FPの資格受験が4ヶ月で幕。得た知識が職場でも利用できた!

【ファイナンシャルプランナー・2級】 2018年(平成30年度)合格
勉強期間
5ヶ月間
受験回数
初学者(1回目)
職業
正社員(サラリーマン)
年代
50代
性別
男性
 社会福祉の現場で活動して約30年。社会福祉士・精神保健福祉士として日常生活を送る上で困難な課題を抱えている世帯等を支援している。
 2015年から生活困窮者自立支援法が施行され、生活困窮者の自立相談支援機関の管理者に就任してから3年が経過した。以来、住宅ローンを抱え、生計主体者がうつ病になりキャッシング等の多重債務も相まって生活が立ち行かなくなった世帯や、認知症になりながらも通販や訪問販売を重ね支払い困難な高齢者、中高齢の引きこもりや精神疾患を抱える母子世帯等、様々なケースの支援に当たってきた。2016年度からは生活困窮者自立支援事業の一環である家計相談支援事業にも取り組み、そこでファイナンシャルプランナーの力を借りることとなった。浪費癖のある世帯へのキャッシュフローの作成や生命保険の見直し等、歪んだ家計を整えて行くそのスキルに目を見張ると共に、司法書士とも連携して多重債務の任意整理や自己破産、過払い金返還の請求等、具体的な解決の道筋が明らかになっていくプロセスは、日頃よりなかなか解決の光が見えにくい生活困窮世帯に灯りを照らし、将来の見通しに具体性と確実性が明らかになって、解決事例が日々積み重ねられている。
 そのような中で、私自身もファイナンシャルプランナーの資格取得を志し、フォーサイトの通信課程にチャレンジすることとなった。他の課程を受講した先駆者のテキストも拝読したが、フォーサイトのテキストや教材は、多色刷りで要点も簡潔にまとめられており、読めば読むほど理解が進む。講師のDVDや確認テスト等は、受験に向けたポイントを明確に指摘し、受講から4ヶ月という短い期間であったが、試験に臨む自信が日々の勉強から確実に培われていくことが実感できた。度重なる制度改正により、年金等の曖昧になっていた知識が上書きされ、様々な税制(特に不動産にかかるものや民法・相続)の活用や失業保険の手続き等、日常的な業務にも日々の勉強が役立った。職場のデスクにもフォーサイトのテキストを置き、複雑な相談案件の解決にも活用することができた。
 社会福祉の現場で、ファイナンシャルプランナーの知識が役立つことは、まだあまり知られていない。個人や地域の課題がファイナンシャルプランナーの知識とリンクすることは非常に多い。今後は社会福祉士等のアイデンティティに加え、ファイナンシャルプランナーとしても、支援困難な多問題世帯への支援に力を注いでいきたいと思う。このような機会を与えてくれ、かつ資格取得まで導いてくれたフォーサイトの皆様に感謝したい。

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