他の資格と難易度を比較してみよう

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簿記とビジネス会計検定はどちらが難しい?

どちらの試験の2級・3級も、難易度はほぼ同じランクです。

「ビジネス会計検定」の試験では、財務諸表の読み方や応用分析について出題がなされます。試験には日商簿記と同じように、1~3級までがありあります。現在のところビジネス会計検定3級は日商簿記の3級と、2級は日商簿記2級とほぼ同ランクの難易度と考えていいでしょう。

しかしビジネス会計検定は、その人気が年々高まり、年々難易度も高くなってきています。両方の資格を目指すみなさんは、これから数年がダブルライセンス取得のチャンスかもしれません。

ビジネス会計検定も、得点70%以上で必ず合格できる絶対試験です。基礎をしっかり固めて試験に臨みましょう。

簿記と宅地建物取引士の試験はどちらが難しい?

日商簿記の2級と宅地建物取引士が、ほぼ同ランクです。

宅建の資格を基準に考えますと、日商簿記の1級は宅建の上に位置する資格、2級は同ランク、そして簿記3級は宅建より易しい資格といえるでしょう。

就職・転職などにこのダブルライセンスを活かすとしますと、簿記も最低2級は取得しておきたいところです。

簿記と宅建の試験対策では、勉強する内容もまったく違います。そのためどちらを先に取得しておく、もうひとつの試験対策がラクになるという関係はありません。ただ、宅建の試験は年に1回だけですが、日商簿記の2・3級には年に3回の受験のチャンスがあります。まず確実に資格を一つモノにしたい方なら、簿記の勉強から始めるべきかもしれませんね。

簿記とFP試験はどちらが難しい?

2級FP技能士は、日商簿記2級よりやや易しいです。 2級FP技能士検定の合格率は35%前後です。

どちらの試験も合格点が決まっている絶対試験であることを考えますと、合格率から見てほぼ同じ難易度の試験と言えそうです。

FPの学習では、社会保険や年金、各種の民間保険、税金などについて学びます。どの科目も、社会人なら関わりのあることばかりです。そのため、はじめは誰もが知識ゼロからスタートする簿記の勉強とはちがい、FPの学習は、「お金」に関心のある方には馴染みやすいということはいえそうです。

ただしFPの資格は、資格を活かせる業種や職種が限られてきます。ここでも資格を目指すことの目的を明確にした上で、これから計画を立てましょう。

簿記と社会保険労務士・行政書士の試験はどちらが難しい?

日商簿記1級と、社会保険労務士・行政書士は、ほぼ同ランクです。

日商簿記2~3級の取得を目指している方が、上位資格の社会保険労務士の資格も同じ視野でとらえることは難しいようです。同じことは行政書士にもいえますし、税理士となりますとさらにランクは上ということになります。

ただ、ほかのページでもお伝えしましたとおり、日商簿記の1級は税理士の受験資格になりますし、2級の知識も税理士の試験対策をラクにしてくれるというメリットがあります。

そして日商簿記1級の難易度は、社会保険労務士や行政書士と同じです。

お伝えしたいのは「資格をどのように活かすのか?」という観点です。税理士、社会保険労務士、行政書士はいずれも開業資格(社労士は勤務も可)で、試験の難易度もほぼこの順番です。簿記2級を取得して税理士を目指す準備とするのか、それとも目指さすのは社会保険労務士や行政書士なのか?簿記の知識はすべての仕事に役立つといっても、それによりさしあたり簿記の資格が必要かどうかの判断は変わってきます。まずはあなたが目指す将来の方向を見定めてください。

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