入してもOK。(本当に、勉強中の場合に限る)

POINT2 合格・取得・認定の違い

資格の場合、「合格・取得・認定」があります。履歴書には正しく使い分けして書いてください。

合格:「一定の基準よりも上を取得している」場合。合格証が交付される。
(英検・簿記ほか)
取得:免許証や免許状が必要な資格に使う。
(医師・看護師・税理士ほか)
認定:講習などを経て「一定の基準よりも上の知識や技術を身に付けた」場合。
認定証が交付される。(カラーコーディネーターほか)

POINT3 資格は正式な名称で記入する

運転免許と同様に、資格も通称や略称ではなく正式名称で記入してください。

資格の通称と正式名称の例

通称 正式名称
簿記○級 日本商工会議所簿記検定○級
宅建 宅地建物取引士試験
英検○級 実用英語技能検定○級
FP○級 ○級ファイナンシャル・プランニング技能士試験

このほかの資格の正式名称は、資格を主催している団体の公式ホームページでご確認ください。
もし、同じ資格で2級・3級など、複数級に合格している場合は、より上級のほうだけを書きましょう。(簿記3級・2級の両方を取得している場合、「日本商工会議所簿記検定2級 合格」など)

もちろん、資格を取得した「年」「月」も必要です。

POINT4 資格がない場合

資格がない場合は、空欄のままにせず「特になし」と記入しましょう。もし、TOEIC900点など、「取得しているスコアが大きく採用に関係しそうなもの」があれば書いておくほうがおすすめです。
また、あれこれと仕事や趣味の資格をたくさん持っている場合、「気が多い人なのかな」と思われてしまいがちなので、すべてを書くのはマイナスの印象になることも……。

仕事に関連する資格だけに絞って書いたほうがいいでしょう。
さらに、レベルが簡単すぎる資格(例:漢検3級=中卒レベル)は、書かないようにしてください。

POINT5 そのほかの注意事項

偽りや曖昧なことは書かない:
当たり前の話ですが、履歴書に書く資格を偽ってはいけません。簿記3級なのに簿記2級合格と書くなど、より上の級数を書くのももちろんNGです。
文字は丁寧にきれい:
文字に自信がなくても、始まりを揃えて省略字や崩し字などにせず丁寧に書きましょう。相手が読みやすいように心がけてください。
数字は統一:
免許・資格のみならず、「年」の部分を「平成○年」など和暦で書いたら和暦で、西暦で書いたら西暦で……と全体で統一してください。
資格の級も、2級、三級などバラバラにせず、数字か漢字かどちらかに統一しましょう。
最初は下書きをする:
面倒でも履歴書は2枚用意してください。1枚は下書きとして使います。下書きを読み返して、間違いがなければ2枚目を本番として書きましょう。
履歴書は、ぶっつけ本番で書くと、意外と間違えてしまいがちです。自分をアピールする書類なので慎重に書いてください。

履歴書・資格欄で自分をアピールしよう!

履歴書は、応募者側としては1枚書けばいいだけですが、読むほう(採用者側)は何十枚と複数目を通すもの。そのため、たくさん読む人のことを考えて、きれいに読みやすく書くことが大切なのです。
履歴書は、採用者側が学歴・職歴・免許・資格が、自社に合っているかをチェックします。また、それだけではなく、書き方に表れる応募者の人柄や性格なども確認するものです。

立派な学歴・難易度の高い資格ホルダーでも、読みづらい、丁寧に書いてない、数字がバラバラ、略称を殴り書き……などでは、いい加減な人・乱雑な人という印象を与えてしまいます。
履歴書の資格欄は自分をアピールできる大切な場所。この記事を参考にして正しく記入してくださいね。