行政書士を学習する間は、最後まで迷ってばかりだった

【行政書士】 2016年(平成28年度)合格
勉強期間
6ヶ月間
受験回数
初学者(1回目)
職業
転職(求職中)
年代
30代
性別
男性
教材が届き、まずは基礎法学と憲法から勉強を始め、順調に学習が進んでると自分では感じていたのですが、腕試しと思い過去問集に手を出して、ことごとく不正解という結果に愕然としました。

このままではいけないと思い、最初に組んだ学習スケジュールを改め、予め学習時間を決めておいて、その時間の間は出来るとこまで学習を進めるということにしました。

それによって、二か月弱で手元の教材を一通りこなすことが出来ました。
それからは過去問集をひたすら繰り返し解くという作業のような学習に突入しました。

初めのうちは、案の定不正解のオンパレードで、そのせいで学習意欲が著しく低下したのですが、出題形式に慣れるための訓練だと考えを切り替えることで、何とか学習を放棄することなく続ける事が出来ました。

しかし次第に、この難問が出題されたら初見では絶対正解することがができないなと思うことが度々あり、自分の実力が今どのくらいあるか分からずに漠然と不安に駆られるようになりました。

特に民法ではその傾向が強く感じたので、学習範囲を広げすぎないという掟を破って、公務員試験の民法の過去問集を購入してしまいました。

今振り返ってみると、それは、民法の問題を解く上では自信には繋がりましたが、当然他の科目に費やす時間が減るので、教材を自分の判断で増やす場合は、学習バランスに気をつけるべきだと思います。

どの科目も如何に基礎的な問題を落とさないかに合否が左右されると、合格してから実感しています。

それからもひたすら学習を続けた後、送付されてきた模試や演習問題集ではそれなりに問題を解くことができ、自分の実力を多少実感することが出来ましたが、決して合格を確信できるというものではなく、合格点に届くかもしれないといった具合でした。

それからはテキストを初めから見直して、記載されてる判例や条文を確認し、加点を望むよりも減点を避けるという意識で勉強しました。

現状の実力ではその方が無難だと実感したからです。
下らない駄洒落に関連させたり、頭の中で映像として寸劇を思い浮かべたりして覚えると、印象に残す事が出来ました。

問題を解く上では、始めに問題文が正誤どちらの方を尋ねているのかを分かりやすくするために、その問題文の箇所に丸バツを書いておくようにしました。

それによって見直しが楽になり、またケアレスミスを減らすことができました。
初めはただ闇雲だった勉強法も、試験直前になってからようやく様々なことに意識しながら出来るようになり、そのことに焦りを感じながらも試験日を迎えました。

試験では思ったように問題が解けず、見直す時間に余裕がありませんでした。
そのため自己採点で合格点に到達していても、マークミスはしていなかったかと不安な日々を過ごす羽目になりました。

難問と判断した場合には意地にならず、適当に回答しておいて後に回すべきだと思いました。
合格発表で自分の受験番号を確認できたときは、喜びよりも安堵の方が大きかったです。

協力し見守ってくれた家族や周囲に合格を報告し、礼を述べました。

最後に、試験勉強は先の見えない不毛な道のりのように感じてしまうこともありましたが、地道に学習を続けたことが合格に繋がったと感じています。
読んでいただき、ありがとうございました。

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