
未経験分野の社労士試験に一発合格!
【社会保険労務士】
2020年(平成32年度)合格
- 勉強期間
- 1年間
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 公務員
- 年代
- 30代
- 性別
- 男性
私の勉強方法ですが、初学時、まずその科目のテキストにザッと目を通し、その後すぐ過去問に取り掛かることとしています。過去問に取り組むことにより、選択肢の問われ方、出題傾向、キーワードなど、およそ大事なポイント抑えることができます。そしてもう一度テキストに戻ると、情報の軽重、特に抑えるべきキーワード、今後出題される可能性のある分野・項目・論点などが見えてくるので、知識の定着、内容の理解が促進されると考えているからです。
フォーサイトの教材は、1ページあたりの情報掲載量が整理され、かつカラーリングされているので、単なる暗記だけでなく視覚的な(映像としての)記憶がしやすいものだったと感じます。テキストはPDFファイルでもダウンロードできるので、自宅のPCで電子媒体のテキストを開いておけば、いちいち複数の紙媒体テキストを開いておく必要も無いし、PDFファイル上でキーワード検索もできるので、「あれ?これってテキストのどこに書いてあったかな?」と紙媒体テキストのページをめくって検索する時間も短縮できるため、極めて使い勝手が良く、効率的な勉強が進められたと感じています。
とはいえ、初学者である自分にとって社労士試験はとにかく科目が多く、未知の情報ばかりなので、テキストを読むのも過去問を解くのも相当時間がかかりました。労働基準法から始めてまた労働基準法に周回してくるまで3ヶ月ほどかかったり、そして3ヶ月もかかっているわけですから知識もほとんど抜け落ちていて憶えなおしになったりと、全科目を1周させることと知識の抜け落ちをカバーすることに本当に苦労しました。
3月ごろまでに、ひととおりの基礎知識と過去問対策をこなしたら、4月からは法改正対策と白書対策、一般常識対策、模擬試験を迎えます。私はちょうどこの頃からスランプとモチベーション低下地獄に苦しみました。働きながら難関国家資格を目指すことの難しさを改めて実感し、試験直前まで何度も今年の受験は諦めようかと心が挫けていました。
仕事も忙しく、勉強も十分に進まず、半ば諦めモードになりつつ模試講座の模擬試験を受けたのは7月に入ってからでした。とりあえず受講料がもったいないから、結果はどうあれ消化するだけ消化しようと思って取り組みました。
すると、選択式で8割程度、択一式で6割程度の正答率。これで開き直りました。もちろん、フォーサイトの学習内容をベースに作られているのだから、フォーサイトの模試で得点できて当然だろうと言う気持ちもありました。私はフォーサイト以外にも別の予備校が実施している模擬試験も受けていたのですが、その受講生の平均以上の得点はできていました。
いよいよ迎えた試験本番。いきなり初見の判例が出てくる労働基準法。そして労務一般。これには泣かされました。労務一般のページをめくった瞬間、多くの受験生も手を止めたでしょう。全て統計名を答えさせる問題。予想の斜め上。0点も覚悟しました。受験当日のTwitterも荒れていました。
しかし結果は5点中4点を得点(労働基準法は3点)。これも、直前まで取り組んでいた「白書・統計対策」のおかげだったのでしょうか。選択式は全体で8割ほどの得点率でした。
択一式、健康保険法では模擬試験と同じ設問が文章ほとんどそのまま出てきたのには驚かされました。私の感じでは、最後に取り組んだ模擬試験が、本試験の問われ方や問題の作り方などとおよそマッチしていたようでした。午前中の労務一般ショックで開き直っていたので、択一式は「せっかくだから本番を楽しもう」という気楽な姿勢で臨むことができました。無駄な緊張が抜けたおかげでしょうか、択一式も8割ほどの得点率でした。
自己採点では合格圏内となると、合格発表まで「もしかしたらマークミスしていたかも…」と「だめかもだめじゃないかも」の揺れ動く感情で不安の毎日でした。合格発表日の当日、官報で自分の受験番号を確認したときにはここしばらくで一番ホッとした瞬間でした。
通信講座は孤独との戦いだなどと言われることもありますが、昨今のSNSや動画配信サービスなどを利用すれば、孤独感はありません。私はよくTwitterで、他の社労士受験生のアカウントのTweetをチェックしてモチベーション維持を図っていました。フォーサイトでは動画配信による「eライブスタディ」もあり、定期にLIVE配信(コメント反映あり)で講座も開かれるので、「誰かと一緒に勉強している」感が十分に得られたところです。
社労士を目指したい、でも予備校に通学する時間もない、あまりお金はかけたくない、自分のペースでやりたい、コスパ重視で取り組みたい……そんな事情であれば、フォーサイトによる受験対策で十分な成果を得られるでしょう。
初学者の私でも、一発合格を実現できたのですから。