簿記について

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簿記2級「伝票会計・仕訳日計表」の書き方を分かりやすく解説!

簿記2級、「伝票会計・仕訳日計表」

伝票会計(伝票から仕訳日計表を作成する問題)は、パターンをしっかり身につけることで簡単に解くことができるようになります。今回は日商簿記の試験範囲である「三伝票制」を取り上げ、伝票会計について詳しく解説していきます。

仕訳日計表の作成は、試験でもよく出題されますので、しっかりと理解しておきましょう。

簿記2級、伝票会計とは?

普段の生活でもよく耳にする「伝票」とは、取引を記入した紙(カード)のことです。通常、仕訳帳の代わりとして用いられ、この伝票に取引を記入することを「伝票会計」といいます。

「伝票」には、入金伝票、出金伝票、売上伝票、仕入伝票、振替伝票の5種類があり、そのうちどの伝票を使うかで「1伝票制」「3伝票制」「5伝票制」などに分けられます。なお、日商簿記2級の試験範囲である「3伝票制」は、入金伝票・出金伝票・振替伝票の3伝票を使って取引を記入することを指します。

伝票会計(仕訳日計表)の流れとは

記入した伝票は、仕訳のルールにのっとって「仕訳日計表」に集計します。その後、簿記のルールに則り、「総勘定元帳」に転記をします。

伝票(取引を記入した紙のこと)
↓ 
仕訳日計表(伝票に記入した一日分の取引を集計する表のこと)

総勘定元帳(すべての取引を勘定科目ごとに記録した帳簿のこと)

なお、簿記2級の試験勉強中によく耳にする「伝票会計」と「帳簿会計」の違いは以下の通りとなります。

  • 伝票会計:紙(カード)に取引を記入すること
  • 帳簿会計:仕訳帳に取引を記録すること

日商簿記2級の伝票会計(仕訳日計表)の出題範囲は?

日商簿記2級の試験では、第2問で「伝票から仕訳日計表を作成する問題」や「個別論点」「勘定記入」「連結会計」などの問題が出題されています。「伝票から仕訳日計表を作成する問題」は毎回類似した問題が出ているので、過去問題集を使った学習で出題パターンに慣れておきましょう。

頻出されている出題は、「仕訳日計表・総勘定元帳・仕入先元帳もしくは得意先元帳」を作成する問題です。

伝票会計では必ずといっても良いほど、「仕訳日計表・総勘定元帳・仕入先元帳」または、「仕訳日計表・総勘定元帳・得意先元帳」のどちらかが出題されているので、この問題は満点を取れるようにしておきましょう。

個別論点の対策も重要

最近は個別論点の問題が、頻繁に出題されているので注意が必要です。
伝票会計の学習に加え、個別論点である「固定資産、外貨建取引、有価証券、企業合併・連結会計、銀行勘定調整表、株主資本等変動計算書・商品売買」についても、しっかりと対策をしておきましょう!

伝票会計(仕訳日計表)の問題は難易度が低いって本当?

日商簿記2級試験の第2問「伝票会計(仕訳日計表)」では、似たようなパターンの問題が出題されています。

どのような問題かというと、「仕訳日計表・総勘定元帳・仕入先元帳」または「仕訳日計表・総勘定元帳・得意先元帳」のどちらかです。

また、問題文として、以下のような形で出題されます(著作権の関係で、問題文の一部を変更しています)。

問題文1
山本商店は毎日の取引を入金伝票、出金伝票、振替伝票に記入をし、これらの記録を毎日集計し、仕訳日計表を集計し、この日計表にもとづき関係する総勘定元帳に転記をしている。次に示された同商店の8月1日の取引に関わる伝票記入にもとづいて、(1)仕訳日計表を作成するとともに、(2)答案用紙に示した総勘定元帳および得意先元帳へ転記をしなさい。

問題文2
田中商店は、毎日の取引を入金伝票、出金伝票、振替伝票、仕入伝票、売上伝票に記入し、これを1日分ずつ集計して仕訳日計表を作成し、この仕訳日計表から総勘定元帳に転記している。同商店の平成28年9月1日の取引に関して作成された次の各伝票(略式)にもとづいて、答案用紙の仕訳日計表と総勘定元帳・仕入先元帳を完成しなさい(ただし、仕入先元帳には、一部未記入の取引がある)。(   )の金額は各自推定すること。なお、田中商店の仕入先は長谷川商店、中山商店、岡崎商店のみで、得意先は金山商店と中西商店のみである。

日商簿記2級、試験範囲改定後の「第2問」の出題傾向

平成28年6月以降、3年間に渡って「日商簿記2級」の試験範囲の改定が行われました。
その結果、現在の伝票会計では「3伝票制」のみが試験範囲となっています。「仕訳日計表」の作成は、試験で頻出する問題のため、基本をしっかりと理解し、作り方をマスターしておきましょう。

なお、伝票会計(仕訳日計表)以外では、先に書いた「勘定記入」「連結会計」「個別論点(固定資産、外貨建取引、有価証券、企業合併・連結会計、銀行勘定調整表、株主資本等変動計算書・商品売買)」などが出題されています。

簿記2級、連結会計を捨てるのは危険?

試験範囲の改定が行われる前は、伝票会計や特殊仕訳帳の問題がよく出題されていましたが、試験範囲改定後は個別論点(固定資産、外貨建取引、有価証券、企業合併・連結会計、銀行勘定調整表、株主資本等変動計算書・商品売買)の問題が頻繁に出題されています。

その中でも、平成29年度から新たに加わった「連結会計」は、もともとは簿記1級の試験範囲だった難易度の高い論点です。目を逸らしたくなる気持ちも分かりますが、捨て問にしてしまうのはとても危険な選択なので注意してください。

日商簿記2級試験では、連結会計の基礎的な部分が試験範囲となるため、「一つひとつの連結修正仕訳を理解し、どのようにして積み重なっていくのか」を知っておきましょう。

まとめ

今回は、日商簿記2級の第2問、伝票会計(伝票から仕訳日計表を作成する問題)に注目し、「伝票会計(仕訳日計表)の流れ」「効率的な解き方」「出題傾向」「過去問分析」について解説しました。

平成28年6月から始まった試験範囲改正後、第2問では個別論点に関する問題が頻出しています。しかし、伝票と仕訳日計表は大切な試験範囲です。

過去問題集を使った学習で出題パターンに慣れ、満点を取れるように頑張りましょう。

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