60の定年を来年に控えてFP試験合格を目指しました

試験の種類2級
性別男性
年代50代
試験年度2級試験2018年(30年度)5月
エリア山口県
勉強時間600時間
職業正社員(サラリーマン)
勉強法過去問,模試,参考書,提案書
商品DVD,テキスト,問題集,eラーニング
受験回数初学者(1回目)
学習スタイル通信講座
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
2018年5月27日。FP資格試験が終わった。
そして、思った。「数ある通信講座の中で、フォーサイトを選んで本当によかった。」と。
試験直後の合否の実感は、「まず、いける。」。あとは、合格通知が来るのを待とう。(私は、6月のFP協会のWEB上の合否発表は見ていません)

 私が、FP試験を受けようと思った動機は、来年に迫った60歳の定年、65歳までの継続雇用、そして、その後の老後を前に、現実の課題として、お金にある程度専門的に通じてないと、賢い後半の人生は歩めないなと思えてきたことがある。この背景には、①昨年まで元気だった高齢の父母(80代後半)があいつぎ体調を崩し、役所や養老所、保険の手続き、分散した預金の整理の手続きに奔走したこと、また、いざと言う時の葬儀や相続に絡めた税金対策等、何をどうしたら良いか、また、自分自身の年金の活用や資産の運用など、お金の実際を知らないと、切羽詰まって頭を抱えてしまうだろうとの恐れがあったこと、②人生100年時代を迎え、65歳を過ぎても働く際に、幅広い見識で仕事に生きる資格を持ちたい(さらなる再就職につながる)と思ったからだ。この2点がFP受験の主な動機である。

 WEBでFP資格取得の情報を探し、また、知人にヒアリングして、内容&コスパから、フォ-サイトに行きつくのに時間はかからなかった。さっそく、無料案内を取り寄せ、講師がスタジオで熱弁を振るい、テキスト画面にカラーリングするDVD形式が頭に入り易く自分に合うことを理解し、直前対策込みのDVDフルセットを注文した。

届いた試験対策の資料は、ボリュームがあり一瞬当惑したが、全体をざっと見て、使用者の書き込みまで考えたテキストでなるほどと納得し、さっそく勉強の一歩を踏み出した。まず、悩むのはスケジュールだが、WEB支援サイトの「道場破り」のスケジュール機能を使い、私は、そのスケジュール通りに進めて行った。これは、お奨めの機能だ。進捗度も見える化でき、達成感を常に得ることができて、モチベーションの維持に大いに役立った。

資料は、1)基礎知識編、2)FP提案書作成編、3)過去問編、に分かれる。そして、試験直前には、4)本番模試編があった。それぞれに体験があり、人生の糧になった。
1)基礎知識編は、テキストは全体知識を網羅、DVDは試験を意識した「選択と集中」がなされている。スケジュールに沿って進め、毎回、目から鱗で大いに勉強になった。講師も滑舌で、なにより熱意が伝わり、自然と「自分もやらねば」の気になった。勉強時間確保が課題であったが、自分は片道1時間の電車通勤者で、この時間をフル活用した。スマホ動画はありがたい。休日に、DVDをとにかく観て全体を掴んで、電車で繰り返しスマホ復習をする。これは、役にたった。復習につぐ復習。これが合格のポイントだと思う。(逆に言うと予習はいらない)
2)FP提案書編は、自分がまさにFPになり、顧客に最善のライフプランを提案する、ある意味、将来の自分の姿とその真剣勝負の取り組みである。顧客の教育、住宅、老後のライフプランを考え、キャッシュフロー表の作成を通じ、あるべき貯蓄の姿や不足課題への対応策、保険の見直しなど、やりがいがあった。初期の知識不足の段階では、「どうしよう」と途方に暮れたが、フォーサイトのテキストとスケジュールを信じてやれば、知識がまずまず増えた段階で、苦労はしたが手応えを感じた提案書を作れたと思う。自分は、10月開始の、5月試験コースだったので、正月休み(私の会社は10日間休み)の2日を使い提案書を作ろうと決めていた。インターネットの関連情報も参考にし、朝から深夜までの約2日で完成した。なお、提案書作成は先送りしなくて良かったと思っている。なぜなら、後半の、過去問テキストの取り組みや本番模試で、時間がかかるからだ。後進の皆さんは、是非、早めの着手をお勧めする。
3)過去問編は、慣れるまではひっかけ問題等で苦労したが、回数を重ねるにつれ、試験の一定のパターンに慣れてきた。私は、過去問の取り組みの、第一回目は問題と解答を精読、二回目は実際に解く、三回目はできなかった問題を再度解く、をした。最終的に、五回は繰り返したと思う。私は、フォーサイト以外の参考書や問題集はしていない。合格には、フォーサイトをしっかりやり切ることが王道であると断言できる。
4)本番試験1ヶ月前に、まさにベストタイミングで送られて来た、本番模試編に取り組んだ。所定時間内に問題に取り組む形式だが、DVD講師の指導に基づき、インチキせず、時間を守り取り組んだ。ここでの気づきは、問題への時間配分と捨ての覚悟である。最初は、これが、難しく、合格点(6割)に届かなかった。しかし、フルセットコースは3回分の模試があり、徐々に慣れていき、最後は、ギリではあるが合格レベルまで持っていけた。模試は取り組んでつくづく良かったと思う。これをしていなかったら、時間切れで不合格になっていたと思う。

最後は、追い込みで、会社を三日休み総復習をした。これは、効いた。特に、フルコースには、学科・実技・計算問題のまとめ総集版があり、かゆいところに手が届く、ありがたいコンパクトなまとめ書であった。何割かは、このまとめ書から出題されたと思う。

そして、5月の試験の本番当日。席は一番前。あの独特の一発勝負の雰囲気で試験が開始された。やはり、緊張するもので、出せたのは通常の実力の7~8割のイメージであり、試験はあっという間に終わっていた。しかし、フォーサイトをやり切った自信が、本番合格の6割は突破したな、の、感覚は残った。そして、あえて、合格通知が来るまでは、FP協会のWEBの合格発表は見ずにおこうと思っていた。

7月。ポストに合格通知が届いた。努力した者が感じる嬉しさがあった。

DVDで、講師が言う様に、「予習はいらない。スケジュールを守って復習を。これが合格の秘訣!」が、今でも思い出される。59歳は、世間では初老と言うが、挑戦する者に年齢は関係ない。また、ものの忘れやすさは、問題の○、×の内容の「なぜか」の理解と、復習回数でカバーする。要は、努力だ。そして、フォーサイトの導きのおかげだ。

フォーサイト、DVD講師の方に、心から感謝しています。ありがとうございました。
0おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



◀合格体験記へ戻る