昨年10月の出産以後とってきた、宅建の勉強の仕方を説明します

性別女性
年代30代
職業主婦
昨年10月に子供を出産し、初めての子育てと宅建の勉強を両立しなければならない、という厳しい状況の中で受験したのですが、フォーサイトのおかげもあり一発合格をすることができました。

皆さんご存知でしょうが、子育てには昼も夜もありません。

けっして受験勉強するには適しているとはいえない状況のなかで、合格することができたのは、やはりフォーサイトの教材が優れていたからだと思います。

しかし、どんな優れた教材であってもそれを上手に活用しなければ何の意味もありません。活用の仕方は人それぞれだと思いますが、私は以下のように活用しました。


勉強は1月から開始しました。項目ごとに勉強し、確認テストは「道場破り」のスケジュールに則って、大体2週間に一度のペースでを提出していきました。

9月中には全確認テストを提出し終え、10月は模擬問題や予想問題、本試験に合わせたテスト形式で勉強していました。これが大まかなスケジュールです。


■勉強の仕方は──

まず確認テストの範囲までの講義CDを聴きました。内容がある程度理解できるまで何度も聴くのが理想です。

次に『過去問』を解きます。しかし、1巡目は内容も『過去問』も全く理解できませんでした。

ここで最初の大きな挫折感を味わいますが、いずれ分かるようになるだろうとプラス思考で乗り切り、どんどん先へ進んでいきました。『過去問』は問題ごと覚えてしまうくらいの勢いで何度も解きます。

確認テストがすべて提出し終えた時には、テキストを2巡したことになります。この頃になると自分の分かるところ、分からないところがはっきりしてきます。

しかし、分からないところばかりを突っついていると、理解していたはずのところまでできなくなってくるので、あまり深入りしないようにしないといけません。


■具体的には──

宅建業法は比較的簡単で『過去問』でも正解しやすかったが、権利関係はどうしても難しいので時間がかかってしまいなかなか進むことができませんでした。

しかし権利関係ばかりをつついていると、理解していたはずの業法まで忘れていってしまうので、権利関係ばかりに時間を割くのをやめたのです。

10月に入り、本試験に向けての時間を計り、実践的な勉強方法に変更しました。項目別に勉強するのではなく、模擬テストなどを活用し、テスト形式で時間をはかり問題集を解いていきました。ここで利用した問題集は「過去10年本試験問題集」と「宅建予想問題集」です。

結果、大体80分程度で試験問題を仕上げることができるようになりました。しかし得点は平均30点。合格点にはまだ少しとどいていませんでした。

最初のうちは、慣れない子育てと、内容の全く分からない勉強であまり身が入りませんでした。しかし「こんな苦痛は1年で充分。何年もやってられない!」、「合格したら温泉につれてってもらおう!」と自分を奮い立たせてなんとか持続させました。

1ヶ月ほど経ってくると、だんだん脳や体が勉強体質になっていくようで、少しずつ勉強に身が入るようになってくるのです。そうなってくると、不思議なことに内容も理解できてくるのです。

春になると、子供も成長し、寝ているだけではなく「はいはい」をするようになり、目が離せない状況になってきたので、勉強する時間は子供が寝ている時だけとなりました。

しかし今度は「夜泣き」による睡眠不足で睡魔との戦いになり、なかなか勉強がはかどりません。

そこで、眠いときには無理せず寝て、たとえ5分でも10分でも勉強できる時間をみっけては勉強をするようにしました。「どうしよう、これしか時間がない」ではなく「(細切れではあるけれど)時間がとれた、よしやるぞ!」と短時間に集中して勉強していました。

本試験まで1ヶ月をきるとさすがにアセってきましたが、せっかくここまで頑張ってきたのだから頑張ろうと自分を慰め、試験後のやりたいことリストを製作しました。

この時期は、子供が比較的よく眠る夜中の2時頃から明け方の5時くらいを勉強時間にあてていました。

試験会場には余裕をもって行きましたが、あまり早くに会場には入らず、緊張感を持続させるために開始5分前くらいに席につきました。

まわりが何をやっていようが自分が得点できれば合格できるのだからと、あまり周りのことは気にせずモチベーションを上げて試験に臨みました。

模擬試験をこなしている段階で、時間は充分間に合うことが分かっていたので、焦らずにむしろ時間をかけて丁寧に問題を読み、解答することを心がけました。その結果、見直しは4、5題しかできませんでしたが、正解率は上げることができたと思います。

合格するために一番大切なことは「合格するぞ」という強い意志を持つということだと思います。そして勉強を続けるということ。

この「続ける」というのが一番難しいことかもしれませんが、フォ一サイトを信じ、努力すれば必ず結果はついてきます。私がそうだったように。

優れた教材に出会うことができ、本当に幸せでした。大変お世話になりました。ありがとうございました。
0おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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