社労士合格は人生に勝つため

性別男性
年代30代
試験年度2019年(令和1年度)
エリア福岡県
勉強時間1000時間
勉強期間1年間
職業正社員(サラリーマン)
受験回数2回目
■社労士との出会い
忘れもしない。大学卒業し、社会を知らない生意気だった私を担当した職場の先輩。今、思い出しても、彼はおせじにも地頭が決して良いとは言えず、学校のテストなどで順位をつければ明らかに私の方が上になるであろう、その先輩。しかし彼は私よりも仕事ができ、というよりも、自信に満ち溢れて仕事をしているそんな印象だった。私は毎日のようにその先輩から叱責を受け、悔しくて、生意気に反抗し、そしてまた叱責の日々が続いた。一度、その先輩にどうしてそんなに自信をもって仕事に取り組めるのか聞いたことがある。いわく、前年に社会保険労務士の試験に合格したから。彼はその資格を取るのに4年の歳月を費やしたとのこと。
 当時の私は、社労士なんぞ、まったく興味関心がなく(というよりも単に無知なだけ)、その地頭の良くない偉そうな先輩に対して、「たかがシャロウーシ、偉そうに」、という程度しか思ってなく、1年後にその仕事を退職。

■社労士からの逃避
以降、社労士というものを見るだけで、なんか偉そうにしている、という偏見だけが私にまとわりついた。本屋の資格コーナーに行っても社労士という言葉を見るだけで避けてきた。

■社労士との再会
それから10年後、現在の職場で出会った知人がこれまた偉そうで、しかし自信に満ち溢れている感じだった。頂いた名刺をみたら、「社労士」の肩書。やっぱり。ただこれまでだったら逃げるのに、なぜか私がある思いが頭をよぎる。今、彼から逃げると、一生、人生負け続ける。何よりその2か月前に長男が誕生し、逃げる親っていやだなというのもあった。別に本当にその知人が嫌だったのではなく、社労士の合格者が持っている自信が嫌だった。

■社労士への挑戦
「あーもうわかりました。俺も取ればいいんでしょ」。ということで、とうとう、社労士の勉強を始めることにした。その方から勧められたのがフォーサイト。一番の決めては値段の安さ。本試験まで6カ月という期間で勉強をスタートし、1回目の試験はあえなく撃沈。合格まで4年かかった先輩の言葉の意味がようやくわかった。しかし、これは合格すれば自信がつく。自信こそ一生の自分の財産になる。毎日、そう思いながら机に向かった。
 妻と生まれたばかりの息子にお願いし、2回目に挑戦。何とか2回目で合格することができた。

■社労士の合格
フォーサイトのテキストに関して言えば満足だった。1回目の受験のときに、若干、選択式対策で物足りなさと不安を感じたので他社の教材で補ったが…太い幹の部分はフォーサイトで十分だと思う。合格で得たもの。やり遂げた自信、己の無知を恥じる謙虚さ。
ようやく昔の自分に克つことができた。ありがとう。フォーサイト。
3おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



◀合格体験記へ戻る