試験には知識だけでなく、集中力維持の対策を考えて望みべし
【社会保険労務士】
2020年(平成32年度)合格
- 勉強期間
- 1年間
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 公務員
- 年代
- 20代
- 性別
- 男性
社会保険労務士の試験を受けようと思った理由は、まず現在の仕事に活かすことができること、後は社会保険の勉強は他の資格に比べて将来の自分の私生活の中でも役立つと考えたからです。
試験の1年ほど前に受講申し込みをして、実際にテキストやDVDを通して勉強を始めると、社会保険の仕組みや将来的に使うことができるであろう知識を得ることができ、勉強時間を有意義なものに感じることができた。ただ、年金科目については、今まで全く触れたことがない情報がてんこ盛りでしたので、他の科目に比べて理解するの苦労しました。
2、試験直前にしての挫折
最初の半年は1日1~2時間、4月からは平日2時間と土日のどちらかに6時間を勉強時間にあてました。
試験1ヶ月前の7月下旬にフォーサイトの模試を受けました。勉強を始めてから初めて自分の実力を測る機会ということもあり、楽しみ半分で臨みました。結果、択一式のほとんどの科目で基準点割れ。頭が真っ白になり、その日は何も考えられませんでした。受験勉強中は落ちることを考えないようにしていましたが、この時ばかりは不合格の3文字が頭に浮かびました。しかし、約1年の自分の努力は否定したくなかったため、たまったま自分が抑え切れていなかった問題が集まった模試だったのだと気持ちを切り替え、残り1ヶ月は勉強時間を倍近くに増やし、本番に臨みました。
3、模試から学ぶことは多い
模試の結果は散々でしたが、一回の模試から得られることは多く、本番にかなり役立てることができました。
まずは、やはり試験時間の長さ。模試では時間の長さと問題の難しさが合わさり、後半はかなり集中力が切れていました。そのため、試験本番は問題を5問解いたら、2分休憩とインターバルを設けることにより、最後まで集中して試験に臨めるようにしました。
あとは問題を解く順序も大切だと感じました。模試では、問題を出題順に解きましたが、年金科目が苦手だった自分は、ラスト2科目の厚生年金と国民年金で記憶が混ざってしまい、模試は悲惨な結果となりました。そのため、本番は、出題順だと1番最後の厚生年金を3題目で解き、年金問題で頭の中がごちゃごちゃにならないようにしました。対策を講じたこともあってか本番は自分が身につけた知識を試験に思い切りぶつけることができたと思います。
今年はコロナの影響で実際に会場に行って模試を受けることができませんでしたが、自宅受験からでも社労士試験の特徴を感じ、対策を練ることは可能なことは身をもって感じました。
模試の話が長くなってしまいましたが、初めての社労士試験で合格できたのは、フォーサイトの大変分かりやすい講義とテキストのおかげです。ありがとうございました。