お金に関わる資格5選

最近「お金」に関わる資格が脚光を浴びています。相次ぐ社会状況の変化が原因で、「老後は年金だけでは暮らしていけるのか」「ずっと安定した収入を得られるのか」「仕事の方法が今までより大きく変化してしまうのでは」など、不安を抱えている人が増加中の現代。その不安解消の手段として、役立つ資格を取得しスキルアップを図る人が増えているのです。

お金に関わる資格はいろいろな種類があります。この記事では、複雑なお金の仕組みを熟知して将来に備えることができる資格や、資格を取得することでキャリアアップや収入アップに役立つ資格などをご紹介しましょう。

お金に関わる資格には何がある?

おすすめしたい「お金に関わる資格」をご紹介しましょう。

自分の生活に関わる「FP」資格

最近注目を集めているのが、仕事にいかせるだけではなく、自分の生活に関わるお金の知識を身に付けられるFP(ファイナンシャルプランナー)です。貯蓄・税金・年金・保険など、はば広い分野の「お金」の知識が身に付きます。
【特徴】
・男性、女性両方に人気がある
・難易度は「中」くらい
・平均的な学習期間は約半年

仕事にも将来の生活にもいかせる「宅建」資格

「宅建」は、不動産取引業には不可欠の国家資格。不動産業界はもちろんのこと、住宅メーカー・金融業界などでも役立つ資格で毎年受験生が多い人気資格です。
【特徴】
・男性、女性両方に人気がある
・難易度は結構難しい
・平均的な学習期間は約半年〜1年

年齢が高い層に人気の「マンション管理士」資格

「マンション管理士」は、マンションに関するさまざまな知識を持ち、管理や計画などに関わる諸問題を解決に導く、マンション管理のエキスパートです。

【特徴】
・男性に人気がある(受験者の年齢層が高い)
・難易度は結構難しい
・平均的な学習期間は約1年

転職・就職に有利「危険物取扱者」資格

いろいろな危険物を取り扱い管理することができるのが「危険物取扱者」の資格です。いろいろな現場でニーズがある資格なので取得していると就職や転職に有利になります。

【特徴】
・男性に人気がある
・難易度はやや易しい
・平均的な学習期間は数か月〜半年

末長くいろいろな場所でいかせる「医療事務」資格

病院やクリニックで受付やレセプト(診療報酬明細書)を作成する資格です。安定したニーズがあり、勤務先や働く形態の選択肢が豊富。特に医療機関で歓迎される診療報酬請求事務能力認定は、取得することで末長くいかせます。

【特徴】
・女性に人気がある
・療報酬請求事務能力認定は難易度が高い
・平均的な学習期間は半年

お金に関わる資格「FP」

正式名称 ファイナンシャル・プランニング技能士
資格種類 国家資格
分野 金融
認定団体 厚生労働省
試験形式 筆記、マークシート、口頭、面接
受験資格 FP3級:誰でも受験可能

FP2級:以下のいずれかに該当する人
1)3級FP技能検定の合格者
2)FP業務の2年以上の実務経験者
3)厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
4)日本FP協会認定の「AFP認定研修」を終了した人

FP1級:以下のいずれかに該当する人
1)1級学科試験の合格者
2)CFP資格審査試験の合格者
3)CFP認定者
試験日 FP2級〜3級の試験日:年に3回(5月・9月・1月)に実施
FP1級の実技試験日:年に3回(2・6・10月)実施
受験料 FP3級
学科:3,000円
実技(個人資産相談業務):3,000円
実技(保険顧客資産相談業務):3,000円

FP2級
学科:4,200円
実技(個人資産相談業務):4,500円
実技(保険顧客資産相談業務):4,500円

FP1級
学科:8,900円
実技(資産相談業務):25,000円
※各非課税
受験者数(2021年5月) 2級 学科試験 26,799人 実技試験 20,608人
合格者数(2021年5月) 2級 学科試験 14,902人 実技試験 13,739人
合格率 FP3級:学科試験83.25%、実技試験76.65%
FP2級:学科試験55.61%、実技試験66.67%
FP1級:-
フォーサイト合格率(2021年5月 FP2級) 92.8%
偏差値 38〜57
ファイナンシャルプランナー・FPについて詳しくはこちら

FPがおすすめの理由

FP(ファイナンシャルプランナー)とは、「人が生きて行くうえで関わってくるさまざまなお金」に関する知識を持っている人です。その知識をもとに、顧客の将来設計に必要なお金のプランを立て、実現に導きます。

具体的には、金融・税・不動産・住宅ローン・生命保険・年金などのはば広い知識を持ち、顧客が望む将来のラフスタイルに合わせてアドバイスやサポートをする仕事です。生きているだけで関わってくるそれらのお金の問題は、一つ一つが難しくて理解を深めるのは大変。けれども、FPがいれば自分にあった無理のない「オーダーメイドのお金プラン」を立ててもらえるのです。

FP資格は、金融 ・保険・不動産などさまざまな業界で歓迎されるために就職や転職にも役立ちます。また、身に付けた知識は、自分や家族の人生設計を立てるときにも大いに役立つのです。

FPを取得するメリットは?

FP資格のメリットは「複雑で理解が難しいお金に関する知識」を持てることです。そのため、FP資格保有者は、金融や保険などの業界で知識を役立てることができます。けれども、FP資格のメリットはそれだけではありません。
仕事に役立つだけではなく、自分や家族の人生の資金計画を立てることができるのです。

家計管理・子どもの教育資金・老後の生活設計・資産運用・税金・保険・相続など、生活に関わるお金のプランを立てるのは知識を持っていないと困難です。けれども、個人情報なので気軽に誰にでも相談することはできません。自分でFP資格を持っていれば、自ら計画・管理ができます。お金のいかし方に熟知していれば、老後も安心して迎えられるでしょう。

現代は、将来に関するさまざまな悩みがつきまとう時代。給料が上がらない、年金の減額や今後の消費税アップが心配、感染症拡大対策のための新しいライフスタイルが不安など、要因はたくさんあります。そんな社会情勢の影響で、キャリアアップや転職に役立てるだけではなく、自分の将来を守るために資格取得で知識を身に付けたいとFP資格に挑戦する人が増えているのです。

お金に関わる資格「宅建」

正式名称 宅地建物取引士
資格種類 国家資格
分野 不動産
認定団体 国土交通省
試験形式 マークシート
受験資格 学歴・年齢・性別・国籍に関係なく受験可能
試験日 毎年10月の第3日曜日
受験料 7,000円(非課税)
受験者数(令和2年) 168,989人
合格者数(令和2年) 29,728人
合格率 17.6%
フォーサイト合格率(令和2年) 23.9%
偏差値 55
宅地建物取引士・宅建士について詳しくはこちら

宅建がおすすめの理由

「宅建」は、不動産業界では欠かせない国家資格。また、建築業界や金融業界でも役立つ資格で、毎年20万人前後の人が受験するほど人気資格があります。宅建資格を取得しておけば、就職や転職の際に歓迎されたり資格手当が貰えたりなどのメリットがあるのです。

宅建の資格は、土地や建物などの不動産取引業務には不可欠です。また、不動産管理などを行っている会社や金融・保険系の企業でも歓迎されます。宅建は国家資格でありながら、受験資格がありません。学歴・年齢・経験など一切関係なく、自分が決意するだけで気軽に受験できるのも魅力でしょう。

宅建では民法を勉強します。そのため、「宅建は法律系資格の登竜門」といわれているのです。その後、法律に関係する資格を取得する際に、いいステップになります。合格率は約16%程度で、5人に1人しか受からず簡単な資格ではありません。けれども有資格者は、資格手当をもらえたり転職の武器になったりなどメリットも多いのです。挑戦する価値のある資格といえるでしょう。

宅建を取得するメリットは?

宅建試験を役立てられる不動産・金融・保険などの業界は、いわゆる手堅い業界でトレンドによって大きく左右されることはありません。安定している業界なので、キャリアアップを狙ったりより条件のいい職場へ転職をしたりする際に、武器となる資格取得をしていたほうが得なのです。宅建は一度取得すれば「一生もの「となる資格なのも魅力。頑張って取得する価値はあるでしょう。

また、宅建は仕事に役立つだけではありません。自分で家を建てる、家を購入する際に役立つのです。宅建試験では資金・納税計画などを学ぶので、自分がいざ不動産を購入しようと思った際にその知識がいかせます。また、優良な不動産業者かどうかの見極めもできるでしょう。もちろん、家や部屋を借りる際にも知識は活用できます。不動産仲介業者に対しても、交渉を有利に進められることもあるでしょう。

不動産(住まい)は、買うにしても借りるにしても生涯にわたって必要なものです。宅建は、その不動産や税金などに関する知識を得られる資格。仕事にもプライベートにも役立つので、ぜひ取得を目指してください。

お金に関わる資格「マンション管理士」

正式名称 マンション管理士
資格種類 国家資格
分野 不動産
認定団体 国土交通省
試験形式 マークシート
受験資格 年齢・性別・学歴など資格の制限はなし
試験日 試験日:例年11月の最終日曜日
受験料 9,400円(非課税)
受験者数(令和2年度) 12,198人
合格者数(令和2年度) 972人
合格率 8.0%
フォーサイト合格率(令和2年度) 25.9%
偏差値 62
マンション管理士について詳しくはこちら

マンション管理士がおすすめの理由

マン管(マンション管理士)という資格をご存じでしょうか。一般的に周知されている資格ではありませんが、マンション管理のプロフェッショナルになる資格として、今注目されています。
現代は、10人に1人が分譲マンションに住んでいる時代。特に現代は、新築マンションを建てるよりも、中古マンションをリフォームやリノベーションするほうが注目されています。マンション管理は新築でも中古でも必要です。
また、以前新築マンションブームの際にどんどん建設されていたマンションが、時を経て大規模な修繕・修理が必要となる時期となりました。そんなマンション事情を迎えている今、施設の修繕・修理はもちろん、高齢者・災害・感染症対策などさまざまな問題に対応できるプロへのニーズが高まっています。

マンション管理士は、マンション住民によって構成される理事会をサポートし、問題解決のためのアドバイスを行うマンション管理のコンサルタントです。理事会や業者などと接するために、社会人としての知識や常識、経験も必要なために人生経験の豊富な中高年層に人気があります。

マンション管理士は国家資格ですが、受験資格はないために誰でも受験できます。資格を取得していればマンション管理業界への転職に有利になるだけではなく、将来的にほかの取得を併せ持ち、コンサルタント業などで独立開業をすることも可能でしょう。

マンション管理士を取得するメリットは?

マンション管理士試験の合格率は、8〜9%。簡単に合格できる資格ではありませんが、計画的に勉強すれば合格を狙えます。国家資格の中でも受験者の年齢層が高いのも特徴です。退職後の第2の人生のために取得する人が多いからでしょう。また、マンション管理士は、コンサルタント的な要素が強いためにある程度人生のキャリアを積んだ人が向いているという理由もあります。

定年後の将来を考え、会社に勤めながら早いうちからマンション管理士資格を取得する人も少なくありません。さらに、管理業務主任者・宅建など学ぶ分野が重なる資格や、行政書士など不動産分野も扱う資格を取得すれば、独立開業により有利です。

また、マンション管理士試験で得た知識は、自分がマンションを購入する際にも役立ちます。建築・設備・修繕やマンション管理組合運営のコツなどを学ぶため、自分のマンションライフに生かすことができるのです。

お金に関わる資格「危険物取扱者」

正式名称 危険物取扱者乙種4類
資格種類 国家資格
分野 工業
認定団体 都道府県知事
試験形式 マークシート
受験資格 特になし
試験日 随時
受験料 4,500円
受験者数(令和2年度) 30,305人
合格者数(令和2年度) 12,629人
合格率(令和2年度) 41.7%
偏差値 45
危険物取扱者について詳しくはこちら

危険物取扱者がおすすめの理由

危険物取扱者とは、さまざまな施設にある「危険物」を取り扱ったり管理したりする際に必要な資格です。危険物とは、ガソリンなどの石油類や薬品類などを指し、取り扱う危険物の種類によって、資格は甲・乙・丙の3種類に分かれます。中でも「乙4」と呼ばれる「危険物取扱者乙種4類」は、はば広い分野の仕事に直結しやすいために人気が高いのです。

乙種4類で取り扱うことができるのは「ガソリン」。非常に身近な危険物です。資格取得者はさまざまな現場で求人があります。ガソリンスタンド・石油会社・化学薬品メーカー・タンクローリードライバー・自動車整備工場・公共施設の整備管理ほか、いろいろな場所で歓迎される資格です。資格取得者には資格手当が付くこともあり、上記のような職場で働くのであれば、取得したほうが役立つでしょう。

危険物取扱者を取得するメリットは?

危険物取扱者の試験は、甲乙丙の種類によって受験資格が異なります。甲種の受験は条件がありますが、乙種と丙種は年齢・学歴・経験に関係なく受験することができます。乙種4類の試験は人気が高いのですが、合格率は約30%程度。1種・2種・3種・5種・6種の役60%と比較すると難しくなっています。もともと物理や化学に関する基礎知識があると勉強がスムーズに進みますが、この分野の知識に自信がない人や勉強時間が十分取れない人は効率よく学べる通信講座で勉強するほうが合格への早道です。

危険物取扱者乙種4類資格はガソリンスタンドや塗装・燃料関係、化学や薬品メーカーや工場などはば広くニーズがあります。景気やトレンドには関係のない分野の仕事のため、有資格者へのニーズは比較的安定しているといえるでしょう。危険物を取り扱うはば広い分野の業界での転職・就職、資格手当・昇級・昇格にもつながる資格なのも、大きなメリットです。

また、危険物取扱者乙種4類は、国家資格でありながらほかの試験と比べて試験回数が多いのも魅力です。都道府県によって紹介は異なりますが、東京都はほぼ毎月、ほかの地域でも年に2回は開催されています。合格のチャンスが多いのも魅力です。

お金に関わる資格「医療事務」

正式名称 診療報酬請求事務能力認定試験
資格種類 民間資格
分野 医療事務
認定団体 公益財団法人,日本医療保険事務協会
試験形式 マークシート,実技
受験資格 特になし
試験日 7月と12月の日曜日・祝日
受験料 9,000円
受験者数(令和2年度) 5,450人
合格者数(令和2年度) 2,329人
合格率 42.7%
偏差値 46
診療報酬請求事務能力認定試験について詳しくはこちら

医療事務がおすすめの理由

医療事務は、病院やクリニックなど医療関連機関で、受付・会計・レセプト(診療報酬明細書)の作成などを行う仕事です。医療事務の資格は、民間資格で非常に種類が多く、難易度や求められる技能にも大きな差があります。数多い医療事務の資格の中でも、唯一の公的資格で、医療現場から信頼度が高いのが「診療報酬請求事務能力認定」です。その分、ほかの民間試験よりも難易度が高くなりますが、診療報酬請求事務能力認定資格取得者は、レセプト作成に関する高いスキルの持ち主として認めてもらえます。

診療報酬請求事務能力認定資格を活かせる現場は多く、求人も安定してあるので、医療事務の資格を取得しようかと考えている人は、同資格を狙うのがおすすめ。就職や転職の際、ほかの医療事務資格や無資格のライバルに差を付けることができる武器となってくれるでしょう。

医療事務を取得するメリットは?

診療報酬請求事務能力認定試験は、「医療事務の最高峰」とも呼ばれている資格です。「医科」「歯科」の2種類がありますが、ともに30〜40%の難易度で、簡単に合格できる資格ではありません。しかしながら、有資格者の給与待遇は、ほかの資格取得者や無資格者よりも平均的に上回っています。

医療事務は、全国の病院・クリニック・歯科医院・介護施設など活躍できる現場が増えています。これから本格的に高齢化社会を迎えるにあたり、医療に関する仕事は多岐に渡って増えていくことが考えられます。医療事務の仕事は、景気や地域には関係しないので、資格を取得すれば長く仕事が続けられるのも魅力でしょう。また、勤務スタイルも正社員・派遣・契約・パート・アルバイトなどさまざまな種類があるため、自分のライフスタイルに合った働き方ができるのもメリットです。結婚や出産で生活が変わっても、再就職しやすいため圧倒的に女性に人気があります。

自分の生活を犠牲にすることなく、ずっと仕事を続けていきたい人にとっては最適な資格です。採用側からの評価や信頼の高い診療報酬請求事務能力認定を狙ってください。

将来に備えて!お金に関わる資格を取得しよう

将来への不安を解消するため、スキルアップして安定した収入を得られるようにしたいと考える人は増え、資格取得を狙う人は増えています。
特に、お金に関る資格は注目を集めているのです。

  • お金に案する幅広い知識を持て、仕事にも自分の生活にもいかせる資格
  • はば広い業界でいかせる資格
  • 資格手当など収入アップや転職にいかせる資格
  • 求人が多く資格取得者を優遇してくれる資格

など、いろいろな種類があります。

今回ご紹介した資格は、フォーサイトでも人気の高い資格です。仕事をしつつ試験勉強をするなら、自分の都合のいい時間に合格に的を絞った効率のいい学習ができる通信講座がぴったりです。ぜひ挑戦してくださいね。