行政書士の確認テストを繰り返して問題を解く練習をしたのが勝機になった

性別男性
年代30代
試験年度2017年(29年度)
エリア神奈川県
勉強時間600時間
勉強期間8ヶ月間
職業正社員(サラリーマン)
勉強法暗記,過去問
商品DVD,テキスト,問題集,eラーニング
受験回数3回目
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
10年振りの挑戦

資格を取る目的は人それぞれだと思います。スキルアップや趣味の延長、就職転職や独立まで人それぞれ。

私の場合は半分は将来会社の名前を借りずに仕事ができるようになるための第一歩、もう半分は10年前にチャレンジして結局言い訳をして諦めていた行政書士という資格を取って当時の自分にリベンジするため、でした。

10年前の自分は駆け出しのサラリーマンで、仕事や遊びに忙しいことを言い訳にしており、今思えば真剣に勉強していたとは言えません。試験の1週間前にも友人と飲みに行っていたように思います。

10年後の今、明らかに生活環境も職場も変わり、よく考えれば10年前よりも勉強する環境としては厳しい状態でした。

それでも挑戦した背景には、どこかで10年前に逃げた自分へのリベンジと、環境を言い訳にできない状況でそれを乗り越えてこそ、もう半分の理由である、1人でも仕事ができる状態のスタートラインに立てるのでは、と思ったからです。

いざ、スタートしたのは試験まで約半年強。仕事や家族との時間も基本的には削れない状況で、捻り出したのは、やはり通勤時間。幸いにも片道1時間の通勤時間のお陰で往復2時間を確保できる状況だったため、この時間を最大限に利用しました。

昔は暗記力もあると自認していましたが、それも今や昔の話。とにかく覚えられない。

覚えるのではなく理解するのである、と言われて、それはそうだと思うものの、人間やはり焦るもので、一度やったことが覚えられない、二度目もダメ、となるとなかなか自信が持てなくなります。

斯様な状況で、自分が最も合っていた勉強方法は、とにかく問題を解くこと、でした。

フォーサイトの道場破りの確認テスト、何度やったことか今となってはわかりませんが、とにかく繰り返し繰り返し確認テストを解き続けました。

DVDは全く使わずに早回しの講義とテキストをスマホで見て、確認テスト。

試験が迫ってきてからは、確認テストに加えて空いている時間に過去問を解く。それでも確認テストだけは毎日続けていました。

間違った問題を画面キャプチャして、暇な時間にはそれを確認。

最後の一ヶ月は過去問や対策問題をしっかりやる時間を作りましたが、そこでも確認テストは続けました。そして、直前問題集の記述対策で試験直前で見ていた設問がそのまま試験で出るという奇跡的な出来事もあり、無事に合格できました。

10年前の自分にリベンジし、漸くスタート地点に立てました。

行政書士自体は巷に溢れていますし、仕事にするにはまだまだ自分の今の甘い考えではできないと思っていますので、研鑽を積み、どのような形で自分の人生を形作るか、考えていきたいと思っています。
8おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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