行政書士の勉強は効率最優先で!最後の1~2か月で合格が決まる!

性別女性
年代40代
試験年度2016年(28年度)
エリア広島県
勉強時間1000時間
勉強期間8ヶ月間
職業正社員(サラリーマン)
勉強法過去問,模試
商品DVD,CD,テキスト,合格手帳,eラーニング
受験回数4回目
試験科目行政法,一般知識
学習スタイル通信講座,独学
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
行政書士合格には、効率的な勉強が何より大事。

合格発表日の翌日の朝のこと。

合格を完全に諦めていた私は、いつものように試験の翌日からまた勉強を始めていました。不合格を決めつけていたものの、気持ちを完全に切り替えるために一応確認だけしておくかと、HPで合格者の受験番号画面を開きました。

「ん?!え?ある?」

信じられない瞬間でした。何度も見直し、慌てて家族に確認してもらい

「あるよ!母さん、合格しているよ!」

と言われても、まだ信じられない。(笑)、、、そんな合格を知った瞬間でした。

法律職とは無縁の学生生活を送ましたが、結婚後、不動産を営む実家の近くに引っ越したのを機会に取得を勧められたのが、行政書士でした。

思い起こせば、私は4回目の受験で合格しました。それも20年かかっています。

フルタイムの仕事をしながら、単身赴任家庭で年子の二人の子供を出産子育てをしながらの勉強は、どこか「不合格でもしかたない」と言い訳しながら、なんとなくの勉強だったと思います。

また大きな要因の一つに、両親から「過去問やってたら合格できる簡単な試験。通信教育なら○○。」という遠い昔のどこかから聞いてきたような話を真に受けていたこともあります。

他の資格試験も同様だと思いますが、法改正や時代の流れなど、刻々と状況は変わります。当然試験内容も変わるわけで、そこの情報やポイントとなる知識を入れずして合格出来るほど甘くはないのです。

しかも10%を切るような難化した行政書士試験を独学で合格できるという考えは相当甘いと、3回目となる前年度の受験した際に痛切に感じました。

また今はインターネットを使って勉強できる時代です。効率よく理解しやすい勉強方法がとれる時代が来ているのです。そういう意味で勉強方法かえて、本気で合格を狙うことにしました。

たまたま「使える通信講座」を探していて目に止まったのががフォーサイトでした。

フォーサイトの通信講座は、本当に良くできていると思います。私はDVDがプラスされた直前対策までコース(バリューコース2)を選びましたが、お値段以上の内容と使い勝手でした。

基礎がとても大事なので、何度も繰り返して覚えて理解する必要がありますが、道場破りやカードなど、隙間時間を使ってどこでも勉強できるように出来ています。また動画のダウンロードも可能なので、iPodに入れて休憩時間に見ることも、聞きながら家事をすることも出来るのです。

他社の通信教育に比べて安価な価格設定をされているフォーサイトなので、テキストだけで勉強は勿体無いです。思い切ってDVDやCDなどを使って効率よく勉強していけば、初回合格をすることが可能だと思います。

あと、勉強しているうちに必ず疑問が沸いてきます。質問箱を利用して、何度かやり取りをさせていただきましたが、とても丁寧な対応をしてくださいました。条文も添付して戴き、理解の助けとなりました。

どういう意味が書いてある問題か分からない、、と3ヶ月悩んでいた問題を、あっさりと噛み砕いて説明していただけたことから、こんなことなら、早い段階から使えばよかったと思ったものです。疑問があれば遠慮せずに質問できるシステムがあることは、とても心強いです。

講義の合間に、福澤講師がお話してくださるちょっとした内容で、一見試験には関係なさそうなことでも聞くとまた頑張ろうと思うことも多かったです。

また受験までどんな気持ちでどんな勉強をしていけばよいのか、直前の過ごし方など、本当に丁寧に書いてあるテキストまで入っているのでその通りにして体調を整えるのも役に立ちました。

勉強時間の取り方、食事、勉強以外のところまで情報が書かれており、初心者にも気を配られて講座が出来上がっていることに驚きました。

辛い時には、合格体験記を読みました。皆、迷ったり、嘆いたり、生活に流されながらも、日々諦めない気持ちを持ち続けたばかりです。とても勇気づけられました。漫画は子供にも好評(笑)で、行政書士試験を頑張る原動力ともなりました。

実際の勉強方法ですが、3月末から始めました。高校生と中学生の子供たちの弁当作りなどが6時前から始まるため、4時に起きて1時間半。子供たちが登校してから1時間は勉強して仕事へ。合間に、道場破りやカードで知識確認。

夜はDVDを見ることが多く、DVDをかけて聞きながら炊事をしていました。一日どんな日も、必ず2時間は勉強することに決めていました。

夜は疲れているので、あまり無理をしないで10時前に就寝、朝は4時起床とこれだけは守って体調管理と時間管理をしました。

基礎知識を入れたらと過去問を繰り返し、理解不足のところは、自分で表を作ったりしました。行政法では特に、義務か任意か、手続法と不服審査請求など、混乱する箇所が沢山あります。

テキストをよんでいるだけでは、自分の頭に落としきれないところは、自分で表をつくり、付箋をつくり、壁に貼り、通るたびにみて覚えていきました。

フォーサイトの合格手帳を見たら、試験1か月前で780時間勉強していました。最後の一か月は平日4時間、休日は10時間はしていたように思います。

記述対策については、9月半ばから本格的にやり始めました。問題をよく読めば書くべき内容がスラスラでてくるようになる知識なしでは、本番の試験に対応できません。

今にしてみれば、8月に入る前に基礎が固められていれば、記述の練習も早く出来たと思うのですが、定着していなかったので私の場合は直前期でした。

一日20問、書いて書きまくりました。同時に一般知識勉強も同時並行です。フォーサイトの2回の模試も余裕で合格ラインに達していましたが、他の模試では記述がダメダメで、残り1か月で理解不足分野の勉強し直しと記憶作業も追加しました。

受験申し込み時期を考えたら、8月に「もう、今年は受験止めよう。」と思われる方も多いのかと思いますが、最後の1~2か月が勝負を分けると思います。受験をやめようと思うほどなら、来年に合格するつもりで、模試として受験されるという考えはいかがでしょうか?

「今」勉強してやれるだけの準備をすることが大事だと思います。

というのも私、本番は緊張で問題を読んでも読んでも頭に入らない時間がありました。

試験開始まで、2回もトイレに行くほどの緊張した自分に驚いていましたが、まさかの真っ白。

「もう落ちる!」と思ったとき、「来年受けるつもりで、今日は普通に模試を受けているつもりになろう。」と開き直りました。

不合格になっても死ぬわけではありません。(笑)今の実力をはかるという視点に切り替えて、真剣に最後まで取り組みました。それでも終了後、泣き出したい気持ちを抑えて足早に会場を後にしました。

「懸命にやったけど、ダメだったな。でも、もう来年の試験への道は始まってる。ボケっとする時間が勿体ない。」と自分に言い聞かせて、帰宅し、解答速報で落胆しましたが、翌朝からまた勉強始めました。

合格発表の翌日まで、いつもどおりの勉強をしてました。

今までにない記述の問題があり、これは半分もとれないなと思っていたのですが、結果は44点。読み間違いの多かった択一で138点の合計182点というぎりぎり合格でした。

択一の問題が難しい年は、記述の採点が甘くなる傾向があるように思います。最後まで諦めないで粘ることが大事だと思いました。

行政書士試験は、簡単だとはおもいません。しかし、誰もが狙える資格試験だと思います。諦めず、やれば合格できる資格試験です。

合格まで長い時間をかけたので、短期で合格する方法が分かりました。やはり教材と勉強時間の確保が大事です。あと、素直に取り組める気持ちさえあれば、大丈夫。

これからも開業や他の資格試験のため、勉強続けていきます。
13おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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