行政書士試験で180点取って合格。勉強を休んだ時期もありました
【行政書士】
2015年(平成27年度)合格
- 勉強期間
- 10ヶ月間
- 受験回数
- 3回目
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 20代
- 性別
- 男性
ユーキャンの講座を使いましたが、テキストや過去問をこなすことなく受験し、合格できませんでした。20歳の時には受験の申し込みをするも、モチベーションが保てず、勉強もせず、受験会場にすら行きませんでした。
次に受験したのは7年後。27歳でした。私はFP1級に合格したばかりで、自信を持っていましたが、将来、より専門性を求められるだろうと感じ、行政書士の受験を決意しました。
使ったのは藤井行政書士予備校のテキストでした。分厚いテキストですが、おおむね頭に入っていたので、大丈夫だと思っていましたが合格できませんでした。
自己分析の結果、自分の合格パターンとの相違点を見つけました。
①方向性がブレて、マニアックな部分まで知識習得に走っていた。
②テキストは押さえていても、問題演習もなく、過去問を解いていない。
この二点でした。
私が自己分析を踏まえ、フォーサイトを選んだのは、全国平均以上の合格率、という実績からでした。この実績は事実であり、合格率を公表していないスクールや通信講座よりも説得力を感じたからです。
わかりやすいとか、満足度が高いといった観点は解釈であり、要は合格するかしないかだけなので、フォーサイトを選びました。
前回の試験で合格がないとわかった私は、しばらく落ち込んでいました。
FP1級に合格した自分に自信があったからです。再受験の心が決まったのは1月で、フォーサイトのバリューセット2DVD講座に申し込みをしました。
教材が届き、さっそくDVDを見ていきましたが、前回の藤井行政書士予備校テキストで理解していた内容が続くので、新鮮な気持ちになれず、だんだんと見るのが作業になり、DVDを見なくなり、勉強もしなくなりました。
勉強しないまま迎えた5月12日、簿記3級の勉強をし始め、6月14日簿記3級の試験を受けました。何をやっていたんでしょうか。
6月15日。行政書士の勉強を始めました。計画は大まかにしか立てませんでしたが、試験日から逆算して、この時期はテキスト、この時期は過去問という具合に紙に書いておきました。
簿記に手を出した自由な自分ですが、2015年の年頭に立てた目標は行政書士試験に合格すること。それだけが目標でした。合格の為に払う代償は遊ぶ時間・仕事の成績(つまり年収)・コミュニケーション能力。
私は飲みに行かずテレビも見ず、友達とも遊ばず、運動もせず、仕事はほどほどにし、エネルギーのすべてを合格に向かわせました。
私は初学者ではないので、5ヶ月あれば十分だと思っていました。そして見たいDVDだけ見終わった後、過去問を解いてみたのですが、全く解けないことに気が付きました。
その時残り4ヶ月。焦りながら過去問を解き始めました。言われる通り、一問ずつノートに書くスタイルです。でも、これは自分には合わず、時間もかかるため、解くだけにしました。
一般知識以外の過去問を2回やったところで直前対策の教材が送られてきて、そちらをメインでやりました。私は記述式対策に力を入れました。問題に当たるのを繰り返すうち、記述式に慣れてきて、だんだん解答が書けるようになっていきました。
試験1ヶ月前は、記述式対策、択一対策を回し、寝る前に民法と行政法のテキスト、一般知識対策、を読んでいました。試験当日は教材の模擬試験を2回分行い、軽く復習し、試験に臨みました。試験は記述式から解き、あとは順番通りにしました。
勉強時間についてですが、最初は朝4時に起きて3時間やり、帰ってきて1時間、のようにしていましたが、朝4時に起きて1時間やって寝る、のように、だんだん少なくなりました。だから休日は朝から晩まで勉強しました。
朝から晩までパジャマなので、家族も引いていましたが、それが普通でした。そして、勉強のストレスからか、問題を1問解いたら、youtubeでお笑い芸人のコントを30分見る、そしてまた1問解いたらまた30分見る、のような日々もありました。
でもそんな自分を責めず、できる時、できるだけやりました。どうせ合格する。もう二度と勉強しない。合格してどこに遊びに行こうか。など、強気な姿勢を保ち、合格を受け入れる自分を日々作りました。
行政書士試験は難しい試験だ、という思いはもちろん自分も持っていますし、挑戦しない限り合格はない、という点は誰もがうなずいてくれると思います。世の中にはいろんな人がいて、難しいから合格できない、という自分の否定的な考えを言葉にする人がいます。
そんな人の言葉を聞かず、精神を合格エネルギーで満たし続ける為、受験については家族や理解者以外には言いませんでした。夢は確認する頻度が高いほど叶う、みたいな言葉があったと思います。私は毎朝「合格して○○さんと、○○をかっこつけて歩く」という夢を確認していました。
教材についてですが、フォーサイト以外使っていません。
一般知識のDVDで、福澤先生が、「一般知識の範囲は膨大ですが、分析して作ってあるので信じてやって欲しい」そんなふうに言われていて、私はこの言葉を信じようと思いました。
FP1級(一次)の時も1つの教材だけを信じてやっていました。
合格できなかった前回は、「どこどこの試験委員が監修した模試」に手を出したり、新たに補助的なテキストを買ったり、何か、とにかくいろいろ買っていました。もし私が次回何かに挑戦するなら、迷わずフォーサイトを選ぶでしょう。
息抜きは、上手にできていたのか、と言われると、できていたんだと思います。勉強したくない時はしない。寝たい時は寝る。マンガを読みたい時は読む。
ただ、友達と遊びに行かず、仕事以外で人と関わらない為、孤独は強く感じていました。頑張っている自分がいる、苦しい、わかって欲しい、話を聞いて欲しい、と。
でも逆に、こんなにもつらい感情を乗り越えれば人間として強くなれる、そう思っていました。
試験結果についてですが、180点でした。11月8日の試験終了から1月の合格発表まで、「どちらかわからない」状態で過ごしました。
いろんなものを犠牲にして合格にフォーカスし、合格だけを目指し、予定通り合格しました。これは良い教材を作って下さったフォーサイトの皆さまあっての事です。深く感謝申し上げます。