自分に合った学習法を信じて半年で合格

性別男性
年代20代
試験年度2020年(令和2年度)
エリア京都府
勉強時間800時間
勉強期間8ヶ月間
職業正社員(サラリーマン)
勉強法過去問,模試
商品テキスト
受験回数初学者(1回目)
試験科目健康保険法
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
●余白に書き込むことで講義を視覚化


 勉強開始から試験まではおよそ6カ月間でした。法律は全く学んだこともなく、仕事で触れることもない状態からのスタート、合格最低点で合格することを目標にしました。


私はどちらかというとアナログ派でしたので、移動中でも講義が視覚的に再現出来るように、講義で先生がおっしゃった説明を徹底的にテキストに書き込むことで、まず試験範囲をきっちりと聴き切ること意識して行いました。時間はかかりますが、理解したつもりの内容でも、先生が説明した内容をすぐに反芻できない部分が多々あることに気付くことができます。この点を現実としてとらえることが出来るのか、見て見ぬふりをするのかは合否に大きく関係してくると考えていました。


 問題演習も重要ですが、講義で学んだ内容を実際に大きな紙に相関図などで書き出し、テキストの見出し(目次)を全て抜き出し、内容が説明できるのかなど、「学習した気」にならないように、自分に合った学習法を模索しながら進めていきました。


 勉強時間がすべてではありませんが、私はエクセルで学習時間管理表を作成し、30分毎に10色(科目数)に色塗りをしていくことで、モチベーションの維持と科目ごとのバラつきが出ないように心がけました。


●基準点を意識した学習


大学受験などでは、不得意科目を得意科目でカバーすることができましたが、社会保険労務士試験には各科目に基準点があり、「総得点」でとれだけ高い得点を叩き出したとしても、1科目でも基準点を割ってしまうと、不合格になってしまうことを理解したうえで学習する必要があります。初めから救済をあてにすることはダメですが、他の人が解けない問題は解けなくとも、他の人が正解できる問題をきちんと正解できた人が合格できる、という点を常に意識しながら基本事項中心に学習を進めていきました。


●過去問の徹底分析


 フォーサイトの過去問集は各科目5周程行いました。


私の学習法ですが、1周目は問題を解かず、先に答えを見ました。フォーサイトの過去問集にはテキストの該当ページが記載されていましたので、全ての問題の解答の論点となった個所に線を引いていきました。太字の金色のボールペンを使うことで、論点が輝いて見えるように工夫していました。実際に1周したころには6~7本を使い切るほどになっていました。


 1周目が終わったころには、テキストに論点として出題された箇所がマークされているわけですが、同じ部分に複数のマーク(出題論点)が付いていることにも気づきます。過去問は他の受験生も解くはずですので、近年論点とされた箇所を中心に問題⇔テキストを往復、あとは2週目、3週目と繰り返し解くことで解ける問題の数を増やしていきました。択一式の問題は1肢30秒を目安に、全ての問題をストップウォッチで時間を計って行いました。


 フォーサイト以外にも、ネットには無料で社労士試験の問題と解説を提供されているサイトもありましたので、そちらも利用させていただき、同様に更に過去問の研究を進めていきました。


●試験について


 模試などは全く利用しませんでした。新型コロナウイルスの影響もあり、当日は検温、マスク、ソーシャルディスタンスの確保など、今まで経験したことのない環境であり、試験以外の緊張感もある中での受験ということもあり、空席が目立っていたように思います。


択一式は時間・基準点との戦いになりますので、一つの科目にこだわり過ぎないように1科目25分を目安に進めていきました。マークミスを防ぐため、〇を選ぶ問題なのか、×を選ぶ問題なのかをまず確認して問題の横に大きく書いて進めていきました。


 試験後の自己採点では、選択式の健康保険法のみが2点の基準点割れを起こしていることが判明。合格すると考えていなかったので、次の日から翌年度の試験に向けた勉強を始めていました。合格発表まで、それまでと同様の学習を継続してきましたが、合格発表当日に健康保険法に救済が入っていることを知り、念のため確認したところ自分の番号が載っていることを確認することが出来ました。


 私が合格できたのは、受講生の目線に立った講義・必要な情報に絞った丁寧なテキストを提供していただけたフォーサイトの皆さまのおかげです。合格をゴールとするのではなく、この経験を今後の人生に活かしてこれからも学び続けていきたいと思います。ありがとうございました。
3おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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