高校生の内に持っておきたい資格

高校生のうちに資格を取得しておけば、「ライバルに大きな差が付けられる」というのは、本当でしょうか。
答えは「YES」です。高校生でいるうちに、趣味ではなく「仕事に役立つ資格」を取得しておくことは、いろいろなメリットがあります。
けれども、いざ資格を取得しようと思っても、数多くの種類があるので、どのような資格を選べばいいのか迷ってしまいますよね。

そこで、ここでは、実際に当社の資格講座の中から、高校生の方に「取得してよかった」と人気が高い資格をご紹介します。迷っている方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

高校生のうち資格を取る必要性とは?

高校生のうちに資格を取得する必要性やメリットには、どのようなことがあるのでしょうか。資格には「就職に役立つ資格」と「入試に役立つ資格」がありますが、ここでは「就職に役立つ資格」をご紹介します。

数多くのライバルに差を付けられる

高校生のうちに資格取得をおすすめする最大の理由は、「数多くのライバルに差を付けるため」です。

厚生労働省の調査によると、高卒求人数と内定者数は、年々増加しています。企業の高卒求人は、6年前と比較すると2倍です。中小企業のみならず、大企業が高卒求人数を増やしています。近年では、大卒ではなくても自分の希望する職業に就きやすくなっているといえるでしょう。

しかしながら、大学進学をせずに高卒で就職を希望する人も増えています。つまり、ライバルも多くなっているということなのです。そのため、高卒で就職を考えている人は、ほかの人よりも一歩先に行くために「自分の持っているスキルの証明」となる資格が必要になります。

「自分のやる気」を証明できる

資格を取得しておくと、就職の際に有利になります。高卒で何かの資格を取得しているからといって、即戦力として認められ優遇されるということではありません。有資格者も無資格者も、同じように仕事の現場で多くのキャリアを積むことが求められます。

けれども、資格を取得するにはお金も時間もかかります。まだ遊びたい年齢の高校生なのに、勉強をして資格を取得したという「意欲」が評価してもらえるのです。また、「その資格に合格できるだけの知識を得た人材」としての証明にもなります。

就職して社会人になってから、仕事と資格の勉強の両方をするのは大変です。働かないでもいい高校生のうちに挑戦したほうが、勉強時間も多く取れるでしょう。

高校生におすすめの資格とは?

高校生でも取得可能な資格には条件があります。

  • 受験資格に年齢制限や大卒・高卒などの学歴がないもの
  • 試験日が年に何回かある(1年に1回だけの試験だと、在学中に取得できない可能性も)
  • 受験料が高すぎない
  • 資格取得後、そのスキルを高卒でもいかしやすい業界であること
  • 高卒求人が多い業界であること

高校生のうち取得したいおすすめの資格

前項で挙げた条件をクリアしている資格の中から、特におすすめの資格2つをご紹介しましょう。

簿記がおすすめの理由

正式名称日商簿記検定
資格種類国家資格
分野会計・財務
認定団体日本商工会議所,各地商工会議所
試験形式筆記
受験資格学歴・年齢・性別・国籍に関係なく受験可能
試験日簿記2・3級:2月・6月・11月の年3回
受験料簿記3級:2,850円
簿記2級:4,720円
簿記1級:7,850円
受験者数(第151回)49,766人
合格者数(第151回)6,297人
合格率簿記3級:平均30〜40%
簿記2級:平均20〜40%
簿記1級:平均10%
フォーサイト合格率(第151回)35.5%
偏差値2級:58
3級:47
簿記の詳細情報

簿記は、男女ともにはば広い世代に人気の高い資格です。簿記は経理や会計などの仕事に就きたい人にとっては不可欠の資格ですが、それだけではありません。簿記は会社に出入りするお金を把握し、帳簿を理解するだけではなく、お金の流れがわかるので、自社や取引先の経営状態までわかるようになるのです。そのため、営業職などにも必要な知識になります。

簿記の資格は、日商簿記・全商簿記・全経簿記の3種類がありますが、就職に役立てるのであれば、企業から信頼度が高く一番評価されている日商簿記がおすすめです。3級〜1級までありますが、企業で評価されるのは2級以上になります。高校生のうちに3級は取得しておきましょう。

ちなみに、日商簿記3級合格に必要な時間は100〜150時間ほど、2級は150〜300時間ほどは必要だといわれています。個人の知識や学習のスピードによっても異なるので、勉強スケジュールは余裕を持って考えましょう。

簿記が高校生におすすめの理由

2018年のニュースで、佐世保の女子高生(3年)が、合格率5.9%という超難関の「簿記1級資格」に合格したニュースが、世間を賑わせたのはまだ記憶に新しいですよね。簿記1級になると、税理士試験の受験資格を得られます。女子高校生は「勉強を重ね20歳で税理士になる」夢を持っているそうです。

簿記3級は基礎知識レベルですが、工業簿記も加わってより高度になる2級レベルを取得するとさらにスキルを高く評価されます。そして、1級を取得すれば、佐世保の女子高生のように税理士・公認会計士も目指せるのです。将来の仕事の選択肢が広がりますね。

そこまでの高いレベルではなくても、事務職・経理・会計などデスクワークの仕事に就きたい人には簿記資格は役立ちます。会社でPCソフトを使うにしても、簿記の知識は必要なのです。また、経済学部・商学部などの大学・短大を目指す場合、学校によっては推薦入試で活用できます。

日商簿記試験は、1年間に3回(2月・11月・翌年の6月)あり、3級2,800円、2級4,630円と受験料もリーズナブルなので、高校生でも受験しやすいでしょう。


危険物取扱者乙種4種類がおすすめの理由

正式名称危険物取扱者乙種4類
資格種類国家資格
分野工業
認定団体都道府県知事
試験形式マークシート
受験資格特になし
試験日随時
受験料4,500円
受験者数(平成30年)240,102人
合格者数(平成30年)93,667人
合格率(平成30年)39.0%
偏差値45
危険物取扱者について詳しくはこちら

危険物取扱者という資格をご存じでしょうか。危険物の取り扱いには、細心の注意が必要になります。そのため、知識を持った人間だけが扱えるようにした国家資格が危険物取扱者です。危険物取扱者資格は、甲種・乙種・丙種の3種類があり、それぞれに取り扱うことのできる危険物の種類は異なります。

3種類の中でも一番人気があり、受験者も多いのが「乙種4類」(乙4)資格です。一番身近な危険物を取り扱うことができ、資格取得者の求人も多いため仕事に直結しやすいのが理由でしょう。乙種4類で取り扱いが可能なのは、可燃性液体で代表的なものにガソリンがあります。

ガソリンなどを取り扱う企業は多いため、働く場所がたくさんあるのも魅力です。乙種4類の合格率は、30%前後と決して楽に合格できる試験ではありません。しかしながら、初学者でも十分に合格を目指せる資格です。内容が充実した講座を選択し、きちんと勉強計画を立てて挑戦してください。

危険物取扱者乙種4種類が高校生におすすめの理由

危険物取扱者乙種4類の資格は、仕事上必要に迫られて受験する中高年齢層が多く、比較的受験者の年齢層が高いのも特徴です。まだ、10代の高校生が資格を取得していれば、即戦力として扱われないにしても「4種の知識とスキルを持っている若い人材」として、評価されるでしょう。受験料も4,600円と、国家資格ながら挑戦しやすい金額なのも高校生に向いています。

また、高校生のうちから受験していることでやる気も認めてもらえます。高卒の就職で人気があるのは、女性は事務職や窓口業務などが多いのですが、男性の場合はいわゆる「ガテン系」の体力勝負仕事が人気です。給料が高く、独立起業が可能なのも理由でしょう。

危険物取扱者乙種4類の資格取得者の求人は幅広く、ガソリンスタンド・石油会社・化学系メーカー・タンクローリードライバー・自動車整備工場・薬品会社などがあります。いわゆるガテン系とはまた異なりますが、体力が必要とされる資格なので若い男性にはぴったりでしょう。

試験の回数も多く、受験勉強の平均時間は1〜2か月なので、計画的に勉強すれば一発合格も可能です。また、試験は中学・高校で学ぶ物理や化学などの知識も必要なので、まさに現役の高校生には勉強しやすい分野です。乙種4類に合格すれば、ほかの「類」の資格を取得する際、試験の2科目が免除になるのもメリットです。

まとめ

10代のうちに、資格を取得することにはさまざまなメリットがあります。一番遊びたい年齢なので、友人や恋人との付き合いを減らさなければならないというデメリットはありますが、その分、高校を卒業してからの人生に資格は強い味方となってくれます。

企業から、「頑張って時間を割いて勉強をした若い人材」として有望視してもらえるところもメリットでしょう。若いうちに資格を取得しておけば、それをベースにさらに関連資格を取得し、20代・30代には活躍の場を広げることができます。資格は、頭の柔らかい若い高校生こそ、挑戦する価値があるといえるでしょう。