社労士模試で弱点を知り単語暗記にシフト
【社会保険労務士】
2019年(平成31年度)合格
- 勉強期間
- 1年間
- 受験回数
- 2回目
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 30代
- 性別
- 男性
私が社会保険労務士を目指すこととなったのは、私がとある病気を患い、入院中に院内で開設されていた「社会保険労務士による仕事に関する無料相談」を受けたのがきっかけでした。今の仕事を続けるべきかの相談目的でしたが、傷病手当や退職を決断した際の失業等給付金の延長給付など様々な制度を私の状況に応じて教えていただきました。そして、相談をするうちにその仕事に魅力を感じ勉強してみようと思うようになりました。
勉強を始めるにあたり、インターネットで資格取得までの過程を調べてみると、資格専門学校に通うことや通信教育、独学などがありました。当初のイメージでは資格の専門学校に通うこと以外、資格取得は難しい資格と思っておりましたが、通信教育でも取得できる可能性があることを知り、選択枝の1つとして考えるようになりました。いろんな選択肢がある中で選択したのがフォーサイトの講座でした。専門学校に通うには時間がかかることが大きな要因でしたが、他に「合格率が○○倍」ということと「カラーテキスト」ということで、とても勉強し易そうという印象があり、この教材を選択することになりました。
②1年目の勉強方法と失敗
1年目、初めての挑戦ということもあり、フォーサイトで推進している方法にて勉強を進めていきました。テキストは講義1回視聴し、夜に黙読、翌日2回目、1週間後に3回目、3週間後に4回目、7週間後に5回目。ここでは各テキストの講義が進むにつれ時間を確保しスケジュール通り進めることが大変でした。すべてのテキストを5回講義を受けてから過去問に取り掛かりましたが、この時テキストと過去問を平行して進めていなかったため、講義を受けた内容を忘れてしまし、過去問の基本的な問いに対してもなかなか解答が見いだせず、テキストを何度も見直すということがあり、スケジュールが大幅に遅れてしまうということが発生してしまいました。この時のスケジュールは試験2か月前に講義を終え、残り2か月で過去問をひたすら解くといったかたちでしたが、スケジュールの遅延もあり残り1か月間ぐらいで過去問を解くかたちとなってしまいました。しかし、合格体験記に過去問を5回解いて合格を勝ち取ったとの体験談があったので、それを信じ繰り返し過去問を行いました。ただ過去問を5回解くことににこだわり過ぎて試験直前まで過去問ばかり行い、その他覚える部分がおろそかになってしまったと、今考えれば思います。
上記のこともあり、1回目の挑戦は不合格に終わりました。
③2年目の勉強と気づき
2年目、法改正がいろいろ入ることもあり、再度フォーサイトの次年度の講義に申し込むことにしました。正直言って1年目の反省点も学習始めではあまり分析できておらず、同じように5回講義を受け、過去問を5回解くイメージで年間のスケジュールを組みました。ただし、今回は昨年1度勉強していることもあり、講義内容を忘れないうちに過去問に取り掛かろうと、講義4回目終了後に過去問1回目、講義5回目終了後に過去問2回目、過去問3~5回を直前の3か月で行うイメージでリスケしました。2年目もスケジュールが遅れることがありましたが、その分を見越したバッファを取っていたためある程度問題なく進めることができました。
このような学習で進めておりましたが、試験当日の雰囲気に慣れるため6月末、7月末の2回の外部の模擬試験にも参加ました。個人的には外部の模擬試験を受けることをお勧めします。理由は、外部は外部なりの試験対策や予想問題を模擬試験に盛り込んでいます。基本は同じですが、法改正部分の試験予想の着眼点や、労働白書などの予想問題など、異なる視点からの情報を拾うことができるからです。また何より試験会場のような雰囲気で模擬試験を受ける事ができ、経験を積むことができるためです。私が受けた模擬試験の隣の方はカタカタと音を立てる所があり、とても気になったのですが、本番ではそのようなことも気にしてられません。むしろそれ以上の集中力が必要になると思います。そして模擬試験だけでなく、土日など図書館の学習室などを利用して、無音の部屋の環境などではなく「物音が多少ある静かな環境」で集中力を高めていくことも必要だと思います。
また、その他模擬試験を受ける効果として時間配分や自分の学力の位置を知ることもできました。実は私の最終結果に結びつく大きなポイントが、模擬試験の結果あったと私自身は思っています。
1年目と同様の進め方で学習していたのですが、2回目の模擬試験の前にボロボロだった1回目の結果を見直した際、雇用保険が異常に点数が低いことが目につき2回目直前でしたが、雇用保険中心に単語や数字、制度や制度条件を覚え直すことにしました。すると雇用保険だけですが点数がかなり上がり、ここでようやく覚えるべき項目をしっかり覚えていないということに気づきました。例えば、制度の名前などを「大体わかる」といったあいまいな形で覚えていたため、問題文を黙読した際によく似た異なる制度と勘違いして回答するイージーミスの解消ができたたり、制度とその制度を利用する条件を頭に入れたことにより、問題文の解読のスピードも上げることができたと思います。恥ずかしながら私は問題分を読むスピードが遅く理解することが苦手で解答の時間が遅いことに悩んでおりましたが、結局はしっかりと覚えていない、制度を理解していないことが大半の要因でした。
このような気づきがあったことで、残り1月半ほどしかありませんでしたが、5回目の過去問の時間をなくして合格カードのような単語帳を各分野で作成し、徹底的に単語や数字、条文を覚えることにしました。労働白書も例外なく、数字や増加、減少などのポイントを押さえ、単語帳に書き込んで覚えるようにしました。また、教材や単語帳などを開けない時間を活用するために、ボイスメモで目的条文の音読を録音し聞き流すようにしました。その他にも、言葉で覚えるよりも図の方が私は覚えやすい事に気づき、自分なりの比較表などを絵で覚え、文書の保管年数2年、3年など混乱しやすい箇所を押さえていきました。
④試験直前
試験当日まで約2週間ほど前から徐々に試験当日のスケジュールに合わせて起床と就寝を行い、体を慣れさせるようにしていきました。試験前日の夕食は1年目は餃子をたらふく食べ胃がもたれていた記憶があり、試験当日後悔したことを覚えております。2年目もたまたま餃子でしたが控えめにしてしっかりと寝ました。試験当日特別なことは何もしていません。2年間努力してきたことを、結果がどうであれ出し切るといった気持ちで受験しました。自己採点もしませんでした。粛々と合格発表を待ちました。
上記のことがどこまで結果を左右したかわかりませんが、結果合格通知を頂くことができました。私が最終的に思ったことは、いかに早く自分に合った勉強方法を見出すことができるかだと思います。
上記内容がどこまで参考になるかわかりませんが、受験をされるみなさん頑張ってください。