過去問の全ての選択肢を理解できるまで繰り返し、憧れの行政書士に合格!

【行政書士】 2019年(平成31年度)合格
勉強期間
1年間
受験回数
初学者(1回目)
職業
パート・アルバイト
年代
20代
性別
男性
1、 最初はわからないことだらけ

全く関係のない業種で働いてきた私ですが、結婚して子供が生まれたことを機に現職の将来性に不安を感じ、密かに憧れていた士業の資格を取りたいと思い立ったのがきっかけでした。現状確保できる時間から合格が現実的で独立することが可能な行政書士を選択し、リーズナブルかつ見やすいテキストに惹かれてフォーサイトを受講しました。法学部の出身でもない私にとってテキストの内容はチンプンカンプンでしたが、とりあえず講師の言う通りに分からなくても考え込まずに進めてみることにしました。テキストの1週目が終わった状態では何となく全体像を掴めたという不確かな感覚でしたが、テキストの区切り毎に用意されているチェックテストや道場破りの確認テストを行い、間違えた問題はできるまで繰り返し復習しました。

テキストの2週目が終わってからは過去問に取り掛かるも、本試験レベルの問題の厳しさを痛感。ここからは過去問中心の勉強にシフトしていきました。







2、 全ての欲望を封印して

本試験の3か月前からは毎日5時間以上は勉強に時間を充て、その他一切の娯楽を排除しました。勉強内容は過去問、弱点探し、模擬試験に絞り、テキストは辞書代わりに使用し、とにかく過去問の全ての選択肢の解説を理解して覚えることに徹しました。問題を解いては選択肢の正否の理由を自分で自分に向けて解説し、曖昧なところは携帯のアプリ等を使って苦手項目だけを集めた問題集を自作していました。

模擬試験は自宅受験も合わせると10回以上は受験し、本試験の日が近づく毎に順調に点数が上昇。直前期では試験会場の緊張に慣れるために会場受験を優先し、最後の模試では余裕を持った点数を取ることができました。

試験1ヶ月前からは新しい知識を入れることはせず、現状の知識を100%にできるようひたすら反復し、1週間前からは体調管理に注意しながらいつも通り過ごすことを意識することで本試験前日もぐっすり眠れました。

万全の状態で迎えた本試験でしたが、法令科目はよく考えても答えを絞り込めない時間のかかる問題が多く、記述もマイナー論点が盛り込まれていたため大苦戦。焦りと緊張から戦意喪失しそうな自分を何とか奮い立たせて問題を解いている状態でした。模試では毎回20分以上確保できていた見直しの時間は10分も取れず、満身創痍で試験を終えたのを覚えています。





3、合格発表

結果が出るまでの約2か月半は不安に押し潰されそうでしたが、公開された合格者番号に自分の番号があったときは本当に安心しました。郵送された成績表の点数は意外と余裕のある点数で驚きましたが、分からなくても必死に食らいつくことで今まで積み重ねた力を知らずうちに発揮していたのだと思っています。諦めない事の大切さを感じさせられた試験でした。

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