朝4時に起きて社労士の勉強
【社会保険労務士】
2019年(平成31年度)合格
- 勉強期間
- 1年間
- 受験回数
- 3回目
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 30代
- 性別
- 男性
私は社会人になってから人材ビジネスを手掛ける企業で勤務していました。仕事にも活かせると思い、一般に販売されている書籍を購入して独学で勉強して2度受験しましたが、結果は惨敗でした。その後転職して病院の総務で勤務し始め、今まで以上に勉強に時間を費やせる環境になったことで、本腰を入れて受験しようと決意しました。
■フォーサイトを選んだ理由
過去二度失敗した経験から独学は難しいと考えていました。とはいえ通学も難しく、自然と選択肢は通信講座に絞っていました。フォーサイトを選んだ理由はシンプルに合格率です。一般の社労士試験合格率を見てしまうと怯んでしまいますが、フォーサイトの合格率は2割を超えていたので、本気で努力すれば合格に届きそうと感覚的に思いました。あとはフルカラーのテキストで見やすそうだったのでフォーサイトに決めました。
■勉強方法
まず生活のスタイルを朝方にしました。子どもも小さく、妻の二人目の妊娠もあったので家事もできるかぎりやりつつ、勉強時間を確保するため、早く就寝して朝4時に起きて勉強しました。勉強方法としては「テキストを読む」→「講義を視聴する」→「テキストを再度読む」→「単語カードを丸暗記する」→「過去問を解く」→「3日後に過去問で間違った箇所だけ再度解く」→「1ケ月後忘れた頃に過去問を再度全て解きなおす」というのを一つのサイクルにしていました。受験前年の7月下旬から勉強を始め、2019年テキストが届くタイミングに合わせてサイクルを動かしていました。また2018年のテキストも一式もらえたのでこれもうまく活用しようと思い、特に苦手意識のあった年金科目は2018年のテキストでも先行して勉強していました。
■試験日6カ月前から試験直前まで
ある程度勉強ができていたので直前対策講座に申し込みました。横断まとめ編、年金総まとめ編はかなり役立ちました。科目を順番に勉強していくと類似している部分と大きく異なる部分があり、混同してしまってミスするということが散見されていたからです。特に横断まとめ編は試験の直前までずっと見ていました。
模試はフォーサイトの他、市販のものを一冊買いましたが、合格基準点に届いたことは一度もありませんでした。択一では30点に満たないことも多かったので、精神的にもつらく、他に教材を購入してさらに模試をうけるべきか悩みました。その時合格体験記を読み返し、合格された方は直前でも基礎と過去問を重要視されていることを見て、模試の結果は割り切ろうと決意しました。振り返るとこの判断が合格を引き寄せたと感じています。模試は受験するだけでもかなりの時間を要しますし、解説を読んでさらに解きなおしも含めるとなおさらです。他の模試に手を出していたら基礎をもう一度見直す時間はなかったと思います。
■試験本番の時間配分
試験日前までに本試験をどういう順番で解くかシュミュレーションはしっかり行いました。午前中の選択式は時間が余ると踏んでいたので、基準点ぎりぎりになりそうな科目は重点的に見直しを済ませて早めに退出してテキストを読み返しました。
択一式は長時間考えても得点に繋がりづらい一般常識はすべて最後に回しました。それ以外は順番どおりに解いていき、中盤で頭を切り替えるために一度トイレ休憩をはさみました。見直しの時間はあまり確保できませんでしたが、受験後自宅に帰ってから冷静に問題を見ると解けるはずの問題を何問か落としていることに気づいたので、最後の最後まで見直すことはやはり大切だと実感しました。
■最後に
合格をつかみ取れたのは、加藤先生をはじめたくさんの方にサポートしてもらったからだと感じています。この合格体験記を書こうと思ったのも、自分自身が合格体験記を参考にさせてもらったからです。この内容が社会保険労務士の勉強をされている誰かにとって、少しばかりの好材料になれば幸いです。