フォーサイトの行政書士の直前講座が合格の決め手だった

性別男性
年代40代
勉強期間4ヶ月間
職業正社員(サラリーマン)
勉強法過去問,模試
商品CD,テキスト
受験回数初学者(1回目)
試験科目憲法,民法,商法,一般知識,会社法
学習スタイル通信講座,独学
 行政書士試験の受験を決意したのは7月末のことでした。

 昨年度の合格者で、3カ月の勉強で合格した人に勉強方法をたずねると、某受験機関の分厚いテキストを3回繰り返し、「過去問」も10年分を解き、直前には予想講座を受講したとのことでした。

 しかし、その人は大学の法学部出身で憲法や民法の素養があり、一般教養においても毎日、日本経済新聞を読んでいる人でしたので、そのやり方を、法律や時事問題の知識がない自分に、そのまま当てはめるのは無理だと思いました。

 とにかく独学では効率が悪いと考え、合格のノウハウを持っている講座を受講しようと考えました。まずは、本屋で行政書士のハウツー本を2冊買いました。そのうちの一冊が「行政書士に一発合格できる本」でした。

 そこには「時間のない人は民法、商法は捨てよ」など極めて合理的で実践的なアドバイスが多数載っていました。

 学習期間が3ヶ月しかない私にとって、効率的に勉強することが不可欠だったので、これらのアドバイスは非常に重要なものでした。「これならば合格できる」と信じ、著者である山田氏の経営するフォーサイトの通信講座を受講することにしました。

 余計なこと、難しいことは考えず、ただひたすら講師の指示に従い、その通りに実行しました。

 まずは、テキストの解説講義を録音してある講義CDを聴きました。1回目は普通のスピードでテキストを見ながら聴きました。あまり細部にこだわらず、気になるところがあっても聞き流し、全体像を把握することに留意しました。

 2回目以降はMDに録音して2倍速で聴きました。一つの分野を聴くたびに「過去問」も解いていきました。

その時にできなかった問題、できていても根拠が曖昧だと思った問題は、テキストに付箋をつけたり、書き込みをしたりしました。こうすれば必要な情報がテキストに一元化されるのです。

 一般知識は、短期間で制覇するのは無理と割り切り、一通りやった後はもうやりませんでした。ただし、IT関連だけは「現代用語の基礎知識」で確認しておきました。

 3回目が終了した時点で10月でした。

 4回目は民法、商法を除いた法令分野だけを2.5倍速で聞きました。テキストの付箋部分や書き込みの部分を確認しながら聴くようにしました。直前は講座についていた模試をやり、フォーサイトの直前講座も受講しました。

模試も直前講座もまずまずのできでした。これらの講座でも、できなかった問題はテキストに付箋をはり、聞き覚えのないような問題は関連事項のそばへ書き込みしました。

 講義CDは2倍速で聴くと1枚が半分で終了するので、今まで行き帰りで終えていたものが、行きの通勤の電車内で聴き終えることができます。昼休みと帰りの電車内では朝聴いたところの「過去問」をやりました。

2倍速で早まった分、講義CDと「過去問」のセット1回分を、行き帰りと昼休みで終了できるようになったのです。夜は曖昧な知識を法令集や「現代用語の基礎知識」で確認しました。

 時間のない人は、ともかく細切れの時間をうまく使うことが必要だと思います。電車の中はかなり有効です。時間が決まっているので思いの外、集中できるものなのです。

 2倍速などの速聞きも非常に有効です。単に時間節約以上の効果があると思います。スピードアップが集中力を高めるのかもしれません。私にとっては、概念をおおまかに把握した後、知識を定着させるのに大いに効果がありました。

これには、2倍速でも聞き取れるようにピッチコントロールが内臓されているCDプレイヤーやテープレコーダーがおすすめです。

 とにかく電車に乗ったらMDを聴き始める。これさえできれば後は否応なく1回分の学習は終えることができます。

あとはそれをひたすら継続するだけです。やらざるを得ない状況を作れば、必然的に学習を終えることができます。それで私は合格しました。
202おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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