9月までテキストと過去問を夢中でやると行政書士の出題予想が可能に!

性別男性
年代40代
試験年度2013年(25年度)
勉強期間6ヶ月間
職業無職
勉強法暗記,記述式,過去問,模試
商品DVD,テキスト,問題集
受験回数初学者(1回目)
試験科目憲法,民法,行政法,商法,基礎法学,一般知識,会社法
学習スタイル通信講座,独学
少し長くなりますが、私の合格体験記をお話しさせて頂きます。

私が行政書士試験を受けようと思ったきっかけは、残りの人生で違う仕事にチャレンジしたいという気持ちでした。

しかし何も資格を持っていない自分をアピールすることが出来なくて転職もうまくいかず、まずは資格を取ることを考えました。独学は考えておらずコストパフォーマンスの高い通信講座を考え、単純ですが合格率の高いフォーサイトに決め、基礎講座+過去問講座のDVDを選びました。

私の場合5月から勉強を始めたのですが、福澤先生のDVD講義やフォーサイトのテキストが法学初心者の私にも非常に分かり易く勉強が面白くなったので、勉強に集中するため仕事を辞める事にしました。

それが一発合格をするぞという決意にもなりました。

6月からは勉強に多くの時間が取れるようになりましたが、計画を立てるのは苦手な為、とりあえずざっくりと計画を考えました。

6月は基礎法学・憲法。
7月は民法。
8月は行政法を

それぞれ集中的にやることにし、量をこなすこととして、DVD視聴orテキスト精読→過去問をひたすら繰り返しました。

過去問講座はただ正解率をあげるのではなく、教えの通りに全ての肢で理由を演習ノートに記載して内容を理解することに努め非常に時間が掛かりましたが、徐々に解答のスピードがあがり、それが楽しくなりました。

テキストに無い事は補足としてテキストに直接書き込むようにしましたが、ごちゃごちゃと見づらくなってしまったので、途中からは福澤先生が薦めていた大き目の付箋を使用することにしました。

これは非常に便利なもので、自由にテキストの好きな部分に貼り付けられる上に必要に応じてテキストからはがして家の廊下に貼り付け、日々の暗記にも利用出来ました。

廊下を通るたびに必ず2~5枚程度を暗記し、歯磨きしながら眺めたりもして非常に役に立ちました。(試験直前にはその付箋をルーズリーフに並べて貼り付けてオリジナルのノートにもして重宝しました。)

8月が終わった時点で知識に結構自信がついたので自分の実力を知る上で他社の公開模擬試験を受けました。・・・

結果は惨敗。

しかも一般知識は20点で足切り・・・・。

しかし早めに自分の実力を知ることが出来たので、状況の分析と今後の対策を打つことにしました。

新聞を読む以外ほとんど手をつけていなかった一般知識を毎日2時間勉強し、同じ問題はどうせ出ないからやらなくても良いと勝手に思っていた、一般知識の過去問を一通り解きました。

それにより考えが間違っていた事が分かったのですが、一般知識の半分程度は過去問をこなすことにより対策が打てるようになるので絶対やるべきです。

情報通信・個人情報保護法は何を勉強すればよいのかがわかって来ます。

一般知識は過去の試験に比べて確実に難易度が上がってきていると思います。特に文章理解は毎年難易度が上がっている気がしましたので

“14問中6問正解すればよいから何とかなる”という

甘い考えを捨てました。


次に記述式対策としてとにかく演習問題を解くことにしました。

フォーサイトの直前対策講座を追加で受講しましたが記述式に慣れるという点では問題数が多くこれは良いです。

とにかく数をこなす為に、1日に最低30問。試験直前はこれを1回40~60問に増やして200問弱あるフォーサイトの演習問題を全て10回は繰り返しました。

これにより感覚でどの位が40字かがわかる様になったので記述式の苦手意識が払拭できたのと、テキストを見ていて出題されそうな部分を自分で予想できるようになったほどです。

後はフォーサイトの教え「量はやがて質に変わる」を信じてひたすら全教科(商法を除く)で過去問を解き、9月が終わった時点で全教科(商法を除く)過去問講座の問題は10回以上繰り返していました。

更にある程度の条文は暗記しようと思いました。

憲法・行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法・個人情報保護法・行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律・情報公開法と暗記を始めたのですが、

驚いたことに重要な条文のほとんどを覚えていました。

これはフォーサイトのテキストを精読した成果ですが、重要な条文が日々の勉強を通して暗記出来ていたので本当に助かりました。

10月に入るといよいよ実戦を意識して他社の模擬試験を受けることにしました。模擬試験は試験の緊張感に慣れる事と、時間配分を考える事、自分がどのような失敗をするかを知るために可能な限り数多く受けるべきです。

自分も信じられない失敗を多くしました。

他にも本屋で販売している直前予想問題も購入して、フォーサイトの模擬試験問題と合わせて合計10回分を行いましたが、どうしても合格点に達することが出来ず、150~160点台をウロウロしました。

何が足りないのかが分からず試験半月前にしてあせりとプレッシャーで思わず本屋に走り、他の問題集やテキストに手を出しそうになりました。

しかし、他の本を見てみるとフォーサイトのテキストに比べて非常にわかりづらい物が多かった為、最初に選んだフォーサイトのみを信じてやりぬくことにしました。

また色々な模擬試験を受けてわかったのですが、フォーサイトの模擬試験問題が、本試験に一番近いものに感じられたのも他の問題集に手を出さなかった理由でした。
テキストにも書いてあった、

「努力は報われるとは限らないが、報われるのは努力した人だけである」

という言葉を励みにして最後まで悪あがきを続けようと思いました。

ここで捨てていた商法にも目を向けて、出題範囲が比較的広く難しい会社法よりも確実に1問出題される商法総則・商行為法を空き時間に勉強して商法で1問は確実に取ることにし、これは本試験で狙い通り功を奏しました。

あとは基本に戻りひたすら全教科で過去問講座の問題を繰り返しやり続けました。試験2日前にはフォーサイトの模擬試験2回目を行いましたが、自己採点ですが結果は183点。

これで何とか希望を持って本試験に挑めます。

また気休めですが、神社におまいりしてお守りも買いました。実力で合格を勝ち取るために祈った事は「試験で自分の実力が出し切れますように」です。

本試験は落ち着いて受けることができましたが、内容は少し難しく感じました。

周りはすらすらと解いているように感じましたが、自分のペースを崩さずに、

文章理解15分 →行政法(記述式含む)50分 

→民法(記述式含む)40分→憲法15分→一般知識30分 

→多肢選択10分 →商法10分 →見直し10分 

と決めておいた順番どおりに解きました。

ラッキーな事に記述式は模試とほぼ同じ問題が1問と、もう1問は自分で予想した問題が見事的中したので2問は確実に取れると思いました。

試験は最後の1秒まで全力を尽くし完全燃焼したので試験終了後は疲労感がすごく、力が抜けて試験会場の大学キャンパス外のベンチで1時間ほど呆けてしまったほどです。

家に帰って分ったのですが、自信のあった記述式で大きなミスをしていることに気づきました。誤字が4箇所あったのと、解答でAさんとBさんを逆に記入してしまっていたのです。

フォーサイトの講義でも逆の間違いをするので気をつけるようにと言っていたと思いますが、まさか自分が間違えるとは思っておらずかなりショックを受けました。

いつも図を描いて間違えないようにしていたのに、本試験では緊張したせいかそれを怠ってしまったせいだと思います。

自己採点では記述式で半分以上取れれば合格でしたが、記述ミスによりかなり危ないと思いました。

その後合格発表までは記述式のミスを後悔する日々が続きました。

しかし結果は合格!!

一般知識は足切りぎりぎり。

記述式は大きな減点があったと思われますが、予想していたよりは点が多く取れた為何とか合格できました。実力を出すためには本番でミスをなくす事が本当に大事だと言う事も身にしみて分かる結果でした。

本当に努力して合格を勝ち取るのは本当に気持ちの良いことです。自分の周りの世界も違って見えるような気がします。

この歳になり会社を辞めてまで挑戦し、合格を勝ち取れたことは私の人生において大きな自信に繋がりました。

新しい人生の可能性を勝ち取る方法を教えて下さったフォーサイトの皆様や福澤先生には本当に感謝しております。最後まで信じ抜いて本当に良かったと思います。

今では一番好きになった言葉

「努力は報われるとは限らないが、報われるのは努力した人だけである」

この言葉を胸にこれからも努力し続けて行きたいと思います。本当にありがとうございました。
44おめでとう

行政書士の合格体験記


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