育休もとって900時間かけた行政書士の学習の実態レポート
【行政書士】
2016年(平成28年度)合格
- 勉強期間
- 1年間
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 30代
- 性別
- 男性
今の場所での生活を望む場合はいつかは転職の時が来るのです。
30代に入りこのままでいいのかと考えていた時に3人目の子供が出来ました。いずれ転職が必要になるなら他業種をやってみたい、まずは何か変わらなくてはと思い会社で初の男性の育児休暇を取得し何か勉強することにしました。
大学も中退だったので何かしら自信になるものが欲しいと考え見つけたのが行政書士資格でした。
以前に宅建士を独学で受けた経験もあるので少しは馴染みのある法律系資格に絞り、そのなかでも受験資格に制限がなく受かれば社労士の受験資格になる行政書士に決めました。
宅建は独学でもなんとかなりましたが1年で結果を出すならやはり通信講座を利用するべきだと考え妻にお願いしました。
フォーサイトに決めた理由は何と言っても金額です。低所得ながら子供の将来の貯金だけは貯めてあげたいのもあり、他の会社は選択肢から外しました。
申込は10月、試験は翌年11月なので1年以上ありました。
育休は5月より取得でしたので5月まではDVDやテキスト中心に仕事の休憩時間や出勤前に1日2hほど学習しました。育休中も仕事はゼロではなかったのですが学習時間を早朝をベースに1日5hほど学習し、夕方から子供たちが寝るまでは育児の時間に使いました。
育休を取ることに無責任だなどと思うかたも多いかと思いますがそれは十分に承知しています。私自身は勉強の時間も取れ、子供の為の時間も取れ、妻の大変さや家族の大切さを実感した大事な休暇でありました。
学習に関しては、心配性なのもありフォーサイトの学習内容では正直不安でした。6割を目標にするということは少しでもミスしたらアウトという事なのでフォーサイトにのっていないことまで自分で調べました。特に判例は判例集を買い時間がある時に読んで理解を深めました。
行政不服審査法の改正内容が試験範囲だろうと早くから考え行政不服審査法については学習するのを中断しました。法改正については常に自分で確認しておくことが必要だと思いました。
模試試験は他社のものも受けました。合格範囲内ではありましたが記述抜きで180点を目標に問題に取り組みました。特に一般知識はいくらやっても全く自信がありませんでしたが社会保障を中心に取り組みました。
妻の出産や仕事でのトラブルなどもあり集中出来ない時期もあり総学習時間は900時間ちょっとでした。
試験直前期や試験の日はまったく落ち着けなかったのでフォーサイトの合格者の声や試験直前の過ごし方などをみて落ち着くようにしました。
試験の日当日も相変わらず落ち着かず頭も真っ白状態で試験スタート。時間配分にも気をつけて取り組んできたはずでしたが文字数の多い時間稼ぎ問題や民法にまんまと時間を取られ結果的に内容はボロボロ。
一般知識に個人情報保護法がでなかったり記述も自信満々に非訴事件手続法と書いてしまったりしました。
自己採点で記述以外で140点 記述の1問は満点で残りの2問の部分点にかける状態でほぼ諦めていました。最終的にはギリギリで合格していましたが発表まではまったく生きた心地がしませんでした。
やってみてわかったことはフォーサイトの先生も言っているように行政書士試験は結局は基礎が大事で、条文を一語一句覚え何度も何度も繰り返し過去問をやって地盤を固めた上で応用である最新判例などを積んでいく事が必要だった事と時間配分や問題の難易度を意識する判断力を身に付ける事が重要だと思いました。
この資格が今後の自信につながると思っています。
フォーサイトの先生方色々教えてくださってありがとうございました。