
親友と一緒に行政書士にチャレンジ!合格手帳と合格体験記、Youtubeの公開講義がやる気に繋がりました。
【行政書士】
2019年(平成31年度)合格
- 勉強期間
- 1年間
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 40代
- 性別
- 男性
親友は、氷河期1期生でMARCHを卒業後就職に失敗し、非正規雇用で苦しんでました。その友人をたきつけるつもりで、「何か資格をとれ」とおせっかいを焼いたところ、「お前も一緒に受けるなら」というわけで、2人で選んだ行政書士にチャレンジすることになりました。
試験勉強にあたり、最初は書店にある某有名塾の本を手に取り、勉強を進めました。
やり方もわからず、初学者の僕には読んでもちんぷんかんぷんで、2日ともたず投げ出してしまいました。
解説講義がないと理解が進まないと感じ、各社の通信教育の見本を取り寄せ、実際に聞いて見ました。その中で福澤先生の声と口調が僕のフィーリングにマッチし、すんなり耳にはいってきたので、フォーサイトを選びました。フォーサイトのテキストがカラフルで飽きがこないと感じた点も選択肢のひとつでした。
モチベーション維持が鍵
動機が多少あいまいだったので、モチベーションの維持が大変でした。
やる理由よりやめる理由をあげるほうが簡単で、ともするとすぐに心が折れ勉強から遠ざかる危険がありました。
フォーサイトからいただいた中に、モチベーション維持に大きく役立った教材が3つありました。
ひとつが合格手帳です。ここに日々学習の内容、勉強時間、目標等を書き込みました。
小学生のころ日記を3日以上続かなかった僕が、合格手帳は毎日欠かさず記録を記すことで、目に見えて成果を感じ、今週より来週はもっと効果的に勉強をと細かく目標を刻むことができました。
日々、仕事がら平日はどうしても接待があるので、毎朝4時起きに切り替え、出勤までの2時間は勉強にあて、休日は図書館で過ごしました。
また、海外長期も含めた出張も多いので、ホテルを選ぶときには必ずテーブルが大きな所を探しました。
出張先でも朝4時には起床し勉強をしました。
定期的に手帳を振り返り、一日も勉強を切らしてないことだけが、自信とやる気につながりました。
もうひとつが合格体験記です。
勉強に疲れたとき、やる気がどうしても起きないときは、合格体験記を読みふけりました。
同じ苦労をして、見事合格された方の言葉は、孤独の中で勉強を進めていく上で、どんなに励みになったことでしょう。
とくにある方の「お金を捨てるマネをしてたまるか!」「一念岩をも通す」の言葉に感銘を受け、しおりに書き込み日々眺めました。
この合格体験記を見すぎて、表紙を飾っている方々が友人に思えるほどになりました。
試験後は、受験票とともにこの合格体験記を神棚に奉り、これまでのことに感謝しつつ、ただただ合格を祈りました。
最後に直前に行なわれたYOUTUBEでの公開講義です。
福澤先生と五十嵐先生の講義もよかったのですが、何よりも全国のフォーサイトの仲間のコメントに「あ、同じく頑張ってる方がこんなにいるんだ」と感動しました。福澤先生に自分のコメントを読んでもらい、最後のやる気につながりました。
むしろ、この公開講義は臨場感があるので、たびたびやっていただけるといいのになと思えました。
何度も繰り返した教材
届いてからは、フォーサイトと合格体験記を参考に、フォーサイトのテキストだけをとにかく繰り返しすすめていきました。
復習の法則に従い復習を繰り返し、過去問は最低でも10回以上はまわしました。
勉強を進めていくうえで思ったのは、学生時代は暗記にはさほど苦労しなかったのですが、勉強が苦痛でしかたなく、さぼることばかり考えていました。
今回は勉強は楽しく時間に関係なく没頭できたのですが、恐ろしいほど覚えきれず、何度やっても「はじめまして」の状態になり、自分の記憶力のなさにおかしくなりました。
通勤中はたえずテキストを開き、講義をきき、累計900時間を超えたところで試験日を迎えました。
天皇陛下即位パレードの中行なわれた試験
試験は台風の影響で延期された即位パレードのすぐ隣にある会場で受験しました。
ものものしい警備と空を飛ぶヘリコブターの音に圧倒されつつ、会場入り。
フォーサイトの推奨する?カロリーメイトとゼリー飲料、それに森永のラムネを持参し、望みました。
入口には某有名講師の顔がちらほら。福澤講師もいるのかなとおもいましたが、フォーサイトからは誰も来ていませんでした。
試験監督から、途中退出を希望する方は「持参希望」とあらかじめ問題冊子に記入してくださいとの指示があり、途中退出する気まんまんで、でかでかと記入。
なにせ、フォーサイトから提供された直前模試のすべてが2時間ほどで解き終わり、しかもどれも余裕で合格点に達していたので、実はかなりの自信を持ち試験に望みました。
ところが!
民法のパートにはいった瞬間、見たこともないような問題に触れ、プチパニックに。
設問を読めば読むほど、どれも合ってるような、間違えてるような、確信をもって正解にたどり着けない袋小路に陥りました。
このとき、福澤先生の顔が浮かび、自分の理解力は棚にあげ「はめられた!!だからこなかったのか!」と思ってしまいました。
最後に記述を残しておいたのですが、3問目は時間が足りず、設問を読むこともできずに終了。この瞬間「無理だ!来年再受験だ!」と覚悟をしました。
「持参希望」がこれほどはずかしいフレーズになるとは思いませんでした。
合格発表までは、諦め来年に向わねばという気持ちとあやおくばの奇跡があればという気持ちが交差し、ふわふわした日々を過ごしました。
合格発表の日、湯島天神にいき神聖なる気分で境内にて合格番号の確認。
神頼みはどうやら成功したようです。
そのとき初めて福澤講師から福澤大明神に、合格手帳の方々が神々に思えた瞬間です。
40代後半で激務のともなう初学者でも、十分に対応できるフォーサイト!
いろいろとありがとうございました。