法律知らなくても行政書士に受かりたいならフォーサイトで勉強!
【行政書士】
2013年(平成25年度)合格
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 20代
- 性別
- 男性
行政書士という資格を知ったのは25歳の時でした。
私は、23歳の時に車の売買で騙されたことがあり、とても悔しい思いをしました。
でも、当時の私は頭も悪く何の法律の知識もなく、警察に相談しても民事不介入ということで何もしてもらえず、ただ泣き寝入りをするしかありませんでした。
25歳の転職を考えているとき、自分の人生に納得いかず、ただ、自分を変えたいと日々、頭を悩ませているときに行政書士という言葉を知りました。
何をやる人なのかは分からないけどなんとなく法律関係の資格かななんていう程度でした。
私はそこでふと思ったのが自分を変えたいんなら今までと同じような生き方をしてもこの先何も変わらないような気がしたのです。
いままで私は勉強なんてまともに頑張ったことなんて一度たりともなく高校のテストでは万年、クラスでビリをキープしていました。
そんな今まで勉強とはまるで縁のなかった私が、ちょうど法律も学べていい機会だし180度違う事をやってみようと決意し行政書士試験の勉強がスタートしました。
まず、フォーサイトの教材が届いたときは「えっこんなにやるの?」と絶望感に陥りました。(実際にはかなりコンパクトにまとめられた 素晴らしい教材なんですけどね)
でも、とりあえず始めてみようと思い基礎法学・憲法のDVDから観るわけですが本当に未知の世界で意外と最初は楽しかったんです。
なんせ当時の私は
「憲法ってなに?格闘技に日本拳法ってあったよな」みたいな
そんなレベルでしたから。お恥ずかしい限りです。
しかし、フォーサイトの分かりやすいフルカラーのテキストと福澤先生の雑談を交えた分かりやすいDVD講義のおかげでなんとかついていくことができました。
3月から勉強を始めて、基礎法学、憲法、民法、行政法、商法、一般知識の順にDVD講義を聴き、その後テキスト→DVD→テキスト→DVDみたいに復習するという感じで2か月くらいやりました。
この2か月の間にも勉強嫌いだった私は仕事もしていたので、とても疲れがたまり何度かスランプになりました。それでも1日、2~3時間くらいはやり、休みの日は4時間~5時間くらい勉強していました。
一通り講義やテキストを回し終えたところでその後に過去問に入ったわけですが、過去問を最初に解き始めたのが6月中旬ぐらいでした。
そこで大きな壁にぶち当たります。
過去問が難しすぎて全く歯が立たないのです。自分では勉強してきたつもりだったのにあまりの実力のなさにとてもイライラしました。
そこで1つのことに気付いたのです。机の上に座って勉強した気になったいただけで中身の濃い勉強はできていなかったことに。テキストや講義を聴いただけで勉強した気になっていたことに。
そこで気持ちを切り替え勉強方法について徹底的に学びました。
本屋でいろんな勉強法の本を読みいろんなことが書いてある中で、他の本にも重複して書いてある方法だけを紙にまとめてそれだけをすべて実行しました。
自分には勉強のスキルがないのならまず根本的に人から学ぼうと思いました。勉強に関してのとりえは素直さだけです。
まずは、しっかりと明確な勉強計画を立てました。それまでは、時間を目標やノルマにしてやっていたのですが内容をノルマにすることにしました。
資格試験には必ずゴールがあるのでゴールから逆算し何をいつまでにやるかざっと計画を立て、そしたら科目ごとの計画、1か月分の計画、1週間分の計画、そして1日の計画と立てて必ず実行するようにしていました。
それでも急な予定などでできない日もあるので1週間に1日は何もない日を作りそこで遅れた分を取り戻すようにしました。
このあたりから本格的に試験勉強にとにかく集中しました。また、その日に覚えたことはすぐに忘れます。これはどうしようもないのでとにかく繰り返しました。
あとは基礎が本当に大事だということが後半になってわかってきて、基礎固めを徹底しました。
行政書士用の六法全書も購入し過去問で間違えたところは必ず六法やテキストに戻って確認し、マーカーをひきました。面倒なことですがこれはかなり効果がありました。
憲法や行政手続法、不服審査法、事件訴訟法、個人情報保護法は何度も何度も六法を丸暗記するくらいの気持ちで読みました。このあたりの科目は条文の知識をそのまま問われることも多いのでとても有効でした。
車で移動している時間もCDを聴き常に行政書士試験のことを意識して、寝る前には毎日、行政書士試験に受かった時のことをイメージしてから寝るようにしていました。夢で福澤先生の声が聞こえてくるほどです。
直前期の試験約2か月前には一通り過去問も終わりそこからはひたすら苦手科目の復習です。私は、学生の時に受験勉強とかしたことなかったので、意外にも法律科目よりも一般知識のほうが苦戦しました。
政治経済社会とかほとんど初めて学ぶ世界でチンプンカンプンでした。
そこで、本屋で現代用語の基礎知識や公務員試験の問題集などを買ってきて新聞の時事用語も毎日読むようにして鬼のように繰り返しました。
しかし、最後の最後まで受験生が得意とする文章理解が全然できるようになりませんでした。今まで本を読んでこなかったので仕方ありません。漫画以外の本を初めて1冊全部読んだのが25歳の時だからです。
いまでは本も読むようになりましたが、やはり本を読む癖はつけたほうがいいと思います。
法律の文章は難しい言葉を使ってあったり民法なんかは文章を理解するのが本当に大事なので早く正確に読むことが求められます。
私は、国会議員や官公署という言葉を辞書で調べるところからやりました。なのでとにかく文章理解以外であしきり点を超えることを目標にしました。
直前期は仕事も休職し、1日12時間~14時間くらい勉強しました。友達と遊ぶのも一切やめ、辛いですが電話があってもすべて断りました。
考えてみたら、一時の快楽よりたった2か月足らずの勉強を天秤にかけたら、合格のことを考えたら、当然に勉強をとりました。
正直この時期はめちゃくちゃ辛く、孤独で人生で1番楽しくなかった時期だと思います。
試験3週間前に他社の模擬試験を2回受けたのですが、あまりにひどく90点くらいしかありませんでした。(フォーサイトの模試では140点くらいとれたのに)さすがに絶望で涙がでました。
そんな時フォーサイトの合格体験記を初めて読みました。そしたら、みんなギリギリのところで頑張っているんだと思い、とても励まされました。
希望を持てるようになり、
「目指すところは模擬試験の結果じゃない、あくまで試験本番に合格点に届けばいいだけのことだ」
まだ3週間あると思いその時の自分の情けない点数を自分の目にとにかく焼き付けました。
この悔しい思いを忘れまいとさらに勉強スピードをあげました。そして冷静に何がいけないのかを分析し時間配分が全然とれていないことに気づきました。
次の日から過去問を新しく5年分買ってきて毎日試験形式で3時間計って試験になれるように試験前日まで1日1回続けました。
これが驚くほどの効果を上げました。
いよいよ試験当日ですが緊張で手が震えて最初の15分はまともに頭が働きませんでした。一度目をつむって深呼吸をし気づいたらあっという間に終わっていました。
試験会場を出た後の外の空気はとてもおいしかった事を覚えています。
結果は194点で合格してました。
これから行政書士試験を受けようとする受験生の皆さんへ私がメッセージを贈るとするなら、
この試験はやればやっただけ結果は必ず出ます。
私が勉強を続けられたのもフォーサイトや家族や周りの人たちのおかげだと思います。心が折れそうになることは何度もあると思いますが、
そんな時は他の受験生も自分以上に頑張ってるんだと思ってください。試験は決して1人ではありません。
私がこの体験記で書いた私が使っていた教材はオススメしますが、テキストと問題集はフォーサイトの教材以外はあまり手を広げない。ぜひフォーサイトを信じてください。
他の問題集に手を出したとしても最後には必ず過去問に戻ってください。試験に一番近いのは過去問です。
こんな私でも合格できたのですからみなさんも自信を持ってください。諦めずにくらいつけば必ず結果はでます。
私は、行政書士試験で本当にいろいろな事を学びました。世の中のことにとても興味を持つようになりました。本も読むようになり学ぶことの大切さや楽しさも教わりました。
これもすべて最後まで勉強を続けさせてくれたフォーサイトのおかげです。とても感謝しています。
行政書士試験は、いろんな意味で本当に良い試験だと思います。
これからは学んだ法律知識を生かして困っている人を手助けてしていきたいと思います。
フォーサイトの皆様、福澤先生、この度は本当にお世話になりました。このご恩は一生忘れません。
フォーサイトを選んで本当によかったです。ありがとうございました。