行政書士に合格するために1日2時間講義をひたすら繰り返しました

【行政書士】 2015年(平成27年度)合格
勉強期間
10ヶ月間
受験回数
3回目
職業
正社員(サラリーマン)
年代
30代
性別
男性
10年ほど前、ほんの軽い気持ちで、「行政書士ってどんな資格?」と近くの本屋で初学者用のテキストを立ち読みしました。

丁度仕事の関係で民法に触れる機会が増えてきた時期で、そのテキストに書かれていた「法律系資格の登竜門」との言葉にすっかり感化されました。

元来勉強は嫌いではないタイプだったので、仕事の片手間に、とりあえずネットで探して一番安かった通信教育を始めたはいいものの、文字だらけのテキストに完全に消化不良をおこし、結局ほとんど勉強せずに本試験突入。

3時間60問に、ほぼ無勉強で挑むという、今思えばいったい何をしたいのか?という有様でした。

結果はもちろん、記述の採点すらしてもらえない不合格。これは、自分には向いてない資格だったんだ…と思うことにして、それっきり諦めてしまいました。

その後、理系を卒業した自分にとって、ほぼゼロスタートだった簿記や、ファイナンシャルプランナーを独学でなんとかクリアーし、自分の関心のある資格はほぼ取り終えたかな?と感じていたころ、「そういえば、忘れものがあったな」と、行政書士資格を思い出しました。2年前の春のことです。

仕事上、士業の方々や行政の方々と接する機会が多く、いつしかふつふつと、「もう一度チャレンジしてみたい!」、そう思えてきました。

そうなると大事なのが、テキスト選び。

前回、さっぱり理解できなかった通信教育は、いわゆる「安物買いの…」。通学が距離的にも時間的にも現実的ではない自分にとって、いかに効率よく学習するか?の観点から選んだのが、フォーサイトでした。

福沢先生の講義は心地よく、またテキストもフルカラーかつイラスト入り。満点ではなく、あくまでも6割の合格点を最短距離で目指す、というコンセプトも共感できました。

ところがフォーサイト1年目は、残念ながら自分の集中力が10月ごろ突然途絶えてしまい、合格点まであと6点で不合格。

しかし、以前に記述不採点の屈辱(?)を味わっていたため、「これはもしかすると、いいところまで来てるぞ!」と逆に励みになりました。

福沢先生も講義の中で、「合格者は何回も何回も講義を聞いて、問題集を繰り返しています」とおっしゃっていましたが、まさにその通り。

1年目は繰り返す回数が足りなかったことと、演習不足を自分ながらに感じていたため、フォーサイト2年目はひたすら回数をこなすことを念頭に、1日2時間のDVDをノルマにひたすら学習を続け、可能な限り過去問もフォーサイトの過去問集で繰り返しました。

おかげで、2年目の試験日は、「これだけやってダメなら、もう悔いはない」という気持ちで受験室に入ることができました。

今こうやって合格体験記を書けるのも、フォーサイトと福沢先生に出会えたからだと心から思えます。

辛かったけれど、自分の番号があったあの感激は、いくつになってもたまらない喜びです。本当にありがとうございました。

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