得意分野ができれば余裕をもって宅建に合格!

【宅地建物取引士】 2019年(平成31年度)合格
勉強期間
7ヶ月間
受験回数
2回目
職業
正社員(サラリーマン)
年代
20代
性別
女性
1.自分について

不動産関連の部署に異動したことを機に何かしらの資格を取得することを決意。万一職を失っても最低限食うことができる可能性(需要)と難易度のコスパを掛け合わせ、まずは宅建を目標とした。法、不動産、建築、いずれの事前知識も皆無。暗記が嫌いで読解は得意。

2.4~5月

そろそろ手を付けようと思いつつ教材を選ぶのに迷う。結局選ぶのに疲れ、上司が資格取得に使っていたフォーサイトを申し込むが、勉強する気にならず置いておく。

3.6~8月

ようやく開封。6~7月はほぼ何もせず、8月から本腰を入れる。教科書を読むのはどうも進まなかったので、いきなり問題集から手を付けることにした。丸暗記するのも気が乗らなかったので、一般常識に照らし合わせながらまず問題を解いていき、解説を読んで、解説でも理解できなければ教科書を読み、「どうしてそうなるのか」を学習。加えて、例えば「不動産業に対してだいぶ厳しい目を向けている法律なので、基本的に客に有利で業者に厳しい選択肢が答え」など、業法の感覚も学んでいった。8月末ぎりぎりに宅建業法の問題集を解き切る。

4.9月

流石に焦りはじめ、遊びを減らして土日の内半分くらいは費やし、問題集を進めた。法令上の制限、その他の法令の問題集を終え、9月末の時点で民法の問題集残り2/3。

5.10月

ほぼ問題集は一巡していたためそこまで不安に思わず受けた10月初週の模擬試験で27点(合格基準点37点)を叩き出し絶望する。まだ問題集は一巡しかしておらず、民法に至っては解ききりすらできていなかった(勉強開始時は、問題集は全て2周はしたいと思っていた)。「どうしてこうなるのか」の理解ばかり重視して、「覚えよう」としていなかったことに気付いたため、民法の問題集を捨て、遅れながら暗記に手を付ける。諦めかけ、本気になるのが遅すぎた自分の呪いつつ、毎晩枕元に教科書を置き、スマホアプリの「道場破り」を始めて死ぬ気で追い込む。

当日、手応えはなかったが自己採点で合格基準点をクリア。

6.所感

宅建は大勢が受け大勢が受かっている試験なので、どこか甘く見ていたところがあった気がする。実際は(高度に専門的とまでは言えないまでも)生半可な気分では当然に受からない、「難」といえる程度の問題ばかりであった。

模擬試験での27点は大きく民法での加点に拠るものであり、合格に至ることができたのは残り二週間の暗記の追い上げのためだ。苦手な暗記が重要になる民法以外の部分は「合格不可能」状態であったが、教科書とアプリの活用で「合格可能」までどうにか引き上げることができた。苦手分野があっても、フォーサイトだけで合格ラインに持っていくことまでは十分できる。その上で、何かしら得意分野ができれば、上乗せして余裕をもってラインを上回れる程度の成績を収めることができるのではないだろうか。

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