
行政書士の勉強1500時間、講義のCDとDVDは何度使ったかわからない
【行政書士】
2017年(平成29年度)合格
- 勉強期間
- 1年間
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- パート・アルバイト
- 年代
- 20代
- 性別
- 男性
2年半程前、私は市役所職員を目指して、試験勉強を始めました。その動機は、公務員であれば、民間に比べれば残業も少なく、土日もしっかり休めるだろうという安直なものでした。
写真作家を目指していた私は、大学卒業後入社した写真スタジオを半年で退職し、西日本をバイクで一周しながら写真を撮って作品をつくり、いくつかの写真コンテストに応募するも、箸にも棒にもかからず、今後どうすべきなのか思い悩んでいました。
貯金も尽き、どうやって生計を立てながら写真を撮るかを考えた結果、公務員であれば、休みもちゃんとしているだろうし、写真を撮る時間も取れるだろう。と思いつき、学生の頃やっていたニトリでのアルバイトを再開し、市役所職員の採用試験の勉強を始めました。
半年の勉強ののち、1度目の受験では地元の市役所は一次試験で落ちましたが、隣の県の市役所は最終面接まで残りました。しかし、結果は不合格。
さらに一年後、いくつかの市役所を受け、全て一次試験は突破しましたが、最終面接で不合格。1度目で最終までいった市役所にも再度落とされ、落ち込みそうになっていたところ、ふと、ある行政書士のブログが目に留まりました。
行政書士という職業はそれまで聞いたことはあっても、どんな仕事をしているのか全く知らず、興味もありませんでした。しかし、そのブログでは、行政書士の日々の仕事内容が書かれていました。
ぶっちゃけた話、休むも働くも自分次第、釣りをしながら仕事の電話が入れば対応するなど、かなり自由なものでした(笑)そのとき、「これだ!!」と思いました(笑)
もちろん、そんな自由な勤務にも惹かれましたが(笑)それにも増して、自分の知識と技術で仕事をこなし、全て自分次第、がっつり稼ぐもあり、生きていけるくらいに稼ぐもあり、安定性は無いが、自分にあった働き方ができる。
そして何よりも、「自分の力で生き抜いている感」が、私をわくわくさせました。
「公務員とかいうクソつまらない仕事をするよりも(公務員の方すみません。若干、試験に落とされた僻みも入っております。)わくわくする仕事をして、最終的に写真作家にもなったらええやん!」
と決意が固まりました。
そして、すぐに行政書士試験の勉強に取りかかりました。
まず始めに、初心者でもわかりやすそうな行政書士試験対策の本を一冊、本屋で調達し、とりあえずその本を一周勉強しました。その中で行政書士の試験内容を大まかに把握し、次に教材選びに入りました。
市役所試験では、ユー◯ャンという有名な通信講座を受講していたので、またそこにするかと考えていたのですが、ネットで調べていくうちにフォーサイトに出会いました。
2つの教材の資料を請求し、比べたところ、なんとなく、良さそうな気がしたのでフォーサイトに決めました。(笑)
しかし、結果的にその選択で正解でした。
フォーサイトのテキストは、高校、大学と理系で法律初学者の私にも分かりやすく丁寧に解説されており、スムーズに理解することができました。
又、講義DVDや講義CDがあり、家にいながら講義を受けることもできるし、車を運転しながらCDを聞いたり、スマホで講義動画を流しながら運転することもでき、勉強時間を大幅に増やすことができました。
写真撮影に出かける車中も、デートの時の車中でも流し続け、同乗者からは「眠くなるからやめて」とクレームがでても気にせず流していました。写真撮影の為に遠出をした時など、一日10時間程聞いていた時もありました。
さらに、過去問題集は、難易度ごとにランクづけされており、最初は簡単な問題から初め、一通り終わったら次の段階へと進めることができるので、難しい問題でつまづき、全範囲を学習するのに多大な時間を要する。というようなことが起きにくい構成となっていました。
しかし、中でも特筆すべきは、担当講師である福澤先生の講義内容でした。講義内容が分かりやすいことはもちろんですが、講義の中で挟む福澤先生の蛇足が面白く、飽きることがありませんでした。
又、コーヒーブレイクと題された講義の合間の先生のお話では、行政書士という仕事のやりがいや、試験を乗り越えるためのマインド、励ましなど、長期間の勉強を乗り越える糧となりました。
週4でニトリで働き、1年間で約1500時間程の勉強で、テキスト4周、過去問4周、択一問題2周をし、暗記するべき項目や、わからなかった問題などは全てノートに書いて何度も見返しました。
講義CDやDVDは何度聞いたか覚えていないほど聞きました。
そして、今回、無事、行政書士試験に合格することができました!
この、行政書士試験に挑戦したことで、日々、地道にコツコツとやることの大切さと、積み重ねた努力の大きさを深く実感することができました。
また、私が試験に挑戦するにあたって、励まし、応援してくれた友人、彼女、師匠、そして福澤先生に感謝の思いを伝えたいです。本当にありがとうございました!!!
今後、自分が栄え光る姿で、その恩返しをしていく決意です。まずは、しっかりと実務を勉強し、今年中に開業して参ります!
以上