実質2ヶ月で追い上げてFPの問題を解けるようになった

試験の種類2級
性別男性
年代50代
試験年度2級試験2017年(29年度)5月
エリア長崎県
勉強時間300時間
勉強期間6ヶ月間
職業正社員(サラリーマン)
勉強法過去問
商品問題集
受験回数初学者(1回目)
ダブルライセンス行政書士,簿記
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
 会社の突然の事業縮小方針発表により、私の勤務する事業所があと半年ほどで閉鎖されることになり、若い社員や手に技術のある人たちは次々と新たな勤務先を決めていく中、経理・調達といった管理畑を歩んできた齢57歳の私には、なかなか次の勤務先は見つからず、悶々とする日々を送るうち、畳みかけるように、84歳になる老母に認知症が発症、同時に母と同居で行かず後家の私の妹が、統合失調症からの心身症で意識不明の重体、幸いにも2か月ほどで退院できたが、一人で生活できないので、私と家族の住む一戸建ての自宅に引き取り、市役所や自立支援組織やらへの種々の手続・面倒を私が見ることに。また度々実家へ帰省し母の入れる施設を探し、ようやく見つかった認知症対応型グループホームに入所させた頃以降から、「会社員は直接社会とつながってはいない」ことに今更ながら気が付いた。
 公務員から会社員と「組織」に属することが当たり前になっていた私だったが、「組織」に属する人間は、税金、社会保険料は特別徴収など給料からの天引きで、会社がやってくれるため、年間自分がいくら払っているかさえ知らない者が多い。また、自分が働くことによって貢献しているのはほぼ会社の利益であって、仕事にもよるが、直接人に貢献して喜ばれるということは少ない。
 母と妹の種々の社会的手続きをやる羽目になって、こういういろんなことで困っている人は結構いるんじゃないか、そういう人の手助けをすることを仕事にするのもいいかもしれないと思うようになった。
 幸い、元が経理事務系の公務員だったので行政書士登録することができるし、日商簿記2級も持っている。自分で投資信託や株もやっており、財産管理のことなど少しぐらいは人に教えられる程度の知識はある。ならば、そのスキルの証明として2級ファイナンシャル・プランニング技能士/AFPをダブルライセンスとして取得した上で行政書士事務所を開業し、人々のお役に立ちたいと思い今回の受験に至った。
 12月に講座を申し込み、年内に教材が届いたが、母と妹になんだかんだで手がかかり、本格的に勉強を始めることができたのは3月中旬からだったが、事業所閉鎖ですでに無職となっていたため、とにかく伊藤先生の講義を全て視聴し終えることがまず先決と、4月下旬にようやく全部視聴し終え、あとは過去問を徹底的に繰り返しやるだけだと考えたが、繰り返すだけの時間はなく5月上旬に過去問題を一通り終了、残り2週間で講座の予想問題模擬試験、直前の1月試験問題をやり、最後の1週間は図書館に毎日缶詰で、書店で買った別の問題集を1冊やり終えたところで試験日を迎えた。実質の勉強期間は2か月強というところか。
 結果としては、「最初進まず後半猛烈追い上げ型」の勉強となってしまったが、試験当日は前夜の寝不足にもかかわらず、おおむね順調に試験問題を解くことができた。1周しかしていないが、過去問題集のおかげで、試験問題の主旨などを俯瞰することができており、脂汗を流すことはなかった。当日の自己採点でも80点は取れているようだったので、合格発表を心待ちにしていたが予想通り「完全合格」。初回受験でAFPも併せて取得することができたのはやはり貴講座のおかげであり感謝しています。
0おめでとう

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