インテリアコーディネーターの模試受験について

インテリアコーディネーター試験の合格率を上げるための模試受験のコツ

インテリアコーディネーターになるためにインテリアコーディネーター試験の受験勉強をしていると、自分の実力がどれくらいなのか、合格に近いのかどうかを把握しておきたいと思うものです。受けるからには合格したいですから、本番前に実力を試す機会がほしいという人は多いでしょう。

インテリアコーディネーター試験の対策と実力の把握がまとめてできる模試とはどういうものなのか、内容や受験するメリット、開催概要について解説します。

目次

インテリアコーディネーター試験対応の模試とはどういうもの?

インテリアコーディネーター試験対応の模試とは、インテリアコーディネーター養成コースを持つ専門学校などが主催する専用の模擬試験です。受験する目的を考えながら、インテリアコーディネーター試験対応の模試とはどういうものかを見てみましょう。

インテリアコーディネーター試験の合格率を上げるために受けておきたい

インテリアコーディネーター試験対応の模試は、過去問題と主催者が独自に分析した出題傾向から作成された問題に挑戦するものです。多くのインテリアコーディネーター試験合格者を排出している専門学校が開催していることが多く、合格のためのノウハウを生かして作られた問題を解くことになります。

通学や通信教育、独学などどの方法で勉強していても、ただ学習を続けているだけではどれくらい理解力がついたのかなかなか分からないものです。また、インテリアコーディネーター試験の一次試験は出題範囲が広い上に、上位得点者から合格していくシステムですから、得意分野の正答率が高くても不得意な分野で点が取れないと合格が厳しくなります。

模試を受けることで、現時点での実力を客観的に把握すると同時に、不得意な分野をいち早く知って対策を立てることが合格への近道なのです。

試験本番を想定して受験できる

インテリアコーディネーター試験は年に1回しか開催されません。つまり受験できるチャンスは1年に1回だけですから、不合格になると来年まで受験できないことになります。早くインテリアコーディネーターになりたい人なら、合格までに何年も費やすのは避けたいところでしょう。

インテリアコーディネーター試験対応の模試は本番と同じ形式で行われるため、本番に備えたいいシミュレーションになります。模試に参加することで問題の傾向や難易度が把握できるのはもちろんですが、時間配分や会場の雰囲気といった点も体験できます。

何ヶ月も学習していざ本番に臨んだのに緊張で頭が真っ白になってしまい、実力はあったのにほとんど発揮できなかったというケースは少なくありません。長期間の努力を無駄にしてしまわないためには、本番さながらの状況で予想問題に挑戦する機会を生かすことが大切です。模試では試験当日の雰囲気に慣れることで、当日も冷静な気持ちで対応でき、実力を発揮できるでしょう。

インテリアコーディネーター試験模試を受けるメリットは?

インテリアコーディネーター試験対応の模試は、複数の主催者が開催しており多くの受験者が活用しています。模試を受けるメリットは何かを知りたい人のために、模試を受けたことで得られる主なメリットを3つ紹介しましょう。

自分の今の実力を客観的に判断できる

通学や通信教育、独学などインテリアコーディネーター試験の学習方法はいくつかあります。このうち、自分の実力がどれくらいなのかをもっとも把握しにくいのは独学で、次に通信教育です。直接講師からレクチャーを受けたり分からないところを質問できたりする通学とは違って、独学や通信教育は基本的に一人で学習するスタイルだからです。

一人で学習していると、1冊の問題集を繰り返しやって同じ問題を何度も解くという方法を取ることが多く、問題自体に慣れてしまうといったことが起こりがちです。そうすると、使っている問題集の問題は分かるけれど、違う問題が出ると正答できないという可能性が高くなります。本当にテキストの内容を理解できているかを知るには、新しい問題を解く機会を積極的に活用するのが効果的ですから、模試を受けることで本当の実力を客観的に判断できるのです。

本当の実力が分かれば、有効な対策が取れて正答率を上げやすくなるでしょう。

得意な分野と不得意な分野を把握できる

インテリアコーディネーター試験の一次試験は、幅広い分野から50問出題されます。どの分野から出題されるかはわかりませんし、まったく出題されない分野もあります。

多岐にわたる分野のすべてを理解し100%正答できる人もいるかもしれませんが、たいていの人は得意な分野と不得意な分野とがあります。1点でも高い得点を獲得するには、得意分野の問題の正答率を可能な限り上げていくと同時に、不得意な分野の理解度を少しずつでも上げてできるだけ間違えないようにするための学習をみっちり行うことが大切です。

模試を受けると、得意な分野と不得意な分野とが明確に把握しやすいです。得点が取れていれば得意な分野と言えますし、得点が伸び悩んでいたらその分野は不得意だと分析できます。得点率を底上げするには、不得意な分野の正答率を少しでも上げるほうがより有効ですから、模試の結果をしっかり分析し、不得意な分野をカバーできるような学習計画を立てれば合格に一歩近づけるでしょう。

強化すべき分野を集中して勉強できる

インテリアコーディネーター試験対応の模試は、問題の採点だけでなく、分野別の得点率から分析した今後の勉強方法のアドバイスをしてくれるものがほとんどです。模試の問題はあくまでも過去の出題傾向から予想して作られていますから、本番の試験で出題されるとは限りません。しかし出題される可能性が高い問題を解いた結果をもとに、本番までの学習方法を的確にアドバイスしてもらえますので、特に独学や通信教育で学習している人にとってはありがたいサービスなのです。

模試が開催される時期は本番の1~2ヶ月前と追い込みに入る時期です。まんべんなく学習するよりも、間違いやすい問題の対策を考えていかなければいけません。そういう段階で、結果から分析されたアドバイスをもとに強化すべき分野を把握できるので、集中して学習できますし弱点克服の効果も出やすいでしょう。学習時間が限られている中でより効率的に学習を進めるためにも、強化すべき分野に絞って学習することが大切です。

インテリアコーディネーター試験模試を受けるには

インテリアコーディネーター試験の合格をめざしているなら、本番までに1回は模試を受けておきたいもの。受けてみたいけれどどういうものか分からないという人のために、インテリアコーディネーター試験対策の模試の概要についてまとめました。

インテリアコーディネーター試験対策模試の開催概要

インテリアコーディネーター試験対策模試は、インテリアコーディネーター養成コースなどを擁する専門学校や通信教育会社が開催しています。過去の問題や出題傾向を独自に分析した結果考えられた予想問題を出題します。

会場もしくは在宅のどちらかで受験可能です。会場受験の場合は本番と同じ時間帯・所要時間に設定されているので、在宅受験をするならタイマー設定をして取り組みましょう。

インテリアコーディネーター試験対策模試の開催地および開催回数

インテリアコーディネーター試験対策模試は、本番である試験日の1~3ヶ月前に開催されます。東京、大阪、名古屋、福岡などの都市圏は設定された会場で受験できます。会場に行くのが難しい場合は在宅受験を選びましょう。

対策模試の開催回数は主催者によって異なりますが、一次試験用が1~2回、二次試験用が1回です。

インテリアコーディネーター試験対策模試の受験料

対策模試の受験料は、主催者によって設定してあり同一金額ではありません。下記の表を参考に、比較検討してみてください。

一次試験用 二次試験用
HIPS 1,000円(HIPS受講生)
5,000円(一般)
9,000円(HIPS受講生)
12,000円(一般)
ハウジングインテリアカレッジ 13,200円(2回) 13,200円
ユーキャン 7,800円
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