インテリアコーディネーターとは?仕事内容や活躍できる場所、資格について解説

更新日:2024年2月15日

インテリアコーディネーターとは?仕事内容から必須資格まで紹介

おしゃれな部屋に住みたい、機能的な部屋に住みたいなど、理想の住空間を作りたいと考えた時、頼りになるのがインテリアコーディネーターです。

インテリアコーディネーターとは、顧客の要望に応え住空間をプロデュースする仕事。とはいえ、実際にはどのような仕事の流れで、どのような業務が中心となるのか、細かな部分はあまり知られていないところ。

この記事では、インテリアコーディネーターの仕事の流れや主な業務、さらにメリットやデメリットから向いている方の特徴なども紹介していきます。

目次

インテリアコーディネーターの仕事とは?

インテリアコーディネーターの仕事は、顧客の希望や予算を聞き、その要望に合った住空間を提案することです。もちろん一般住宅に限らず、オフィスや商業施設のインテリアなどを担当することもあります。

ポイントは、最新のインテリアや機能性だけを考えたインテリアを提案するのではなく、あくまでも顧客の望む空間を作り出すこと。

そんなインテリアコーディネーターの仕事に関して説明していきます。

関連記事:インテリアコーディネーターの年収や転職についてはこちら

インテリアコーディネーターの社会的役割

インテリアコーディネーターの仕事は顧客に寄り添い、顧客の希望する住空間を作り出すこと。人間が生活をしていくうえで欠かせない条件として「衣・食・住」がありますが、その中で「住」という部分を担当する仕事となります。

現在の日本での社会的役割は決して小さくない仕事とも言えます。今日本国内で問題となっているのが「空き家問題」や「人口の都市集中」です。

築年数の古くなった空き家や、空き家の古民家が増え続けていますが、こうした物件のインテリアを整えることで、入居希望者が増える可能性は十分あります。また、空き家や古民家を購入し、そのインテリアを自分好みにしたいという方もいらっしゃるでしょう。

こうした声に応えるのがインテリアコーディネーターという仕事となります。

参考:職業情報提供サイトjobtag インテリアコーディネーター職業詳細

インテリアコーディネーターの仕事の流れ

インテリアコーディネーターの仕事の内容に関して簡単に説明しましたが、実際にインテリアコーディネーターとして働いた場合、どのような流れで仕事をしていくのかを説明していきます。

もちろんすべての現場が同じ流れというわけではありませんが、概ね以下のような流れで仕事を進めていくと考えていただければ大きく間違ってはいないでしょう。

顧客の要望をヒヤリングする

まずは顧客の希望や予算をヒヤリングします。顧客はインテリアの専門家ではありませんので、当然ですが専門用語も知りませんし、最新の住宅設備などの知識はありません。

多くの場合、顧客は部屋のイメージを伝えてくることになります。そのイメージをどこまで具現化できるかが、インテリアコーディネーターの腕の見せどころとなります。

重要なのは単純な色使いや使い勝手などだけではなく、顧客が何をイメージしているのか、どのような居住空間を作りたいのかをしっかりと聞き出すこと。より具体的にイメージできるようにしっかりと顧客の要望を把握しましょう。

もうひとつのポイントは予算感もしっかりと意識しておくこと。いくら顧客のニーズに合った住空間を提案できても、予算があまりにもかけ離れていては意味がありません。

顧客の予算とイメージをしっかり把握すること。これがインテリアコーディネーターの最初に行う業務といえるでしょう。

要望に沿ったインテリアを提案する

部屋のイメージや予算など顧客の要望を把握したら実際のインテリア案を提案します。インテリアに必要になる家具や住宅設備はいろいろな種類がありますが、その中から顧客の要望に最適なアイテムを選んでいきます。

インテリアのイメージができたら、そのイメージを形にします。上記の通り顧客はインテリアに関する専門知識のないことがほとんどです。そんな顧客にも分かりやすく、そしてイメージしやすくプレゼンする必要があります。

プレゼンには、使用するアイテムの詳細な情報はもちろん、パースなどを用いて視覚的にも分かりやすくする必要があります。言葉だけでは伝わりにくい説明は、別途資料を持ち込みましょう。実物を見てもらうことで、より顧客に理解してもらえます。また、顧客の疑問にしっかり答えられるように準備しましょう。

もちろんすべての提案が一発でOKを貰えるわけではありません。むしろ1度や2度の修正が発生するのが普通。顧客にとっては、大きなお金をかけて部屋を作り上げる作業ですので、簡単にOKが出るものではありません。

修正の依頼などがあればそれに対応するのもインテリアコーディネーターの仕事となります。

契約をして商品を発注

顧客が満足する提案ができたら正式に契約を結ぶことになります。

契約後はインテリアの実作業に移ります。もちろん作業は内装業者などに依頼する形になります。

同時にインテリアで使用するアイテムに関してメーカーなどに発注を行います。インテリア工事の準備を進めつつ、顧客との間で工事日程の調整などを行いましょう。

インテリア工事完了で契約完了

インテリアの工事期間中は、顧客と工事業者の間に入り、双方の意見を聞きながら調整を行います。ここまでくれば大きな作業はありませんが、常に現場や顧客を気にかけ、工事がスムーズに進むようにする必要があります。

工事が完了したら、自身が提案した通りのインテリアに仕上がっているか、工事の不備はないかなど、責任を持ってチェックします。

工事に問題がなければ顧客にも確認してもらい、何も問題がなければここで契約は完了。インテリアコーディネーターとして1つの仕事が完了となります。

インテリアコーディネーターが活躍する分野

顧客の要望に応えてインテリアの提案を行うインテリアコーディネーター。ではこの仕事が活躍する分野にはどのような分野があるのでしょうか。

インテリアコーディネーターが活躍する分野は、対応する顧客が個人か法人かで大きく分けられますので、それぞれ紹介していきます。

個人顧客向けの分野

個人顧客を多く受け持つのは、内装業者やリフォーム会社が中心となります。リフォームやリノベーションに合わせ部屋のインテリアを変えるという顧客は多く、こうした個人顧客に対応します。

また新築の家を立てる建築事務所や、住宅物件などを販売するハウスメーカーなどにも多くのインテリアコーディネーターがおり活躍しています。

住宅を建築、販売する業種以外では、インテリアで使用する家具を製作・販売する家具メーカーなどでもインテリアコーディネーターは活躍しています。

法人顧客向けの分野

法人顧客向けにインテリアコーディネーターとして活躍できる業界としては、ハウスメーカーや大手不動産業界などがまず考えられます。

さらに住宅のインテリアに限らなければ、空間プロデュース業界も考えられます。空間プロデュース業界の場合、住宅に限らずカフェなどの店舗や、商業施設全体のインテリアを担当するケースもあるでしょう。

さらにオフィス空間のプロデュースなども法人顧客向けのインテリアコーディネーターの仕事といえます。

インテリアコーディネーターのメリットとデメリット

インテリアコーディネーターの仕事はやりがいのある仕事です。とはいえ何もかもがいいというわけではありません。

インテリアコーディネーターの仕事にもメリットとデメリットはありますので、それぞれ紹介していきましょう。

メリット① 専門知識を活かして働くことができる

インテリアコーディネーターの資格を取得すると、「専門知識を活かして働くこと」ができるようになります。インテリアコーディネーターの実務では、家具や装飾品についてだけでなく、内装材や住宅設備機器といった建物に関わるあらゆる知識が求められます。

インテリアや建物に興味のある方であれば、インテリアコーディネーターとして専門的な知識を活かしながらやりがいのある仕事に携わるのがお勧めです。

メリット② 働き方の可能性が広がる

インテリアコーディネーターの資格を取得していることで、「働き方の可能性が広がる」というメリットも期待できます。

インテリアコーディネーターの活躍の場は、住宅・インテリアメーカーや販売店、工務店等、多岐に渡ります。また、企業への就職の他、フリーランスとしての活躍も可能となるので、ご自身の好みやライフスタイルに合わせた働き方が実現します。

メリット③ 人々に喜びを与えられる

また、何と言っても、仕事を通して「人々に喜びを与えられる」ことも、インテリアコーディネーターの仕事の醍醐味です。

お客様のイメージがしっかりと形になった時の喜びは、おそらくひとしおでしょう。住居やお店のインテリアが人の心に与える影響は非常に大きく、訪れる人に感動を与えられるかどうかがインテリアコーディネーターの腕の見せ所となります。

デメリット① 変則的な勤務スケジュール

一方で、インテリアコーディネーターの仕事には、「変則的な勤務スケジュール」がつきものです。

住居のインテリアを手掛ける場合にはお客様の休日に都合を合わせる必要がありますし、店舗の内装に携わるのであれば閉店後や開店前といった時間に現場を訪れなければならないこともあるでしょう。「平日・定時勤務」を希望する方にとっては、デメリットになります。

デメリット② お客様や工事関係者との調整業務

また、「お客様や工事関係者との調整業務」については、何かと苦労することも多いかもしれません。

お客様がイメージするインテリアについて「施工上の都合で実現が難しい」「納期の都合で希望よりも遅くなってしまう」といった不都合は、現場で頻繁に発生します。

お客様の要望と現場の都合、それぞれを上手く調整してなるべくスムーズな業務遂行を目指すことも、インテリアコーディネーターの仕事です。

インテリアコーディネーターに向いている人

コミュニケーション能力がある

インテリアコーディネーターとしての適性を考える上で、まず重視すべきは「コミュニケーション能力」です。お客様対応としては、対話の中からどのような空間をお望みなのか、外せない要素は何かを的確に把握しなければなりません。

また、希望するインテリアの実現には、業者や工事関係者との関係作りも不可欠ですが、ここでも対人コミュニケーションが欠かせません。人と話すことが苦にならないこと、自分の思い込みにとらわれることなく相手の意向を正しく汲むことができるといった能力が求められます。

インテリアや建築に対する興味関心が高い

また、「インテリアや建築に対する興味関心が高いこと」は言うまでもありませんが、ただ「好き」というだけでなく常に知識や情報をアップデートできることも、インテリアコーディネーターに求められる資質となります。

インテリアコーディネートに深く関わる住宅設備や家具、色彩の流行は、時代に応じて刻々と変化していくものです。プロであれば最新の情報やトレンドを踏まえて、お客様に対して魅力的な提案ができる様に準備しておく必要があります。

数字に抵抗がない

意外に感じられるかもしれませんが、「数字に抵抗がない」ことも、インテリアコーディネートの実務上、重要な要素となります。インテリアコーディネーターは、お客様のご要望を踏まえつつ、家具等の配置や寸法を考慮した上で最適な空間作りを提案しなければなりませんから、センスだけでは務まらない部分も多々あります。

数センチのズレによって大幅な狂いが生じることもありますから、細かな数字に苦手意識のある方は不向きと言わざるを得ません。

インテリアコーディネーター特有の働き方に順応できる

そして、「インテリアコーディネーター特有の働き方に順応できるかどうか」という点も、この職業に就く上での適性のひとつと考えることができます。

一般のお客様相手であれば、先方の仕事のご都合に合わせてどうしても土日に打ち合わせが入りがちですし、店舗等の内装を手掛けるのであれば営業時間外となる早朝・深夜の対応が必要になることもあります。

ストレスなく実務に携わるためには、プライベートやご自身の希望を踏まえて、不規則な勤務時間に無理なく対応できる必要があります。

インテリアコーディネーターとして働くためには?

では、インテリアコーディネーターとして働くには何が必要なのか、またどんな業界に行けば働ける可能性があるのかなどを考えていきましょう。

必須の資格はない

インテリアコーディネーターの仕事自体には、必須となる資格はありません。インテリアコーディネーターの資格はありますが、この資格は国家資格ではなく民間資格であるため、独占業務や名称独占資格ではありません。

無資格でもインテリアコーディネーターを名乗り、業務を行うことは可能ですが、顧客の感じ方という点では問題が残ります。

顧客としても何の資格もないインテリアコーディネーターと、きちんと資格を持っているインテリアコーディネーターがいれば、後者のコーディネーターを選ぶでしょう。

インテリアコーディネーターとして働くために必須の資格はないものの、インテリアコーディネーター資格を持っている方が、コーディネーターとして活躍できるというのが現実でしょう。

ハウスメーカーや内装会社の求人が多い

インテリアコーディネーターとして働くのに必須の資格はありません。そうなると、資格を目指しつつ、どんどん現場で経験が積める仕事に就くのがおすすめとなります。

インテリアコーディネーターを募集している求人を見ると、やはりハウスメーカーや内装関連の業者が多くヒットします。

これから就職をするという学生の方は、こうしたインテリアコーディネーターとして活躍できる業界に就職し、仕事をしながら資格を目指すというのもひとつの方法でしょう。

一方まったく別の業界で働いている社会人の方が、転職してインテリアコーディネーターを目指す場合は、やはり資格を取得してから転職するのがおすすめ。採用する側としても、資格を持っている方を優先して採用する傾向がありますので、まずは資格取得を目指すのがいいでしょう。

インテリアコーディネーターという仕事のやりがい

インテリアの提案を行い、顧客の住空間をプロデュースするインテリアコーディネーター。現実的には提案をするだけではなく、その後の工事の立ち合いなど、業務は多岐にわたります。

そんなインテリアコーディネーターの仕事にはどんなやりがいがあるのかを紹介していきましょう。

自らのプランニングで勝負できる

インテリアコーディネーターの仕事の魅力、やりがいとしては、自分のプランニングをお客様に提案できる点でしょう。

顧客の希望する住空間を、自分なりに考え、数多くある住宅設備や家具などから最適なものを選ぶ。これは基本的に自分の力のみで行う作業となります。自分の実力で提案したものが形となり、さらに、顧客から直接感謝の言葉を受け取れるというのは大きなやりがいとなります。

同じ現場がなく常に新鮮な気持ちで働ける

毎日単調な業務の繰り返しになると、仕事に対するモチベーションが下がってしまうなど、やりがいを感じなくなる原因となってしまいます。

その点インテリアコーディネーターの仕事というものは、まったく同じ現場が続かないという特徴があります。顧客の自宅のリビングのインテリアを提案するという仕事でも、リビングの広さや形などはそれぞれ違いますし、何より顧客の要望や予算も当然違ってきます。

同じ現場が続かないのは、仕事が単調ではないことの表れです。常に新鮮な気持ちで仕事の現場に迎えるという仕事であり、やりがいを感じる仕事といえるでしょう。

インテリアコーディネーター資格試験の概要

インテリアコーディネーター資格試験には、一次試験と二次試験があります。一次試験は、毎年9月~10月に実施され、期間中の試験会場・実施日の中から、受験申込時に希望会場・日時を1つ選択することになります。

試験形式は、テストセンターに設けられたパソコンを使用して受験するCBT方式で、インテリア関連の法規、規格、制度その他インテリアコーディネーターとしての専門知識について36問の択一式で出題されます。

二次試験は、12月上旬の日曜日に実施されます。試験範囲は「プレゼンテーション及び論文によるインテリア計画の提案に関すること」となっており、プレゼンテーションでは条件を満たした図面作成から着彩までが求められます。

一方、論文では、住居やインテリアに起こりうる状況や問題に対して、専門家として的確な解答を提案できる能力が審査されます。

参考:インテリア産業協会「インテリアコーディネーター資格試験」

インテリアコーディネーター資格試験の難易度

インテリアコーディネーター資格試験の合格率は、2018年~2022年の5年間、23%から25%の間で推移しています。一次試験の合格率は35%前後、二次試験の合格率は60%弱というのが例年の傾向です。

最終的な合格率のみに目を向ければ「4人に1人が合格できる試験」と考えることができますが、学科と実技の二段階で審査されること、実技は実務的な試験内容となること等に鑑みれば、合格率以上の難しさがあると考えて良いでしょう。

インテリアコーディネーター資格試験に合格するために必要な勉強時間は独学の場合で300~350時間とされていますが、通信講座等を利用することで独学以上に効率良く、短期間での合格を目指すことができます。

参考:インテリア産業協会「インテリアコーディネーター資格試験 試験結果」

インテリアコーディネーターの仕事Q&A

最後にインテリアコーディネーターの仕事を目指す方が持つ疑問に対し、解答していきます。

Q.未経験でも就職できる?活躍できる?

インテリアコーディネーターの経験なしで、就職し、インテリアコーディネーターとして活躍できるかと言えば不可能ではありません。不可能ではありませんが、かなり難しいというのも間違いありません。

就職先としても、何の経験もない新人に、いきなりインテリアコーディネーターを任せることはまずありません。多くの場合はインテリアコーディネーターの手伝いをするなど、別の業務を任されるでしょう。

実際にインテリアコーディネーターとして働けるのは数年先となるでしょう。

すぐにインテリアコーディネーターとして働きたいという場合は、未経験だからこそ資格を取っておくことが重要になるでしょう。

Q.とくに必要とされるスキルは?

インテリアコーディネーターとしてもっとも必要とされるスキルはコミュニケーション能力です。顧客としっかり向き合い、顧客の要望を引き出せなければ、いい仕事をするのは難しくなります。

もうひとつ重要なのが、インテリアに関する知識。その知識は家具やカラーコーディネートの知識だけではなく、住宅設備などの知識も必要となります。

そして、この2つのスキルを証明できるのが「インテリアコーディネーター資格」となります。

Q.取得しておくべき資格は?

インテリアコーディネーターで働く以上、最優先すべき資格はインテリアコーディネーター資格でしょう。インテリアコーディネーター資格試験は受験資格も必要ない資格ですので、ぜひ取得しておきたい資格といえます。

ほかの資格ではカラーコーディネーターの資格や、インテリアプランナーの資格があると業務に役立つでしょう。

関連記事:インテリアコーディネーター試験の試験概要変更についてはこちら

まとめ

インテリアコーディネーターの仕事とは、顧客の要望に応え、顧客が希望する住空間をプロデュースする仕事です。

現状の日本においては、各都道府県で問題となっている空き家の有効活用や、築年数の長くなった物件の再生など、活躍の場が多い仕事でもあります。

インテリアコーディネーターの仕事にはメリットもデメリットもありますが、多くの仕事の中でもやりがいを感じられる仕事といえるでしょう。インテリアコーディネーターとして働くために、必須の資格というものは存在しません。必要なスキルや知識を持ち合わせていれば、誰でも就ける仕事です。

とはいえ、現実的に必要なスキルを持っていることを証明するのは難しい話。そこでおすすめしたいのがインテリアコーディネーター資格の取得です。インテリアコーディネーターとして必要なスキルや知識を持っていることを証明できる資格であり、資格を取得することで就職や転職で有利になり、さらに顧客からの信用も高まります。

これからインテリアコーディネーターを目指すという方、とくに未経験の方はまずは資格取得を目指すのがおすすめです。

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