頭スッキリ! 1分間の瞑想で、集中力が劇的アップ!?

勉強に集中できないとき、即スイッチが入る“瞑想術”とは

集中力が続かないと、受験勉強が進まずイライラしてしまいますよね。今回は、受験勉強に集中できないとき、1分間で効果が出る“瞑想術”をご紹介します。
瞑想は、正しく行うことで集中力が高まるだけでなく、ストレス解消、記憶力アップ、意志力の強化にも効果てきめんです。
いつでもどこでも簡単に行えるので、空き時間やエレベーターの中、休憩時間などに、さっと瞑想をして仕事や勉強、日々の生活に役立ててくださいね。

初心者でもできる、簡単「呼吸瞑想法」

では、早速始めましょう! 今回、ご紹介するのは初心者でも始めやすい、呼吸に意識を集中する“瞑想”です。

  1. まず、背筋を伸ばして座ったら、目を瞑り、できるだけ自然な呼吸をします。
  2. 息を吸うときは、空気が鼻孔から鼻の頂点を通って、気道を抜け、お腹に辿り着くまでを追跡します。このとき、鼻の入り口に空気が触れる感覚や、鼻の穴を空気が上っていくときの温度、気道を空気が通る感覚、空気でお腹がふくらむ感覚を意識します。
  3. 息を吐くときは、反対にお腹が縮む感覚から始まって、気道を通り、鼻孔から空気が出てゆく感覚までを意識します。
  4. 1分間、呼吸以外のことはすべて忘れてしまうくらい呼吸に集中します。

呼吸は長く、深く、滑らかに……

実際にやってみると分かりますが、呼吸に集中すればするほど「今夜の夕飯は何にしよう?」、「ちょっと甘いものが食べたいわ」と、どうでもいいことが頭に浮かんで「無」になりきれない自分に戸惑います。でも、初心者にとってそれは当然のこと。気にせず呼吸を意識し続けましょう。

ある程度慣れてきて、呼吸を意識できるようになったら、初歩的な集中力がついてきた証拠です。できるだけ呼吸を長く、深く、滑らかにするようにしていくと、心と体が落ちつき、頭が冴えわたってくるのが分かります。

瞑想で超常体験ができることも

ここでは、初めての方向けに「呼吸を意識する」と書いていますが、意識する範囲が小さければ小さいほど瞑想力は高まります。例えば鼻の入り口や、気管の入り口など、息が通ってゆく道のどこか一点に集中する感じです。

東大卒の僧侶 小池龍之介さんによれば「完ぺきな一点集中が実現すると、強烈な歓びに包まれたり、自分の過去が見えたり、浮遊感覚を得たりという超常体験ができる」のだとか。まあ、超常体験とまではいかなくとも、1分間の瞑想で緊張感や焦り、迷いやイライラが消えて気分が澄んでくるので、だまされたと思って試してみてくださいね。