社労士試験に4ヶ月で奇跡の合格ができた原動力とは

性別男性
年代40代
職業パート・アルバイト
社労士試験受験希望者の方に、少しでもこの体験記が参考となれば幸いです!

■合格に必要なもの?あなたは本当に「合格」したいのか?

試験終了時間まで諦めない心と、諦められないほど頑張ったという勉強量と受験を決めた時の動機だと私は考えます。

私の動機は、なにが何でも合格して独立開業したいという強い思いでした。理由は、社会へ出て約20年の間に6度、職を変え40歳にして失業してしまったという厳しい状況からです。

私は、営業成績で契約更新が左右される職場で、危機感を覚え、昨年12月フォーサイトの通信講座の受講を始めました。その後、営業ノルマと母親の病気による看病などで無理が生じ、私自身、今年の3月手術、入院、4月には契約打ち切りで失業状態となりました。

当然ながらその間テキストは思う通りには進まず、絶望的な状態でした。職を探すも、病後、営業不振で失業状態という身では、困難を極めました。現状では、安定的に働くことは非常に難しい事を肌で感じました。

そこで、改めて社労士として道を切り開くことで、どん底の生活から這い上がろうと決心しました。本試験まで残り4ヵ月、職探し以外の時間は全て社労士の勉強に当てました。

後が無い状況が、奇跡的に短期間での合格を可能にしました。諦めないハングリー精神が一番大切なのだということを、みなさん、本試験終了時間のギリギリまで忘れないで下さい。

■具体的な勉強方法

1.テキストを初め軽く、次に深く読み込む(覚えようとせず、理解すること)

2.過去問や模試など、数多くの問題に接し、間違えたポイントを覚える(同じ間違いをしないようにする)

軽く1度テキストを読み、DVDを視聴する。その時のポイントは30分から60分で区切り、必ずその単元の正誤問題や過去問を解くこと。

次に間違えた所を理解する為に2度目のテキスト通読。細部にこだわらず、早目に全科目を1回転させる。1科目1週間の勢いでやれば、2週間で出来ます。早い時期に全体を終わらせることが大切です。

次のステップは過去問のみ使用します。
出来た所も間違えた所も丁寧に解説を読み込み、ポイントを覚えます。その時ポイントは、間違えた問題のみ、論点となっている部分を、間違いノートを用意して書き出します。

注意することは、メモ書程度に書き出すこと。絶対に丁寧に作らない、間違いノート作成に時間を掛けないことです。1度間違えた所は、また必ず間違えるポイントになります。ですから、本試験で同じミスをしない為に、徹底的に間違いノートを見返します。

覚えようとしなくとも、何度も見返すだけでOKです。間違いノートは短期合格のポイントです。(くれぐれも作成に時間を掛けないで下さい)私は、過去問や模試など2回しかやっていません。何度も回転させるほど、時間はありません。同じ間違いをしない事が大切なのです。

その代わり、フォーサイトの教材は過去問から直前対策の予想問題、模試まで、更に大手予備校の模試や予想問題など、上記の方法で数多くの設問にあたりました。以上の方法で至ってシンプルです。

成績の推移ですが、6月の模試で5割の出来C判定。7月の模試で6割の出来C判定。順調なようですが、問題は労働基準法、健康保険法、一般常識、年金科目で基準点未満であったものがあったことでした。

しかし、私は試験制度を良く理解しておらず、当時基準点の存在を知りませんでした。それが功を奏して、成績が順調に伸びていると勢いを得て、本試験まで突き進むことが出来ました。

そこで、みなさん試験に関する情報収集は程々にして、諦めずに問題を解きまくって、間違えた設問の論点を覚えることを黙々と継続して下さい。試験直前まで、成績は伸びて行きます。間違いありません。

社労士試験の特徴は、毎日の勉強が1点1点の積み重ねになることです。私は、本試験の総得点では余裕で合格していますが、厚生年金の択一式では基準点の4点でした。たった1点の差で合格したのです。本当に鳥肌が立ちました。

みなさん、今、目の前にしている設問が合否を分ける1点になるかもしれません。最後まで諦めず、みなさんの夢をかなえて下さい
70おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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