スキルアップ・独立開業を考え行政書士受験。努力は報われる!

性別女性
年代30代
試験年度2018年(30年度)
エリア熊本県
勉強時間1000時間
勉強期間1年間
職業正社員(サラリーマン)
勉強法暗記,記述式,過去問,模試
商品DVD,テキスト,サポート
受験回数初学者(1回目)
ダブルライセンス宅建
試験科目憲法,民法
学習スタイル通信講座,通学
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
■フォーサイトとの出会い



約15年前に宅建士の資格を取得し、不動産の仕事に携わっています。大手不動産会社から個人経営の会社に転職して時間に余裕が出来たのをきっかけに、スキルアップが出来る資格を取得しようと考えていたところ行政書士という職業を知りました。学習経験のある民法の出題が多く比較的短期合格も狙え、独立開業も可能な行政書士試験を受けようと決めました。小中学生の子供がいるため夜に授業がある通学での学習は難しく、その点通信講座は自分のペースで学習でき、価格も抑えられるため通信講座での学習を選びました。

他会社の通信講座と比較検討した結果、バリューセット2 DVDコースを受講しました。こちらを選んだ理由として①受講料がお手頃 ②教育訓練給付制度が使えたこと ③テキストがカラフルで見やすく、内容も簡潔過ぎず、程良いボリュームであったことです。 勉強開始は11月中旬で、最初にテキストが届いた時は『この量を勉強しないといけないのか・・・』と少しおののしてしまいましたが、やると決めたからには合格するまで絶対諦めないと誓いを立てて勉強を始めました。



■順調に進んでいた学習もスランプ期に突入



宅建で民法は学習していましたが、行政書士試験の民法はさらに掘り下げ、深く・広く学習が必要で次元が違う難しさでした。早く基礎講座を一巡させたかったので、始めはペースを上げて視聴しました。基礎講座2回目が終わったあと、3回目に入ってから平行して過去問を解き始めました(3月~)。4回目以降は過去問メインの勉強でしたが、過去問が3回目(7月~)に入った辺りから問題を解いても学習内容が頭に入ってこなくなり、行き詰まってしまいました。この時が一番のスランプで、一発合格を目指していたのに今年は諦めて来年度合格でもいいかなと考え始めていました。勉強は継続していましたが、悶々とした日々を過ごしていたので思い切って質問箱で現在の状況を説明し、今後の学習方法の指南を仰いだところ、ABランク問題を中心に進めるとのアドバイスを頂きました。先生から具体的根拠を基に的確なアドバイスを頂いたお陰で、ここからABランク問題をひたすら解き進め、正解率が上がっていったことで自信繋がり、スランプを抜け出すことが出来ました。



■スランプ脱出から直前期



夏には模試を申し込み、図書館で同じ時間帯に問題を解きました。1回目は時間が足りなくて、長いと思っていた3時間があっという間でした。模試もやり直しをした後、過去問を解きつつ間違ったところや記憶があいまいなところは繰り返し解きました。9月辺りからは確実に正解できる問題は飛ばして、苦手とする問題を繰り返し解きました。特に苦手な問題はどこでも学習できるように単語帳に書いて1問1答形式で問題を解きました。

 憲法の条文暗記をあとの方に回していたので、集中して覚えるのにとった方法は、YouTubeに日本国憲法の朗読動画があるのでそれを聴きながら条文を読むことでした。音読すると疲れてしまうし、黙読だけでは記憶の定着が甘かったので、これは視覚と聴覚の両方からインプット出来るので良かったです。

学習する中でつらかったことは【孤独】ということでした。私自身SNSをやっておらず、ネットも極力見ないようにしてひたすら一人で黙々と学習していたので、勉強に関する情報交換が出来ず寂しさを感じていました。そういう時はフォーサイトのメルマガを読んだり、YouTube『行政書士への道』を視聴するのが楽しみであり、私の孤独解消法でした。

 直前期であっても睡眠時間を削って学習すると昼間に眠くなり集中出来なかったり、疲労回復できず体調を崩しやすくなるので、6時間前後は睡眠時間が確保出来るよう無理せず学習しました。合格に対する不安から睡眠時間を減らして学習していた時期は、睡眠不足で体調が悪くなる→学習に身が入らない→問題が解けず自己嫌悪に陥ってメンタルが悪化する→また体調が悪化する という負の連鎖が起こっていたので、夜に学習していてこれ以上集中出来ないと思ったら思い切って就寝する事をオススメします。 

私は幸いにも会社の理解があり、仕事の合間に学習が出来たためほとんど昼間の学習が中心でしたが、直前期は昼間と自宅に帰って家事を済ませたらひたすら学習時間にあてていました。家族がいるとまとまった時間が取りづらい為、週末は外出を最低限にして短時間集中で問題解き、息抜きに家事をしてまた勉強に戻るという方法を取っていました。



■本試験、まさかの結果



試験前日・当日朝もいつも通りに過ごし、幸いにもいつも勉強していた図書館の隣が試験会場だったので、入室時間ぎりぎりまで図書館で過ごしました。会場に移動してからは要点の最終チェックだけして早めに勉強道具をしまい込み、出来るだけリラックスできるようにしました。

本試験はやっぱり一筋縄ではいかず、マークシートを見返す余裕もないほど全然時間が足りなかったです。記述式も過去問より実践的な問題になっていて、最後の最後に書き直したりしてバタバタと終了してしまい、やっと本試験が終わったという達成感もなくひたすら沈んでいました。その晩に正誤の組み合わせ問題で単純ミスが分かり、翌日に自己採点システムで採点しても記述式を除いて合格基準点に達していませんでした。

いわゆる記述待ちの状態でしたが、記述が福澤先生仰っていた必須エレメントであろう箇所がまともに書けておらず、自分の中では記述が0点でもおかしくないと思っていました。年内は休養して、年明けからまた本格的に勉強を再開したところ、合格発表でまさかの合格。99.9%不合格だと思っていたところの合格で、勉強で初めてうれし泣きを体験しました。数日後に届いた合否通知書を見てビックリ。なんと180点ギリギリで合格していたのです。今年度は没問があり、全員に4点配点があったのでそれで運よく合格していました。0点と思っていた記述も20点配点があり、本当に幸運という他ありません。

 今後の展望としては1年以内に自宅での開業を考えていますので、これからは実務に向けた勉強に取り組みます。行政書士試験はほんの通過点に過ぎず、幸運で合格した私はこれから人一倍勉強して依頼者の期待を裏切らない仕事が出来るよう日々精進していきたいと思います。

行政書士試験合格を目指しご縁があってフォーサイトに出会い、幸運にも一発合格する事が出来ました。福澤先生の分かりやすい講義、悩んでいた時に頂いた五十嵐先生からの励ましのアドバイス、本当に感謝しております。サポート部や事務局の方々皆様も本当にお世話になりました。フォーサイト学習20カ条の中で特に好きな言葉があります。『努力は必ず報われる。もし報われない努力があるならそれはまだ努力と呼べない』。自分の置かれてる環境に言い訳をせず、先生方の言葉を信じ愚直に頑張れば報われる努力があります。これから合格を目指される方、決して最後まで諦めないで下さい。フォーサイト受講生の方がお一人でも多く合格されることを願っています。
2おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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