1年で絶対に合格する
【社会保険労務士】
2020年(平成32年度)合格
- 勉強期間
- 1年間
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 30代
- 性別
- 女性
社労士の資格を取ろうと考えたのは試験の前年8月だったかと思います。合格までの平均勉強時間を調べたところ800時間。私は正直、1人で勉強していく自信がなかったので通信ではなく、予備校に通うつもりでした。
しかし、希望する予備校の授業時間がどう頑張っても仕事が終わってからでは間に合わない。土日にまとめて授業を受けるのであれば通えましたが、そうすると土日のどちらかは1年間他の予定が入れられなくなる。
そんな時にネットで「予備校に通って授業だけ受けても受からない。授業以外にも勉強は必要になる。」というような内容を見て、通信で勉強することにしました。
そこからネットで通信の社労士講座があるところを探し、最終的にフォーサイトともう1社の資料請求をしました。フォーサイトのテキストは前情報通りフルカラーで視覚的に勉強しやすそうと感じました。また、講義動画ももう1社に比べ自分に向かって説明をしてくれているような距離間の近さを感じました。
合格率の高さや受講料も他社に比べ比較的リーズナブルだったため、フォーサイトを選びました。私は800時間の勉強を何年も続けるのは耐えられなさそう、また受講料という費用の点からも1年で絶対に合格すると目標を立てました。
そのため、フォーサイトの挑戦状では「仕事のある日は必ず勉強をする」としました。ただこの計画だと仕事のない日は勉強をしなくてもOKということになります。私は1日でも休みの日を作ってしまうと他の日に巻き返せばいいやと考えて勉強しない日が増えそうな気がしたからので、実際には心の中で、この1年間は1日10分の日があってもいいから必ず毎日勉強すると決めました。
〈勉強方法〉
基本的には私の勉強法は受講ガイドに従って進めました。
基礎講座は講義をただ視聴するだけ→テキストを読む→メモを取りながら講義を視聴の順番で1周としていました。過去問は1つ1つの選択肢の誤っている理由をフォーサイトのノートに書いていました。問題を解いた後に解説講義を視聴してテキストの該当頁に戻ることをしていると一問で20分位はかかりました。
年金2科目については二神先生が必ず2週はするようにと言っていたので、年金2科目と配点が高い健康保険の3科目は基礎講座の1週を2回行いました。また、二神先生が授業中に必ず1回は自分で再現しておくことと言った内容については再現できるまでノートにその内容を記載していました。
併せて通勤時間中に合格カードをスマホで行っていました。ただ、3月頃までスローペースで勉強していたこともあり、テキスト10までの基礎講座と過去問が終わったのは5月末頃でした。そのため4月頃から焦ってきて、4月以降は今までより一段階ギアを上げて勉強していきました。具体的にはテキスト10まで終わってから2週目の過去問を解き始めました。2回目は1回目で△と×だったところを重点的に説きました。
そして7月からは横断まとめや白書対策等の直前期勉強、加えて1周しか出来ていなかった一般常識2科目のテキストを読んでいました。本来は過去問を解くことの方が優先度は高いと思いますが、一般常識科目は他の科目に比べて過去に出た問題が何度も出る可能性は低いこと、また、白書統計などについては現在の数値や情報を知らないと意味がないので過去情報では役に立たない部分もあると思い、過去問の2周目をするのではなく、テキストを読むことを選択しました。
私はフォーサイト以外のテキストを使用する気が全くなかったので他社のテキストは使用しませんでしたが、自分の力を知りたくて5月以降は月1回、他の予備校の模試を実際に予備校で受けていました。やはり模試を受けることで試験の進め方や自分の力を知ることが出来たので、模試は受けておいて正解だったと思います。特に択一式は時間との戦いにもなるので、集中力を切らさず3時間30分試験を体験するというのは大事だと思いました。
そして、リアルタイム講義(eライブスタディ)はとても役に立ちました。二神先生の分かりやすい説明や覚えやすい語呂合わせ、そして二神先生のトーク自体が面白かったです。リアルタイム講義ではチャット機能があり、通学で授業を受けているような感覚になったり、他の受講生とのコミュニケーションも取れたりして良かったと思います。
〈最後は気持ちと意地〉
他の予備校の模試3回とフォーサイトの模試1回の合計4回模試を受けましたが、いずれも基準点割れの科目有り、かつ択一式は30点台前半の得点でした。そのため自信はありませんでしたが、試験開始の直前まで諦めずにテキストを開いていたこと、また、約1年間頑張ってきた自分自身を信じて試験に臨みました。
その結果、補正無しの基準点割れなしで選択式は余裕有り、択一式は合格点ぴったりで、なんとか1年で合格することが出来ました。勉強したくない日ももちろんありましたが、1年で絶対に合格するという最初の決意を胸に努力し、報われた気持ちで一杯です。
振り返ると択一式は最後までなかなか得点が伸びず悩みましたが、やはり過去問を1問でも多く解くことは大事だと痛感します。私はテキスト01~08までは2回、テキスト09~10までは1回しか出来なかったので、勉強開始時の自分に何か言えるなら過去問をとにかく解けと言いたいです。
そして私が合格した秘訣は2つあったかと思います。1つ目はフォーサイトの勉強方法に従うことです。試験を研究し尽くしている講師が提案している方法は合格への近道だと思います。2つ目は自分で決めたことを最後までやり抜くことです。
私は最初に心の中で決めた通り勉強開始から試験日まで1日も欠かすことなく毎日勉強しました。最後になりますが、二神先生と加藤先生1年間本当にありがとございました。