11月から続けた私なりの社労士の横断学習やテキスト学習
【社会保険労務士】
- 職業
- 無職
- 年代
- 30代
- 性別
- 男性
まずは前年度の講義CDが届いたので、雰囲気をつかむために一通りざっと聴いてみました。
それを聞き終わった頃に、本年度の講義CDが届いたので、引き続き聴きました。それからは『過去問』を解きながらテキストを精読するという地道な学習を行いました。
こころがけたのは、リンク方式です。これは、類似箇所が別の法律にある場合、検索しやすくすることです。
例えば、労災法で「○○の場合……○○される」とあった場合、「P○○参照年金法(注、民法第○○条
○○であることによる)」と記入します。
こちらのページをめくると国民年金法で「○○による○○は○年」という記述があるので、ここに先ほどの労災法のページ「P○○参照」と記入する。
こうしておくと復習が簡単になるだけでなく、制度間の違いや類似点もわかります。つまりこれが横断学習になるのです。
社労士試験は出題が細かいので、『過去問』を解く時、問題文を文節に区切り、文節ごとに問題を分析していけば、かなりの実力をつけることができると思います。
『過去問』は5択方式と1問1答方式の両方を解いたほうが良いと思います。5択ではまぐれ正解の場合もあるので、知識の定着を確実なものにできる1問1答も欠かせません。
試験対策には、基礎法学や民法などの知識はないよりあったほうがいいでしょう。用語辞典や行政書士関連の書籍を少し購入してもいいと思います。
実際、分からない事項を検索するには、自由国民社刊「図解による法律用語辞典」が分かりやすくてかなり重宝しました。行政書士の基本書には、憲法、民法、行政不服審査法などの概略が載っているので、これも便利でした。
また、インターネット上には「法令データ検索システム」というものがあるので、初見の法律はこれで検索するとよいでしよう。
テキスト以外の参考書では、自由国民社刊「年金の基礎知識」という本を読みました。社労士の年金相談員の方が書いた本で、実務的な話が書かれており、おもしろく読むことができました。基本書を読んだ後に読むと理解の助けになるのでいいと思います。
労務管理については、中小企業診断士のテキストを参照しました。労働基準法では近頃、判例などが多く出題される傾向がありますので、司法試験用のテキストを買って学習しました。これはハイレベルですが、かなり役に立ちました。
その他に「企業年金の法と政策」や「介護保険のすべて」、「年金をとりもどす法」などもおすすめです。
日頃の情報集めも欠かせません。新聞の厚生労働省関連の記事はスクラップにし、厚生労働省の「新着情報配信サービス」にも登録し、毎日メールで送られてくる法改正などの新着情報もチェックしていました。
ちなみに安全衛生法や介護保険法、企業年金、労働時間設定法、障害者雇用促進法のパンフレットは非常にわかりやすいものでした。
退職し、失業給付生活だったので、勉強時間は1日6時間取ることができました。その点では恵まれていたと言えます。
テキスト学習だけでなく、関連本を読書する時間的余裕があったために、知識に深みをつけられたと思っています。
おかげさまで、格安で合格することができました。本当にありがとうございました。