FPに一発合格できたのはフォーサイトの通信のおかげです

性別男性
年代30代
職業正社員(サラリーマン)
勉強法参考書,提案書
商品CD,テキスト,費用
試験科目タックスプランニング,不動産
学習スタイル通信講座
 FPに興味を持ったのは、仕事柄、お客様からFP関連の質問をされることが多いこと、また自分の仕事に幅を持たせたいと思ったことがきっかけでした。
 当初は通信講座を受講する気持ちは全くありませんでした。というのは、かつて資格試験でビデオ講座を受講して痛い目にあっていたからです。以後、「自分には通信講座は向かない。生の講義でなければ合格できない」という先入観を持ってしまいました。
それでもフォーサイトの通信講座を受講したのは、経済的なことが理由でした。ひとつの講座に10万円以上のお金を払えるほど余裕はなかったからです。  
 実際にFP講座を受講してみると、「今の通信講座はこんなに充実しているのか」と感心しました。正直、私はどんな専門学校であれ、通信講座というモノにはあまり期待していなかったのです。
テキストは、いかに受講生が学習の量に圧倒されずに、挫折することなく、最後まで受講を終えられるよう気を配っているかが窺えるような構成だったと思います。
質問に対する回答の早さも好印象でした。講義内容に関する質問は少なくとも一週間以内には回答を頂きました。前述の「ビデオ講座」では、回答が2〜3週間しないと手元に届かず、回答の内容も質問の趣旨から外れたものが多かったので、大いに失望していました。フォーサイトの通信講座は私のイメージをがらりと変えてくれるものでした。
 受講開始は前年の秋でした。ひとつのテキストを終えるのに3週間以上はかけていたと記憶しています。社会保険制度は苦手で、結局、1ヶ月以上かかってしまいました。仕事柄、タックスプランニングと相続事業承継は慣れ親しんだ分野だったため、ともに1週間もかからなかったように思います。
 大事なのは、毎日勉強すること、1日に1時間でも30分でもいいから机に向かう時間を作ることだと思います。1週間に1日だけ、まとめて10時間近く勉強したときもありましたが、その後何日も勉強していないと、学習した内容が記憶からどんどん抜け落ちてしまっていたので、少しずつでもいいから毎日勉強する方がいいと思います。
こう書いているといかにも計画通り勉強して、何の困難もなく本試験に合格したかのような印象を持つかもしれませんが、実態は惨憺たるものでした。
 例えば、受験前にはテキストを2回勉強し直すつもりでしたが、結局できませんでした。全部のテキストを一通り読み終えた頃には、本試験まで1ヶ月を切っていたので、本試験までに全分野を復習するには、各分野のテキストを4日に1冊のペースで回さないと間に合わないようになっていました。苦手の『ライフプランと資金計画』は、結局1週間以上かけても終わらず、90ページほどで挫折、思わずカッとなって、金融資産の分野は丸々切り捨ててしまいました。不動産の分野は20〜30ページ読んでお終いにし、相続事業承継の分野も丸々切り捨てです。
 本試験の2日前までは「絶対受かるわけがない」と、半ば自暴自棄になっていましたが、前日になって「模擬試験でも受けるつもりで行こう」と開き直り、冷静さを取り戻しました。  
 それでも合格できたのは、復習してない分野の問題でも、4択問題を2択にまではなんとか絞り込めたこと、そして、こうした苦し紛れの解答が予想外に当ってくれたことが原因だったと思います。もちろん、運だけで4択を2択にまで絞り込むことは不可能だったと思いますが……。ただ、受験終了後、テキストを確認すると、自分が苦労して2択にまで絞り込んだ問題は、テキストをちゃんと復習していれば難なく「1択」にまで絞り込める問題ばかりでした。
 本試験への日程がこれほどきつくなったのは、市販の分厚い受験本を購入して勉強量を増やしてしまったからです。   受講を始めてすぐの頃、テキストや講義CDで分からない時に、他の参考書なら理解できるかもしれないと考え、全部で300ページ以上あるような市販本を思わず購入してしまったのです。これが失敗でした。
その参考書には、テキストにも載っていないような細かい事項がずらずらと書き込まれていました。その一つ一つが自分には重要なように思えたのです。テキストの余白にびっしりとメモし、それがたくさん勉強した感じを自分に与え、自己満足を覚えました。しかし、徐々にメモ書き自体を目的にするようになってしまい、テキストの本文にある基本事項を覚えることをしなくなってしまいました。一冊のテキストを終えるのにも非常に時間がかかるようになっていました。「これでは間に合わない」と気づいたのは3月半ばごろだったでしょうか……。  
 今なら自信をもって『合格に必要な知識は、テキストに充分詰め込まれているので余計な参考図書は必要なし』とはっきり言えるのですが、不安のあまり、当時はそんな心境にはなれなかったのも事実です。   ただ、金財のFP技能検定教本だけはある程度役に立つと感じました。その教本を読んで、テキストでは今ひとつ理解できない文章の意味がすんなり分かった経験が何度かありました。初学者が手を出してよい、数少ない参考書のひとつだと思います。もちろん、この本ついても深入りは禁物だと思います。ちなみに、私はその本を近所の図書館で借りて読んでいました。
 日程をきつくした他の原因に、提案書作りに時間をかけすぎたこともあります。「100点満点」の提案書を作ろうとしても所詮は不可能です。FPの本来の仕事を考えれば、提案書に時間をかけるのはよいことでしょうが、「試験の合格」を第一に考えると話は別です。合格を「ゴール」と考えれば、提案書は所詮「通過点」に過ぎません。提案書の細部にこだわると時間がいくらあっても足りませんし、提案書に関わっている間はテキストに戻ることもできません。受験資格は得られたとしても合格からは遠のいてしまいます。  私は、提案書作りに2月上旬から着手して1ヶ月かけて完成させました。今思うともう少し割り切って作ってもよかったのでは、と思っています。
 結果、5月実施のFP2級試験に、初受験ながら合格することができました。FP講座スタッフの皆さん、講師の先生方、ありがとうございました。

●講座選択で迷われている方へ──
 どこの学校で勉強しようと、ちゃんと勉強しさえすれば、合格は可能です。ただ、最小 の費用で効果をあげたいならば、フォーサイトの通信講座はおすすめできます。合格に 必要なノウハウは充分詰まっていますから。
1おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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