500時間の勉強で社労士に一発合格

性別男性
年代30代
試験年度2019年(令和1年度)
エリア東京都
勉強時間1000時間
勉強期間1年間
職業正社員(サラリーマン)
受験回数初学者(1回目)
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
元々は、上司と食事をした際に「TOEIC800点か社労士、どちらか取って」と言われ、
大学は政治学を専攻していて、社労士なら日本語で受けられるから…
という程度でスタートした学習なのですが、加藤先生の講義が予想以上に面白く、
また、職場の業務とリンクする部分が多く、気が付いたらすっかり前のめりになり、
1回目の受験で合格を勝ち取ることができました。


■体調管理、学習計画、学習方法などは過去の自分を見つめて現実的なものにする
 学習に余計なものはなるべく避ける
●時間寝ないと翌日がつらい、1日●時間なら集中して学習できる、
家や図書館より周りも勉強している自習室の方が集中できる、など
とにかく自分にとってベストなパフォーマンスを出すにはどうしたらよいかを考える。
(出来ないことはどうやっても出来ない。出来ることを積み重ねて合格すればよい)

社労士の勉強期間は長くても1年なので、趣味や凝った家事などはなるべく避けて、
「いまは勉強中心、その他は最低限」と割り切ってしまう。 

私の場合、週5~6日だけ勉強で1日は休みました。
また、勉強せざるをえない環境を作るため、趣味の楽器演奏やスポーツクラブは1年お休みし、
職場から自宅への帰り道にある自習室を契約しました。
また、通勤途中や昼休みなどの隙間時間は集中できないので途中からやめてしまい、
1.5~2時間×数サイクルを繰り返しました。


■基礎講座、過去問講座の使い方

まずは1科目ごとに①基礎講座の講義を聴く→②チェックテストを解く
 →③過去問講座を解く→④過去問講座の解説を読みながら自分の解き方と比べる
というサイクルを作る。

難しくてわからない部分が多かったとしてもとりあえず先に進めて、
まずは1科目をを2~5日で仕上げる。
最初、細かい単語を覚えていなかったとしても、大まかな流れだけでもつかみ、
2回目以降は前回より少しずつ細かいところも仕上げていく。
絶対にノートは作らない。最短時間で1回転させる。

最初から付箋は使わない。マーカーの使用は少なめ、薄めの色で。
復習を重ねていく中で、出題されやすい部分、覚えないと解けない部分がわかってくるので、
その時点で付箋を使ったり、濃い色のマーカーを使用する。

※線を引いた、付箋を貼っただけで勉強した雰囲気を作らない!
 結局あちこちマークしすぎてどこが大事なのか、弱点なのかがわからなくなる。 


■テキスト学習日、学習時間・時間帯、累計学習時間はかならず記録する
理由は①学習内容にムラを作らないため、②学習進捗を量(=時間)の面から確認するため、
③自信をつけるため

社労士試験は、1科目でも基準点未満となると不合格となります。
絶対に基準点未満は避けないといけないので、特定科目に長期間付き合うより、
各科目をローテーションする方が得策。

質はさておき、学習時間と学習量は比例します。
毎日の学習記録を手帳に書き、週末に1週間サイクルで学習時間の推移を振り返り、
翌週以降に向けた反省に生かします。

試験前、不合格した場合の心配をしてモチベーションを下げるわけにはいきません。
これまでの学習時間やテキスト学習日の記録(=学習回数)を見て、
「これだけやったんだから大丈夫。絶対に合格する」と自分に言い聞かせます。

私の場合、学習時間は500時間ほどで比較的短時間だったのですが、
全科目足切りを心配することなく結果発表を迎えることができました。


■模試の利用方法
できるだけ本番と同じ緊張感を味わって、学習面だけでなく、
メンタル面でも勝てるように整える場にすべく、会社が休みで終日フリーな時に解きます。

まず、回答を解く時間は本番と同じにして、起床時間や持ち物、
筆記用具など出来る限り本番と同じにします。
(本番に近づければ近づけるほど、緊張感が出てきます。
 そこで負けそうになったら、今後の改善点となります)

択一式は長時間(3時間半で60頁、350肢を読まないと解けない!)。
試験会場の雰囲気に飲まれると大幅にパフォーマンスが落ちるし、
持久力勝負の要素があるので、5月から予想問題や模試の利用を始める。

 ①予備校の全国模試(2回)
 ②フォーサイトの模試(2回)
 ③その他自宅受験の模試や予想問題(10回以上)

フォーサイトではあり得ないのですが、他社の模試や予想問題は解説が不十分なものもあるので、
採点後の時間に余裕があれば、選択式はすべての肢で正しい内容の部分は青マーカー、
誤った内容の部分は赤マーカーを付けながら、正解を導く方法を自分なりの言葉で
説明できるようにする。
(1つの模試で2~3回解く場合、2回目以降の復習が楽になります)


■ノートやオリジナルグッズは作らない
フォーサイトのようなコンパクトにまとまった通信教育を使う理由に、
限られた時間で効率よく合格点を出したい!という考えがあるはず。
ノートは作る時間がかかって、作っただけで満足するケースもあるので、
教材の隙間に最低限メモ書きする等にとどめておく。

他社テキストでもっと細かいことが書いてある場合もあるのですが、
正直なところ、ほとんど出ないし、出たとしても選択肢を絞る際の
決め手になることがほとんどありませんでした。
社労士受験の月刊誌を購読していましたが、あくまで箸休め程度です。


■テキストや過去問に書いていない超細かいことは敢えて無視する
学習中、好奇心でテキストに書いてないことが気になることがありますが、
それは試験に出ないから書かれていないだけの話。
試験後も気になっているようであれば、趣味として調べる程度にしておく。

また、講師への学習質問も、フォーサイトのテキストは丁寧すぎるくらい丁寧なので、
読めばわかる内容です。テキストの内容についてあれこれ質問する必要はないと思います。
2おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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