個人バランスシートとは?わかりやすくFP解説

個人バランスシートとは?わかりやすくFP解説

個人バランスシートとは?
目次

個人バランスシートとは

個人バランスシートとは、ある一定時点での個人の資産と負債の状況を表したものです。

キャッシュフロー表の作成により、年次ごとの家計収支は把握できるようになりますが、資産構成までは把握することはできません。

そこで、資産全体の概要を時価で把握し、その調整を図るために企業会計で用いられている貸借対照表(バランスシート、略してB/S)を個人の家計にも取り入れ、家計レベルでも資産構成を把握しようというものです。

バランスシートの内訳

バランスシートは以下の3つで構成されています。そして、それぞれの方法で評価をしていきます。

  • 資産
  • 負債
  • 純資産

資産の内訳

資産は、現金・投資資産・使用資産の3つに種類分けをすることができます。

現金の具体例としては、現金・預貯金・生命保険等です。

このうち、生命保険や個人年金は解約返戻金で評価します。

現金の具体例としては、現金・預貯金・生命保険等です。

このうち、生命保険や個人年金は解約返戻金で評価します。

使用資産の具体例としては、住宅・土地・自動車等です。

このうち、土地や建物は、取引事例または、以下の計算式で売却価格を評価します。

土地:売却価格=固定資産評価額×110÷70

建物:建築後年数で売却価格が変動

例)築年時 100% 3,000万円の場合

築年後3年で40% 1,200万円
築年後10年で30% 900万円
築年後25年で10% 300万円

となります。

自動車や住宅ローンは実際に支払う総支払額は、借入金より大幅に多くなります。しかし、評価額は借入金の残高とします。

例)住宅ローン 3,000万円 1.5%で借り入れた場合、総支払額は、期間30年で3,750万円、20年で3,500万円が累計金額となります。

負債の内訳

負債は、クレジットカード、自動車ローン、住宅ローンなどが該当します。バランスシート作成時のこれらの額をそのまま計上します。

純資産の内訳

純資産は、以下の計算式を用いて算出します。

純資産=資産合計―負債

バランスシートの内訳

バランスシートの例

上記でバランスシートは、資産・負債・純資産で構成することを説明しました。

それでは、具体的にどのような項目を計上していくのかをみていきましょう。

資産 負債
現預金   600万円
MMF   100万円
株式    300万円
マンション 3,000万円
自動車など 100万円
住宅ローン  3,000万円
自動車ローン 80万円
純資産    1,020万円
資産合計  4,100万円 負債・純資産合計 4,100万円

個人バランスシートに関するよくある質問

バランスシートの穴埋め問題について、バランスシートを完成させなければ回答を出せないのでしょうか?効率的に回答を出す方法は無いのですか?

この類の問題は、バランスシートが作成できるかを判断する問題です。したがってバランスシートを完成させなければ、解答することはできません。

バランスシートを作成するときは、どの時点の状況で作成すればよいのでしょうか。

バランスシートを作成するときは、問題の設例に「平成〇〇年〇月〇日現在のもの」、という記載がありますから、バランスシートはその日にち時点のものを作成すればよいです。

提案書作成に係り、バランスシートを作成しようとしていましたが、情報には保険の解約返戻金が書かれておらず、バランスシートが作成できません。どのようにすればよいのでしょうか。

解約返戻金の額が記載されていないため、バランスシートには生命保険契約の数字は計上する必要はありません。