
還暦前に一発合格!行政書士の憲法と民法にとりわけ気を使って取り組みました
【行政書士】
- 勉強期間
- 9ヶ月間
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 50代
- 性別
- 男性
私が実践した勉強法について、少し小難しい話もありますがお付き合いください。
■なぜフォーサイトを選んだか──
フォーサイト受講を決めたのは、試験の重要ポイントを知るためと自分なりの学習ペースを作るためです。決める時には、各社のパンフレットを取り寄せ比較しました。結果、選択したのは「手頃な価格」「的確なテキスト」のフォーサイトでした。とくに講義CDは記憶に有効でした。
ともかくフォーサイトの教材は敵(試験)をよく調べ、適応しているものでした。これなら負けるわけがありません。
■その勉強方法とは──
活用したのはビジネス界でよく知られる方法論です。その戦略的な方法論が役に立ったのです。
一つ目は「敵を知り己を知れば百戦危うからず」です。
己を知ることとは、試験内容と自己のカの分析です。試験科目の「法令」のうち憲法は常識程度に知っていましたが、他の項目を目にするのは初めてです。
なので、まずは論理的に全体像をつかんだ上で各項目を正確に覚えることにしました。全体像を短時間で把握するためには、読み物である書籍を活用しました。
山本浩司氏著の「新合格教室、なるほど民法、憲法」などを一通り読み、各法律の全体像、考え方を理解していきました。
こうして学んだ全体像や考え方は最後まで役に立ってくれました。問題演習においてもすごく効果的だったと思います。結果的に憲法、民法は好成績でした。
方法論の二つ目は「選択と集中」です。
試験に必要な内容に絞り込み、とにかく合格点を取ること。そのためには科目ごとの点数をどのように配分するのか、目標を設定することが必要です。
私は法令の択一問題が8割、記述は3割、一般知識は6割と設定しました。配点は多いが的を絞りにくい記述にこだわるのは効率が悪いと思います。また一般知識はやり始めると際限がないので、必ず得点できるところを確保することに決めました。
とくに得意分野の読解、情報通信を確実にし、個人情報保護法をしっかり勉強して、これらで9割確保を目標とし、後は常識と日頃の新聞読みに頼り、ほとんど勉強しませんでした。
三つ目の方法論は「計画と時間管理」です。
綿密すぎる計画はだめです。ですから、まずは全体像を把握する基礎に、3ヶ月を割くことにしました。知識として覚えていることと問題を解くことにはギャップがあり、そのギャップを埋めていくのには相当の時間がかかります。
だから応用期も3ヶ月間とし、「過去問」演習を中心に、試験問題に慣れることにも重点をおき学習しました。
「量より質」の学習方法、いかに知識を解答に結びつけるかを目標にしていた演習期も3ヶ月間としました。数種類の市販の予想問題集を決めた時間内に解き、必ず復習をしました。傾向は問題集それぞれで違うので複数使うほうがいいと思います。
演習によって、頻出問題の習熟、関連分野のクロス整理、一般知識のさらなる蓄積などを行いました。
時間管理のコツは、通勤の往復、寝る前などのスキマ時間を活用することです。よくないのは完璧主義に陥ることです。綿密な時間割を立て、それを守ろうとむきになると必ず無理がきます。
会社員はなにかと予定が変わるので、それに固執すると長続きしないのです。10ヶ月以上という長期を乗り切るには気力だけでなく、計画を工夫することや柔軟性も欠かせないと思います。
この年齢の私が合格できたのですから、皆さんでもきっと大丈夫です。自信をもって、フォーサイトの教材を信じて、努力を積み重ねてください。