テキスト通読&過去問演習を繰り返した2年間の社労士受験
性別 | 男性 |
年代 | 20代 |
試験年度 | 2018年(30年度) |
エリア | 静岡県 |
勉強時間 | 1000時間 |
勉強期間 | 11ヶ月間 |
職業 | パート・アルバイト |
受験回数 | 2回目 |
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
学習方針テキスト通読と過去問演習を並行して繰り返しました。
暗記は、主に語呂合わせと自作暗記カードを活用しました。テキストの学習についてDVD講義を見ながらテキストを通読しました。分からなくても立ち止まらないで、どんどん先に進みました。
3~4周したあたりから、徐々に分からない点の理解(≒精読)にシフトし始めました。それでも分からないところには付箋を貼りました。何度も繰り返すうちに、分からない論点や苦手な論点が浮き彫りになります。
付箋を貼った箇所は、気力が十分にあるときに時間をかけて集中して向き合いました。分からない点が分かるようになり付箋が取れた時は嬉しかったです。
漠然と「分からない」と捨て置くのではなく、何が分からないか整理して書き出してみると良いと思います。書き出して理解できた、ということが多々ありました。
過去問演習について
テキスト通読と併せて、過去問に取り組みました。学習を始めて間もない頃は、テキスト1冊を終えた直後に過去問を解き、正解できることに喜びを感じていました。
これでモチベーションを保っていた面もたしかにありますが、ある程度学習が進んだ段階では、テキスト通読から少し時間をおいて、知識を忘れかけてきたタイミングで過去問に取り組む方が良いと思います。
過去問演習をしてみて忘れていた論点は、テキストに書き込んだり暗記カードにまとめたりしました。問に対する正解・不正解に囚われないで、肢一つひとつを理解できているか。理解できていなければテキストに戻って確認する。それを何度も何度も繰り返しました。
そのうちに正解肢を覚えてしまうと思いますが、それでも「なぜ正解肢が正解なのか」「不正解肢のどこがどのように間違っているのか」確認しました。私は過去問を、覚えるべき論点を洗い出す場として活用していたように思います。
暗記について
厚紙を適当な大きさに切り、暗記カードを自作しました。机に向かう気力がない時やちょっとした空き時間に重宝しました。テキスト通読や過去問演習を何周もして、なお覚えられない点に絞ってカードを作るべきだと思います(それでも、数えたら約250枚作っていました)。
暗記については、忘れることを恐れなくても良いと思います。「覚える→忘れかけてきたタイミングに思い出してみる→忘れていたら覚えなおす→忘れかけてきたタイミングに思い出してみる→…」というサイクルを繰り返すことが重要だと思います。
覚え始めの段階では数時間後に忘れてしまっても、繰り返すうちに数日、数週間覚えていられるようになります。繰り返し思い出すことが重要です。
語呂合わせについては、自分で作ってみることをオススメします。ちなみに、外山滋比古さんの「忘却の整理学」という本では、むしろ忘れることを奨励されており、読んで気が楽になりました。忘却を悪と決めつけることは、かえって記憶の定着を妨げるのかもしれません。
その他
・2年目の受験で合格しました。少なくとも、1年目は約1,060時間、2年目は約880時間学習しました。
・2年間で少なくとも、テキスト通読・DVD視聴については10周、過去問演習については15周しました。
・勉強机の目立つところに不合格通知書を貼りました。
・大きめのホワイトボードを購入しました。カラフルにまとめて、その都度スマホで撮影しました。横断的な知識の整理に役立ちました。
・目的条文を覚えるのが苦手でした。自分で目的条文を読み上げてスマホに録音し、時々聴きかえすようにしました。
・横断的な知識はエクセルにもまとめました。エクセルの体裁を整えることは、頭の中で散らかった知識を整理することに役立ちました。
最後に
本試験の選択式問題において30分以上二択で悩み、最終的に勘で決めた箇所がありました。勘が当たって合格できましたが、そこを間違えていたら基準割れで不合格でしたので、合格通知が届いた今でも合格した気がしません。
社労士試験合格には運が必要だと強く思います。
日々の試験勉強は、合格レベルの知識を身に付けるためだけでなく、試験本番で運を味方につけるためにこそ必要なものだったのかもしれないと、今は感じています。
試験勉強に協力してくれた家族や励ましてくれた友人、シフトの時間を融通して下さったアルバイト先の方々、そして加藤光大先生をはじめとするフォーサイトスタッフの方々、本当にありがとうございました。決して自分ひとりでは為し得ない挑戦でした。
また相対評価の試験ということで、多くの不合格のうえに掴み取った合格であることに思いを馳せます。不合格で涙を飲んだ受験生の分まで、社会保険労務士として活躍するべく精進してまいります。
暗記は、主に語呂合わせと自作暗記カードを活用しました。テキストの学習についてDVD講義を見ながらテキストを通読しました。分からなくても立ち止まらないで、どんどん先に進みました。
3~4周したあたりから、徐々に分からない点の理解(≒精読)にシフトし始めました。それでも分からないところには付箋を貼りました。何度も繰り返すうちに、分からない論点や苦手な論点が浮き彫りになります。
付箋を貼った箇所は、気力が十分にあるときに時間をかけて集中して向き合いました。分からない点が分かるようになり付箋が取れた時は嬉しかったです。
漠然と「分からない」と捨て置くのではなく、何が分からないか整理して書き出してみると良いと思います。書き出して理解できた、ということが多々ありました。
過去問演習について
テキスト通読と併せて、過去問に取り組みました。学習を始めて間もない頃は、テキスト1冊を終えた直後に過去問を解き、正解できることに喜びを感じていました。
これでモチベーションを保っていた面もたしかにありますが、ある程度学習が進んだ段階では、テキスト通読から少し時間をおいて、知識を忘れかけてきたタイミングで過去問に取り組む方が良いと思います。
過去問演習をしてみて忘れていた論点は、テキストに書き込んだり暗記カードにまとめたりしました。問に対する正解・不正解に囚われないで、肢一つひとつを理解できているか。理解できていなければテキストに戻って確認する。それを何度も何度も繰り返しました。
そのうちに正解肢を覚えてしまうと思いますが、それでも「なぜ正解肢が正解なのか」「不正解肢のどこがどのように間違っているのか」確認しました。私は過去問を、覚えるべき論点を洗い出す場として活用していたように思います。
暗記について
厚紙を適当な大きさに切り、暗記カードを自作しました。机に向かう気力がない時やちょっとした空き時間に重宝しました。テキスト通読や過去問演習を何周もして、なお覚えられない点に絞ってカードを作るべきだと思います(それでも、数えたら約250枚作っていました)。
暗記については、忘れることを恐れなくても良いと思います。「覚える→忘れかけてきたタイミングに思い出してみる→忘れていたら覚えなおす→忘れかけてきたタイミングに思い出してみる→…」というサイクルを繰り返すことが重要だと思います。
覚え始めの段階では数時間後に忘れてしまっても、繰り返すうちに数日、数週間覚えていられるようになります。繰り返し思い出すことが重要です。
語呂合わせについては、自分で作ってみることをオススメします。ちなみに、外山滋比古さんの「忘却の整理学」という本では、むしろ忘れることを奨励されており、読んで気が楽になりました。忘却を悪と決めつけることは、かえって記憶の定着を妨げるのかもしれません。
その他
・2年目の受験で合格しました。少なくとも、1年目は約1,060時間、2年目は約880時間学習しました。
・2年間で少なくとも、テキスト通読・DVD視聴については10周、過去問演習については15周しました。
・勉強机の目立つところに不合格通知書を貼りました。
・大きめのホワイトボードを購入しました。カラフルにまとめて、その都度スマホで撮影しました。横断的な知識の整理に役立ちました。
・目的条文を覚えるのが苦手でした。自分で目的条文を読み上げてスマホに録音し、時々聴きかえすようにしました。
・横断的な知識はエクセルにもまとめました。エクセルの体裁を整えることは、頭の中で散らかった知識を整理することに役立ちました。
最後に
本試験の選択式問題において30分以上二択で悩み、最終的に勘で決めた箇所がありました。勘が当たって合格できましたが、そこを間違えていたら基準割れで不合格でしたので、合格通知が届いた今でも合格した気がしません。
社労士試験合格には運が必要だと強く思います。
日々の試験勉強は、合格レベルの知識を身に付けるためだけでなく、試験本番で運を味方につけるためにこそ必要なものだったのかもしれないと、今は感じています。
試験勉強に協力してくれた家族や励ましてくれた友人、シフトの時間を融通して下さったアルバイト先の方々、そして加藤光大先生をはじめとするフォーサイトスタッフの方々、本当にありがとうございました。決して自分ひとりでは為し得ない挑戦でした。
また相対評価の試験ということで、多くの不合格のうえに掴み取った合格であることに思いを馳せます。不合格で涙を飲んだ受験生の分まで、社会保険労務士として活躍するべく精進してまいります。
1おめでとう
社会保険労務士の合格体験記
※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。