決断し、継続し、自分を信じ続けられれば、必ず勝利を得られます。

性別男性
年代20代
試験年度2020年(令和2年度)
エリア東京都
勉強時間1000時間
勉強期間1年間
職業自営業・会社経営
受験回数初学者(1回目)
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
社会保険労務士バリューセット1(基礎+過去問講座)を購入し、試験勉強に取り組みました。

幸運な事に、1年で初学合格ができましたので、少しでもお役に立てたらと思い筆を執りました。




■勉強開始の前に



勉強開始前に、一番最初にやらなければならない事、それは「決断」だと思います。言い換えれば「絶対に試験に合格しなければならない理由付けをする事」です。私は、家族に対し、自分の過去・現在・未来に対し、あらゆる方面から初学合格を100%成功させなければならない理由があり、そんな強い気持ちで取り組みました。



ですから、勉強中も一時的にやる気が落ちる事はあれど、決して挫折する事はありませんでした。



勉強開始前は必ず、「受からなければならない理由」を作ってほしい、そしてその理由を日々の勉強前に思い出す事を強くおすすめします。この試験の難易度ゆえに、「受かったら嬉しいな」くらいの気持ちだと合格は難しいと思われます。







■時間の確保



私は、週6日勤務・月平均250時間前後の仕事に従事しながら勉強しました。



就業後、夜の時間は疲れていて勉強が手につかなかったので、22時には寝て翌朝5時に起床し、出社前までの時間を勉強に充てていました。人による部分もあると思いますが、眠気のある中での勉強は全く意味がありませんので、頭の冴える時間でしっかりと1日2~3時間勉強できる時間を作ると宜しいかと思います。とにかく大事なのは時間の長さではなく、圧倒的に質かと思われます。



それから私は飲酒習慣があります。けれどもほぼ毎日少量ですが晩酌はしていました。良く「国家試験の勉強に飲酒は禁止!」という話は聞きますが、私は無理に止める必要はないと思います。ただ次の日に残る飲み方は絶対ダメです。







■勉強方法



私は法律の知識が皆無で、完全にゼロからのスタートとなりましたので、まずは何度も講義を聞き法律の全体像を把握します。



各科目の大枠が掴めるようになったら、暗記してとにかく覚える…事が重視されがちですが、早い内に「どうしたら点数がとれるのか」を意識し試験問題を見て、正答を導けるまでのプロセスを、常に答えから逆算しながら勉強するのが良いと思います。


具体的には、「問題文から正確に論点を抽出する力」です。これを磨かないと、択一試験を時間内に終えられなくなり、素早く正答できる能力がいつまでも養われないと感じました。



あと合格に必要なのは「横断整理」です。これをやらずに試験合格はまず不可能…と私は思います。



残念ながらこちらの教材で最も欠如している部分はこの「横断整理」だと感じています。



ご自分で参考書を購入するなりして、法律を横断的に理解、把握していないと、結局は試験で使えない知識となり、肝心な得点ができないと思います。







■最後に



私は高得点合格者ではありません。ギリギリの点数でかろうじて合格ラインにのった身です。



しかし初学合格は働きながらでも決して無理ではない事を証明できました。



まずは「決断」し、次に「継続」し、どうしたら合格できるかを頭で考えながら、自分なりの勉強スタイルを確立する事が大事と思います。そこには正解はなく、自分で自分の成長を感じられれば、それが正解だと思います。



私は社労士となり、今後は人事労務コンサルタントとして、世の中から一社でもブラック企業を減らしたいと思い活動を行う予定です。私の文章が少しでもお役立てたら幸いです。有難う御座いました。
0おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



◀合格体験記へ戻る