40代女性で行政書士に一発合格。初学者でも1年で合格を勝ちとる!
【行政書士】
2018年(平成30年度)合格
- 勉強期間
- 1年間
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- パート・アルバイト
- 年代
- 40代
- 性別
- 女性
結婚、出産、夫の地方転勤、東京に再転勤。
40代も後半、「アラフィフ」と呼ばれる年齢になり、気づけば私の人生も同様でした。
紆余曲折を経て就いた現在のパートの仕事は、若い頃に思い描いていた方向とは大きく外れ、行政書士事務所での各種申請のサポート業務です。
もともと大学院まで理系で、結婚するまでは研究職でしたので、正直「行政書士」という仕事すら最近まで知りませんでした。
それでも始めて1ヶ月もせずに「行政書士を目指したい!」と思ってしまったほど、楽しく、やりがいを感じられる仕事でした。
結婚後10年近く特許事務所に勤めていたこともあり、理系とはいえ法律と無縁ではなかったことも気持ちの上でのハードルを下げてくれていたかもしれません。
とはいえ、基礎法学も憲法も民法も、まともに勉強するのは初めてのこと。
とりあえず独学を念頭に教科書を揃えるべく色々検索しましたが、早々に「独学は無理」と判断しました。
何せ限りなく広い学習範囲。
家事と子育てと仕事との隙間で勉強することを考えると、多少出費が嵩んでも効率を重視しなければなりません。
すぐに「フルカラーで分かりやすいテキスト」「高い合格率」「合格することのみに特化した無駄のない講座」との評判に惹かれ、フォーサイトを受講することに決めました。
2017年11月末のことでした。
2019年には、子供が受験生になってしまうことを考えると、私自身は2018年の試験で一発合格するしかない!
ほとんど勢いだけで申し込んだ講座でしたが、「やるからには絶対合格しよう」と決めました。
早速到着したテキスト、DVD、CDの量に一瞬たじろいだものの、逆に「こんなに買っちゃったんだから真面目にやらなきゃ」と机の横に本棚を設置し、ずらりと並べて自分を奮い立たせました。
多くの人がそうだと思いますが、これまでの人生で「勉強」といえば、「わからないことそのままにしない」「理解できるまで徹底的に考える」のが当たり前。
DVDの中で福沢先生が繰り返しおっしゃる「わからなくてもどんどん先に進んで」の言葉には当初違和感しかなく、結局全てのテキストとDVDを1巡するのに予定の何倍も時間がかかってしまいました。
「このペースで夏頃までに5回繰り返せるだろうか」と、早々に不安に駆られました。
しかし、不思議なもので何度も何度も先生の「とにかく先に進んで。だいたい3回目くらいから分かるようになります。」という言葉を聞いているうちに「分からなくても深く考えずにズンズン進む」コツも掴めるようになり(半分ヤケクソでしたが)「あーーー意味わからん!」「は??なに??」と叫びながら、とにかくテキストを読み進めては問題を解く・・を繰り返しました。
まず、週3回の仕事の日は、5時起床。子供のお弁当と家族の朝食が出来たら家族が起きてくるまでの時間テキストを読み問題を解く。
1時間強の通勤電車は、座れる私鉄ではスマホで講義を聴きながらテキストを読み、満員のメトロに乗り換えてからは道場破りでひたすら確認テストを解く。
お昼休みは職場から少し離れた静かな喫茶店で一人テキストを開き勉強。
週2回の平日の休みは、子供のお弁当とともに自分用にも作り、10時までに家事を終わらせ、車で少し離れた図書館へ。途中15分ほどのお弁当休憩を挟んで17時まで勉強。
週末は、家族と出かけたりすることもありましたが、土日のどちらかは半日書斎に籠って勉強するように努めました。
・・などと書くと相当勉強していたように見えますが、実際には、家族と一緒にテレビを見てしまったり、電車の中では一瞬で眠ってしまったりと、思うように勉強が捗らない日々もありました。
また、ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇は、子供が家にいたり、家族旅行や帰省で家を離れたりすることが多く、なかなか思うように勉強が進みませんでした。
8月末には、「申込みはしたけど、やっぱり受験は辞めようか・・」と諦めかけました。
何より、その時点でテキストがやっと3回終わっただけで、「十分に理解できてきた」という手ごたえが全くなかったからです。
そこで9月に入ってすぐに書店で購入した他社の「予想問題(全3回分)」を1回分解いてみました。
「フォーサイトの問題形式にばかり慣れていたら実際は全く解けないんじゃないの?」「まぁ、かすりもしなければ諦めもつくし・・」と、どちらかといえば後ろ向きな考えだったのですが、得点は176点。
不思議なことに合格基準の「法令科目50%」「一般知識40%」がクリア出来てしまったのです。残すは「全体の60%」の基準のみ。
主人や子供の「こりゃ間違いなく合格だね」にすっかり気をよくし、とにかく点が取れなかった行政不服審査法を重点的に勉強することにしました。
そして翌週再び2回目の予想問題に挑戦してみると、今度も同じような結果。行政不服審査法は正解できるようになったものの、民法の5肢択一が3問しか正解出来ませんでした。
そこで、「行政手続法」「行政不服審査法」「行政事件訴訟法」「民法」に絞り、テキストを精読し、A5判の薄いノート3冊(行政法2冊、民法1冊)にポイントをすべてまとめ、往復の電車や朝の勉強時間はひたすらそのノートを読み返しました。
この「精読とまとめ」をしたことにより、今までぼんやりとしか分かっていなかった部分が体系的にかつ明確に理解できるようになり、また、道場破りを通して先生方に質問もできるようになりました。(それまでは、何が分からないのかも分かっていない状態でした。)
逆に、全体を3回繰り返したことにより、重要ポイントをノートにまとめることが出来る程度には理解できるようになっていたとも言えます。
残り2か月ちょっとの時期に予想問題を解いたことで、苦手科目がはっきり分かり、逆に勉強する範囲を絞り込むことが出来たのは大きな収穫でした。
3回目の予想問題のあとは、週末毎に市販のフォーサイトの予想問題2回分、講座の中の「再現問題」「模試」と繰り返しました。
毎日まとめたノートを読み返し、不明な箇所はテキストに戻り、書き足したり質問したり・・という作業だけでしたが、確実に180点代を取れるようになっていきました。
10月に入ってからは、平日2日間の図書館と週末の自宅学習では、とにかく記述の問題を何度も何度も解きました。
また、一般知識については、大学入試センター試験用の「政治・経済」の参考書と、フォーサイトの個人情報保護法関連のページのみに絞って勉強しました。
商法については、模試で毎回5問中2問以上は正解できていたので、9月以降はほとんど勉強せず、会社法の一部を確認する程度にしました。
試験当日は、朝早くから会場近くの喫茶店に入り、3冊のノートのみを繰り返し確認しました。
軽く食事をとり、早めに会場入りし、数日前にテレビで見たばかりの「マインドフルネス」の呼吸法とマスクに染み込ませたローズマリーやミントのアロマオイル(ティッシュにアロマオイルを1~2滴垂らし、マスクと一緒に前日からケースに入れておいた)で集中力を高め、いつになくスッキリした頭で試験に臨みました。
今年の問題は、やけに難しく感じ、予想問題や模試では15分以上時間が余り、見直しや不確実な問題の考え直しができたにも関わらず、実際には時間ぎりぎりになってしまいました。
終わったときには力が抜けてしまい、ただただ、「難しかった!」の言葉しか出ませんでした。
ただ、不思議と「全然出来なかった」とか「分からなかった」という印象はありませんでした。
その夜、恐る恐る解答速報を見て自己採点してみると192点!
実際の結果は190点(記述で減点されていました)でしたが、なんとか目標としていた「一発合格」を果たすことが出来ました。
これも一重にフォーサイトのおかげです。
必要最小限でありながら徹底的に練られた分かりやすいテキストとともに、DVD、CD、アプリ、ダウンロードと、個々の生活スタイルや状況に応じて選択できる豊富な媒体、福沢先生の時にユーモアを交えながら分かりやすく解説してくださる講義、そして何より私の拙い質問に毎回具体例を挙げて丁寧にご回答くださったスタッフの皆様。
脳も退化する一方の理系アラフィフ女性が狙いどおりの「一発合格」。
これは、フォーサイトでなければ絶対に実現できませんでした。
本当にありがとうございました。
(なお、職場の上司には早々の登録を勧められましたが、パートでもう少し修行して、来年子供が高校生になったら登録しようと思っています。)