合格への最短ルート、フォーサイト

【社会保険労務士】 2020年(平成32年度)合格
勉強期間
8ヶ月間
受験回数
初学者(1回目)
職業
正社員(サラリーマン)
年代
30代
性別
男性
■社労士になろう、フォーサイトにしよう



 社労士になろう、と決めたのは2019年の年末でした。社労士という仕事に興味はあったものの当時の仕事も嫌いではなく、妻子がいてそれなりに安定している状況を変化させることに躊躇していました。決め手はより社会のことを知りたいという思いと、妻のやってみなよの一言でした。



 調べてみる限り出題範囲の広い難試験で、必要な勉強時間の目安も1,000時間とあり、自分の性格を考えると仕事を続けながらというのはどっちつかずになる恐れがあったため、会社を辞める決断をしました。



 最短で2020年の8月試験を目指せる状況で、どういう方法で勉強に取り組むのが良いのか、①予備校②通信講座③自学を比較しました。まずこの難試験を自学で取り組むのは難しいだろうということで①か②に。そして、一つの事柄について深めていくというよりは広く浅く知識を定着させていくというスタイルの試験には、通信講座の方が向いている(予備校に行くというコストをかけるメリットが少ない)と考え②通信講座に決めました。



 通信講座のサンプル教材を数社取り寄せ、最終的にフォーサイトに決めました。理由は合格率が高かったこと、教材がカラーで見やすい(覚えやすそう)と思えたこと、教材に絶対の自信を持っているように感じられたことです。バリューセット2(基礎+過去問+直前対策講座)を購入しました。







■受験生生活の基礎は生活リズム



 教材はすぐに届き1月から勉強を開始しましたが、仕事の引継ぎもありまとまった時間がなかなかとれず退職するまでは通勤時間にテキストを読む、ぐらいのことしかできませんでした。それでも4月から頑張ろうと割り切って無理はしませんでした。



 3月末で退職し、まずは8月23日の試験日までのスケジュールを立てるところから始めました。とはいっても、フォーサイトの道場破り内のスケジュール管理ツールに従って進めていくだけでした。



 1日の勉強時間は概ね5時~7時、9時~12時、13時~16時、20時~22時の計10時間、土日は朝と夜のみの4時間としました。規則正しい生活を送ることは好きだったので、睡眠時間を削って生活リズムが崩れないように、起床・就寝・食事時間を固定することを心掛けました。







■まずは講義動画の視聴+テキスト精読+チェックテスト+確認テストで全体把握



 まずは講義動画の視聴とテキストの精読、チェックテスト、確認テストから取り組みました。スケジュール管理ツールの示す進捗に合わせ、例えば基礎講座テキスト01労働基準法の終了予定日が3日後だとすると、①1章~3章、②4章~6章、③7章~終わりというように3つに区切り、また記憶の定着を図るため、1日目は①の範囲の動画視聴のみ、2日目は②の範囲の動画視聴+①の範囲のテキスト精読、3日目は①の範囲のチェックテスト+②の範囲のテキスト精読+③の範囲の動画視聴、4日目は②の範囲のチェックテスト+③の範囲のテキスト精読+テキスト02の①の範囲の動画視聴……、、、というようにできるだけ複数日に渡って、同じ科目(章)に取り組めるように工夫しました。



 講義は労働保険科目と年金科目の授業は二神先生、健康保険と一般常識科目は加藤先生が担当されていましたが、どちらの先生も「とにかく今はわからなくても良いから先に進みましょう」と仰っていて、完全に理解できなくても大丈夫だと思え、安心して進めていくことができました。







■そして、過去問



 4月・5月で基礎講座10科目の講義動画の視聴とテキストの精読、チェックテスト、確認テストを一通り終え、6月から過去問講座に入りました。過去問講座では演習ノートを使用して、ストップウォッチで時間を計りながら問題を解き、1巡目は1問ずつ答え合わせ・解説の確認をし〇・△・×でチェックしていきました。また、他の科目に触れない期間が長くなり過ぎないように、他章のチェックテストと確認テストの2回目も同時平行で進めました(終盤には過去問講座の改正対策編のテキスト精読・チェックテスト、労働経済白書のポイント・厚生労働白書のポイントの精読も同時に終えました)。



 過去問講座では試験までの残り時間を考え、講義動画の視聴はほぼしませんでした。その代わり間違えた問題やうろ覚えの箇所は必ずテキストで確認し、理解しづらい箇所は基礎講座の動画を視聴しなおしました。すると、基礎講座段階では頭を素通りしていた解説が「そういうことか!」と合点がいったり、ここは確かに重要だなと思えたり記憶の定着に役立ちました。



 この段階ではもちろん全く歯が立たない問題もありましたが、一問ずつ答え合わせをしていくスタイルだったので、同じような問題では解けるようにもなり、試験では同じような箇所を論点にすることが多いんだなと身をもって感じることができたことにより、2020年試験も全く手の届かないものではないと思え、モチベーションアップにつながりました。







■やるべきことを明らかにし、やりきる



 過去問講座1巡目は7月中旬に終わり、そこからは直前対策講座の白書・統計対策or選択対策編or択一対策編+単語カード+確認テストというセットを7月末まで、そして8月からは過去問2巡目+単語カード+確認テストを行いました。過去問の2巡目は前問の解説が次問に影響を与えないよう、採点・解説の確認は章ごとにすることにしました。またここでも単語カードと確認テストを同時に続けることで毎日少しずつでも全科目に触れ続けるということを大切にしました。このことは結果的に横断まとめ編のテキストを行うような効果があったと思います。科目ごとの違いに気づいたり、つながりに気づいたりすることができました。



 過去問2巡目を終えたタイミングで残り10日。このタイミングで過去問講座に付属の模試に取り組み、翌日採点・復習を行いました。結果は択一式の総合点のみ1点基準に届かない、という結果でしたが、本当に今年の合格も不可能ではない!とポジティブに受け止めました。



 残り8日の段階で最後にとっておいた過去問講座の予想問題集(選択式・択一式)を4日でやりきり、最後の4日間であれもこれもとならないために、試験前日までにやることを改めて書き出しました(①過去問の3巡目(2巡目で間違えたorあやふやなもののみ)、②予想問題集の2回目(1回目で間違えたorあやふやなもののみ)、③確認テスト全て、④チェックテスト全て、⑤法改正対策編確認テスト、⑥白書統計対策編)。前日終了時点で上記を全て行え、すっきりした気持ちで当日を迎えられました。



 また勉強以外の部分で、テキストの合格必勝編には助けられたことを追記しておきます。このテキストのおかげで、当日までどう過ごせば良いのかわかり、勉強に集中できたように思います。







■歓喜!



 当日持っていくテキストは横断まとめ編のみと決めていたので、朝食時や試験会場移動中・移動後に最後の確認を行い、試験を迎えました。午前中の選択式試験の労働一般常識の科目で「なにこれ?!」という問題が出て、確実に解けたと思えた選択肢はなかったので、全く楽観視できない状況でしたが、択一式は手ごたえを感じながら最後まで粘れました。



 自己採点の結果、労働一般常識の基準点が下がれば…という状況だったので合格発表当日まで全く落ち着かない気持ちでしたが結果は、、労働一般常識の基準点が2点に下がり、合格!!本当に嬉しい瞬間でした。







■フォーサイトのおかげです



 本格的に始めてから5か月弱という短期間で合格ラインまで達することができたのは、フォーサイトのテキストがとにかく“試験合格”にフォーカスし、洗練されたものであったからだと思います。また、講義の動画も、「ここは今の段階でわからなくても大丈夫です」という言葉で励まされ先に進めたり、気づくと二神先生のゴロ合わせが頭に残っているなど振り返ると気が利いているなと思わされるものでした。



 このテキストと講義動画という2本の柱を軸に、全体を網羅的にチェックできるチェックテスト、ゲーム感覚で何度でも挑戦しようと思わせる確認テスト、選択肢を選ぶ問題だけでは定着しきれない単語や文章の正確な記憶に最適な単語カード、などなど充実した学習メニューによって肉付けされていきました。そして決め手はやはり過去問講座だと思います。過去問講座なくして合格はあり得なかったと思います。また教材だけでなく、受講ガイドや入門編、合格必勝編なども、私のような初学者には非常に助けになりました。



 まさに合格への最短ルート。合格できたのはフォーサイトのおかげだと思いますし、フォーサイトを選んで本当に良かったと思います。これからも勉強を続け、人の役に立てる社労士になりたいと思います。ありがとうございました。

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