年金アドバイザー3級に合格するなら「過去問」が必須!その理由とは?

年金アドバイザー3級試験に合格するには、過去問の活用が欠かせません。しかし、年金アドバイザー試験に限らず、資格試験において過去問演習が重要だという話はよく聞きます。

他の資格試験と比べると、年金アドバイザー3級試験に合格するうえで、過去問の重要度はどれくらいでしょうか。また、重要な過去問をどのように活用すればいいのでしょうか。

年金アドバイザー3級試験における過去問の重要性について、詳しく見ていきましょう。

目次

年金アドバイザー3級の勉強に過去問が必須な理由とメリット

年金アドバイザー3級試験に合格するうえで、過去問演習は絶対に必要です。
資格試験一般の話として、過去問演習は重要です。しかし、年金アドバイザー3級試験においては、他の資格試験一般と比べても、過去問の重要性は際立って高いと言えます。過去問の重要性が際立って高いということは、過去問演習のメリットも非常に大きいということです。

年金アドバイザー3級試験において、他の資格試験一般と比べても過去問の重要性が高いのはどうしてでしょうか。また、過去問演習を行うメリットはどのようなものでしょうか。

過去問が必須である理由

資格試験一般の話として、過去問が重要であるのは、過去問演習を通してその試験の出題傾向を掴み、時間配分の感覚を養うことができるからです。

しかし、年金アドバイザー3級試験で過去問演習が重要なのは、それらの理由からだけではありません。年金アドバイザー3級試験で出題される問題の95%は、過去問と全く同じ問題か、過去問を微修正しただけの問題です。いわば、過去問とほぼ同じなのです。
したがって、年金アドバイザー3級試験においては、他の資格試験一般と比べても、過去問演習の重要性が際立って高いと言えます。

過去問を利用するメリット

出題される問題の95%が、過去問と全く同じ問題か、過去問を微修正しただけの問題で構成される年金アドバイザー試験において、過去問演習を行うメリットは大きいです。

まず、数年分の過去問を解くことで、同じ問題や類題を繰り返し解くことができ、基本的な学習事項の定着に大変役立ちます。

また、過去問で解いたのと同じ問題や過去問の類題が本試験でも出題された際に、かなり速いスピードで処理することが可能となります。つまり、本試験で出題される問題の95%に対する処理スピードが、格段に上がるのです。

さらに、処理スピードが格段に上がることで、過去問では出題のなかった残り5%の新たな出題に時間をかけることが可能となります。そうなると、高得点での合格も夢ではありません。

年金アドバイザー3級受験におすすめの過去問

年金アドバイザー3級試験には、公式の過去問集として、「銀行業務検定試験 問題解説集」という問題集があります。書店や公式サイトでお求めいただけます。
※フォーサイトの年金アドバイザー合格講座には、公式テキストと問題解説集が付属しています。

級によって、掲載されている年数に違いはあるものの、問題解説集には数年分の過去問とその解説が掲載されています。

過去問を使ったおすすめの年金アドバイザー3級の勉強法

出題される問題の95%が、過去問と同じ問題か過去問に微修正を加えた類題である年金アドバイザー3級試験において、過去問演習の重要性は他の資格試験一般と比べても、非常に高くなっています。では、その重要な過去問を、最大限活用するには、過去問を使ってどのように勉強すればいいでしょうか。
過去問を使ったおすすめの勉強法について見ていきましょう。

解説を読んだだけで満足しない

過去問を繰り返し解く方にありがちな失敗は、問題を解いて間違えた際に、解説を読んでそれっきりにしてしまうことです。

解説を読むことはもちろん重要ですが、それだけで1対1対応の「点の知識」が積み重なるだけとなってしまいます。点の知識は他の知識と組み合わさることはないので、いざというときに思い出すことができません。

したがって、問題を解いて間違えた際は、解説を読んで終わりにせず、知識をインプットするのに使ったテキストの記載に遡って学習しましょう。テキストに記載の関連論点も合わせて学習することができ、他の知識と組み合わさった「線の知識」を身に付けることができます。線の知識は、いざというときに思い出しやすい、良質な知識と言えます。

間違えた箇所をマークする

正誤の判断を間違えた選択肢と、正誤の判断の根拠があいまいな選択肢があった場合、付箋やマーカーでマークしてください。

それらの選択肢には、あなたの弱点ポイントがぎっしりと詰まっています。ただ解説を読んで終わりにしてしまうのはもったいないです。1対1対応の「点の知識」が積み重なるだけとなってしまいます。点の知識は、いざというときに思い出しづらい知識です。

正誤の判断を間違えた選択肢と、正誤の判断の根拠があいまいな選択肢があった場合、知識を最初にインプットしたテキストの記載に遡って学習しましょう。関連論点を合わせて学ぶことができ、他の知識と組み合わさった「線の知識」を身に付けることができます。線の知識は、いざというときに思い出しやすい、良質な知識です。

捨てる問題を選定する

年金アドバイザー3級試験は、6割の得点で合格できます。したがって、5問程度であれば、解くことを最初からあきらめてしまっても大丈夫と言えます。

たとえば、高年齢雇用継続給付と、特別支給の老齢厚生年金の支給調整という難しい論点があります。難しい論点であるため、知識を頭に入れるのにも一苦労です。もちろん、この論点の問題を解けるに越したことはありませんが、解くことを最初からあきらめ、他の論点の学習に専念するというのも戦略の1つとして考えられます。

このような、捨てる問題の選定は、過去問演習を通して初めて可能となります。ただ、年金アドバイザー試験においては、絶対に解けないような難問・鬼門の類は出題されません。したがって、苦手意識だけで安易に捨て問を作らないように注意する必要があります。

まとめ

過去問と同じ問題や過去問の類題が出題の95%を占める年金アドバイザー3級試験の合格には、過去問演習が必要不可欠です。しかし、過去問演習を効果的に行うには、まず年金の基礎知識をしっかりとインプットしておく必要があります。

初学者が年金を学習する際には、参考書選び等、様々なハードルがあります。通信講座を利用することで、プロの手を借りて、年金の基礎知識を効率よくインプットすることができます。

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