社労士の勉強で退職したのに合格できなかった去年を挽回
【社会保険労務士】
2013年(平成25年度)合格
- 勉強期間
- 10ヶ月間
- 受験回数
- 2回目
- 性別
- 女性
フォーサイトの講座を選んだ理由は単純で、インターネット上の評価ランキングで1位だったためです。テキストを他社と見比べた訳でもありません。それから試験範囲を絞ってテキストを作っているという言葉にひかれました。
実際テキストが届きますと見やすく簡潔な文章構成で、法令を専門的に学んだ事のない私にも勉強はやりやすかったです。加えて加藤講師の明確で耳に残りやすい講義はとても良かったです。
ただし、これも合格したから言えることであって実際の勉強は正直辛い我慢の日々だったように思えます。
私はかつて労務管理に無頓着な零細企業に勤めていました。労務管理の事で労働局に相談に行くこともあったりして社労士の仕事を知りました。
いつしか資格を取りその資格を活かせる仕事に就きたいと考えるようになり、思い切って1回目の挑戦の5か月前に会社を辞めて1発合格を目指すべく勉強を始めましたが、あえなく点数及ばず不合格となりました。
勉強自体は1年前から始めていたわけですが、最後の5か月の集中的な勉強にもかかわらず不合格となり社労士試験の厳しさを知りました。(ちなみに点数は択一44点、選択29点(社一2点)でした。)
2回目の挑戦は非常勤の仕事をしながら目指すことになりました。毎日勉強することは可能でしたが、4月からは平日は1日3時間、休日はその2倍以上を目安に、試験直前2か月はさらに時間を費やすという形で勉強をしました。
昨年もでしたが、私には子供が2人(4歳と11歳)いますが、一番楽しい季節に遊んでやることもできず、辛い思いをさせたと思っています。
2年目の勉強も基本的にDVDの視聴とテキストの読み返しが中心ではありましたが、問題集は他社のものを購入したりし選択や一般常識対策を万全にし、2度目の試験日を迎えました。ただし、心残りは白書の読み返しが足りなかったかなというのはありましたが、さほど心配していませんでした。
ところが…、実際の試験で最も手こずったのが社一の選択試験でした。確信を持って埋めた空欄は皆無で、唯一「ブラジル」という選択肢だけ何となくそうだったような気がする程度の知識でした。
帰りの車でブラジルが正解と分かったときはほっとしましたが、家に帰り自己採点をしてびっくり、正解はその1つだけでした。はっきり言って絶望的な気持ちでした。何となく半べそをかいたような気がします。
もう1年勉強という覚悟も決め勉強も1日1時間しながらも、淡い期待を抱いて合格発表日を迎えました。
職場で確認はしたくなかったのですが、気になったのでお昼休みにネットから社労士試験で検索をかけると合格率史上最低5.4%の文字が見え、「終わった…」と確認するのをヤメて(アクセスできなかったというのもありましたが)家に帰り、もう一度パソコンで確認をしました。
去年は合格基準から見ていきましたが、今年は合格者番号から見てやるぞと決めていました。
そして…、
ありました!!受験番号が!正直びっくりしました。良かったです、合格して。
改めて合格基準を見ると社一1点でも可とあり、私はめでたく合格基準に達していたということとなりました。最終的に択一46点、選択28点(社一1点)でした。択一も結果的にぎりぎりで危なかったです(汗)。
択一はもっと点が取れたような気がしていたのですが、本番の独特の緊張感と最後の2択に絞ってからのミスというのが目立ちました。とにもかくにもぎりぎりではあれど合格という結果には大満足です。
合格は決してゴールではないのですが、ひとまずもう一度試験勉強をしなくてよくなったことにはほっとしています。できなかった分、子供たちにサービスをしてあげようと今は思っています。
フォーサイトの講座を申し込んで最初に見たDVDで社長が語っていた言葉、社労士試験は凡人でも勉強すれば合格することができるみたいなことを語っていたと思います。勉強が辛いときはその言葉を思い出して自分を励ましていました。
ようやく「凡人」から「合格した凡人」になることができました。これからはこの資格を活かせるようにさらにまた頑張っていきます。合格に導いていただいて本当にありがとうございました。