社労士の過去問は数十回解いた

【社会保険労務士】 2019年(平成31年度)合格
勉強期間
1年間
受験回数
2回目
職業
正社員(サラリーマン)
年代
30代
性別
男性
■社会保険労務士を受験しようと思ったきっかけ
 会社で受験が推奨されている「ビジネス実務法務検定」に合格し、1ランク上の資格に挑戦しようと思った。また、生命保険会社に勤務していることもあり民間の保険をお客様にお勧めするためには公的保障をしっかりと理解していることが大きなアドバンテージになるとも考え資格取得を目指した。

■フォーサイトを選んだ理由
 地方勤務地であり、通学は無理な状況であったため通信講座から選んだ。通信講座の中でも評判、受講費用、カラーテキストが決め手となりフォーサイトを選んだ。

■試験合格までの道のり
 2回目で合格したが、1回目の受験は前年の5月くらいから勉強を始め準備期間は16か月ほどで挑んだ。不合格時、総得点ではクリアしていたものの選択式の健康保険・労一で基準点割れとなってしまった。労一は仕方ないにしても健康保険は苦手意識もあまりなかったのでショックであった。1回目の受験では択一式を中心に勉強し、その知識でもって選択式に挑めると思っていたが、「〇〇を超えて」なのか「〇〇以上」なのかといった間違えやすい規定があやふやであったことが敗因であった。2回目の受験に向け、択一式の知識を維持しつつ選択式の対策を重点的に行った。規定自体は見たことがあるが似たような肢が並べられると途端にわからなくなることをこの時にあらためて痛感し、とにかく繰り返し取り組むことで覚えていった。選択式で丁寧に規定を覚えることで、効果的に知識が定着していったと思う。1回目の受験も含めると過去問は一通り数十回は取り組んだ。試験2か月くらい前になると同じ問題を解くことにどんどんと退屈や不安を感じてくるが、社労士試験では丁寧で正確な知識が必要不可欠であることを1回目で痛感していたため、とにかく過去問に繰り返し取り組んだことがよかったと思う。

■来年度以降の受験生に対して
 社労士試験は自分自身の生活に密接に関係する法律が多いため比較的楽しく勉強できると思う。但し、前述のとおり丁寧な知識の定着が求められるため勉強期間の中盤以降は勉強がとても退屈に感じてしまうことが多いかもしれない。そのため、中盤以降は何のために社労士資格を取得したいのか、社労士試験を通じて得た知識をどのようにアウトプットしたいのかについて少し時間をかけて考えてみることが必要ではないかと思う。当然のことであるが、合格という事実だけでは価値はなく、得た知識をアウトプットしてこそのものであることを今後の自分自身への言葉と受け止めてこの体験記を終わらせて頂く。

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