合格ラインに達することを目標にしたら本当に宅建に35点で合格

【宅地建物取引士】 2018年(平成30年度)合格
勉強期間
8ヶ月間
受験回数
初学者(1回目)
職業
正社員(サラリーマン)
年代
30代
性別
男性
この度は、宅地建物取引士試験に無事合格することができました。合格ラインの35点でした。安堵の気持ちと、1点の重みを強く感じております。

私は宅建業でも金融業でもない、多業種の会社員です。当然、この資格を取得しておく必要性はないのですが、将来的に持っていて損はないと思っておりましたし、不動産業界は以前より興味が持っていました。

また、金融業であった父の影響も受けたかもしれません。父は2回程チャレンジしたみたいですが、惨敗したので、息子がその雪辱にと。当資格の参考書は書店にたくさん出ておりますが、それで単純に独学して合格するほど根気もモチベーションも続かないと判断し、フォーサイトを受講しようと決意しました。

通信教育自体、初めての経験です。割高な受講料は自己投資だと思い、割り切って挑戦しました。テキストに入る前に、窪田先生の講義DVDを1通り見てから、参考書→過去問へと進みました。

テキストや講義DVDは「道場破り」アプリでスマートフォンに全教科をダウンロードして、いつでもどこでも閲覧できるようにしました。いざ、テキストを開いてみると、知らない用語や単語でちんぷんかんぷん。業界の者でないので当たり前です。

なので、いろいろとイメージしながら暗記していきました。例えば、重要事項説明。インターネット上に、「重要事項説明書」のサンプル様式のようなものを見つけ、実際に買主となって説明を受けるようなイメージを働かせました。

そしてテキストにある重要事項が、実際の書類のどこに記載されているのか、といったリンク付けを行うことで覚えることができました。

また、都市計画区域内における用途地域規制については、これもまたインターネットに市内の用途地域マップが公開されており、自宅、職場、およびよく行く場所がどの地域に属しているか、また逆にどの用途地域に実際何が建てられているか、などを確認することで理解を深めていきました。

個人的な意見ですが、どんな教材でも100%理解するのは難しく、それはフォーサイトについても同様だと思っています。しかもフォーサイトは合格ラインに達するレベルのことしか書かれていないので、やはり、過去問の精読や徹底的な理解が大切です。

それを補うため、前述のようにインターネットも活用しました。フォーサイトが70%の正当率を目標としているなら、80%を目標に勉強をするべきです。十分気を付けていてもケアレスミスで落とす可能性もなくはないので。

10月に入ると、本番を想定して全科目少しずつ、毎日過去問を解くようにしました。朝と昼休みの計1時間を、「法令上の制限」と「その他法令」、夜帰宅して夜ご飯までの2時間を「権利関係」、寝る前の1時間を「業法」といった具合です。

全科目行うことで、記憶の定着がより深まりました。どうしても覚えられない箇所は、箇条書きでノートにメモしていました。合計5ページ程。試験直前で確認するのに大変役に立ちました。試験後は正直自信はなく、自己採点もしないまま結果発表を迎えました。

結果論ではありますが、通信教育は自分にあっていたと思います。日々仕事に忙しく、なかなか時間を作れない方やモチベーションを保つのが難しい方にオススメです。

辛い時期もありましたが、最後まであきらめずに勉強を続けられ、結果もついてきたので本当によかったです。ありがとうございました。

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