スキマ時間中心の勉強ばかりだった私の社労士受験

【社会保険労務士】 2013年(平成25年度)合格
勉強期間
1年間
受験回数
2回目
性別
女性
私は元々システムエンジニアとして社内情報システムの仕事をしていたのですが、3年ほど前に総務担当者が退職して後任がいなかったため、急遽総務・人事の仕事も兼任することになりました。

最初は労務管理や社会保険手続きについてわからないことが多かったのですが、ネットで調べるなどしてなんとか対応しているうちに少しずつ知識は増えて、ある種の面白さも感じられるようになりました。

そうすると欲がでるもので、社労士の資格をとってやろうという意気込みが芽生えてついに挑戦することにしました。といっても私の住んでいる所は都市部からかなり遠いので資格学校に通うこともままなりません。

また、どうしても社労士になりたいという切羽詰った気持ちでもなかったので、あまりお金をかけたくありませんでした。そうかといって市販のテキストだけでは物足らなかったので、通信教育を選択することにしました。

インターネットで検索して探しましたが、その中で価格が手頃だったのとDVDがついている点を決め手にしてフォーサイトに申し込みしました。勉強のほとんどがスキマ時間の活用です。DVDは倍速再生で見て学習しました。

速度を速めて見ようとすると聞き漏らすまいと集中力が高まるので濃密な学習になったような気がします。また、音声を倍速のMP3ファイルに変換し、趣味のジョギングの間に何度も繰り返し聞きました。

もちろん一言一句聴き取って頭に入るものではありません。少々聴き逃したところがあっても気にせずに、また次に聴く時に確認しようという程度でよかったと思います。


テキストの読み込みは主に電車での通勤時間を活用しました。

これも最初のうちはわからない所が多くてイライラしがちでしたが、がむしゃらに記憶しようとせず、そのうち覚えられるだろうというくらいの気持ちに切り替えて繰り返して読んでいたら、不思議とややこしい数字なんかも覚えていけるものでした。

アウトプットは、主にスマートフォンの過去問アプリの利用です。電車を待っている時間はもちろん、仕事中にトイレに行く時間も利用して解きました。

さらに、スマートフォン用の単語帳ソフトも活用しました。苦手な項目やいつも躓く項目について自分なりの単語帳を作成して、これもスキマ時間に何度も見直しました。

こういったスキマ時間中心の勉強をしてきましたので、合格までにどれだけの学習時間を要したのか自分でもよくわかりません。ただ、ひたすら繰り返すことによって知識が定着し、応用力も徐々に身についていったように思います。

それにスキマ時間をうまく活用できるツールがなかったらうまく学習が進められなかったように思います。私の勉強法が他の人にも合うかどうかはわかりませんが、”短時間でも集中して取り組む”、”あきらめずとにかく繰り返す”ということが言わずもがなの王道ではないでしょうか。

今年の選択式試験はテキストや問題集などでは見たこともない難しい問題が出ましたが、文脈で判断した選択肢が偶然正解だったのも幸いして合格することができました。

運やその場でのヒラメキが合格を左右するということも無視できない事実かと思います。しかし、地道な勉強は十分条件にならずとも必要条件であるという当たり前のことを改めて実感しています。

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